かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(53:ネパール再び編-第十二章)

2009-02-22 10:48:34 | 旅行
-ネパール8日目-
トレッキング6日目。
5時半、ヒマラヤの山々に囲まれて眠りからめざめます。
標高3,700mということでさすがに寒いです。ということで、起きてからしばらく、周りの山々に太陽が当たるのをテントの中で待ちます。
そのうち頃合いをみて、テント場より20~30m高いモレーンの背に上がって、三脚をセットします。
そして、日の出とともにバチバチ写真撮影です。
(が、朝の明るさをうまくとらえきれずに、いい写真は撮れませんでした。)
西のアンナプルナ・サウス周辺が特に美しく太陽に照らされます。
寒いのを我慢して待った甲斐がありました。






【離れた2つのロッジの間に私たちのテントが小さく見えます】

気がすむまで写真を撮って、テント場に引き返すと、すでに紅茶が運ばれていました。
でも、相棒はまだ寝ています。
やがて、朝食が運ばれてきました。
今朝は、お好み焼きと玉子焼きです。

食事を終え、しばらく休憩してから8時半頃、いよいよ最終目的地へ向けて出発です。
本当に気持ちの良い、いい天気になりました。


【アンナプルナ・サウス(7,219m)が正面に迫ってくるようです】


【後ろを振り返ると逆光のマチャプチャレです】

表面に少し雪が残っているモレーンの上をゆっくり、ゆっくりと歩を進めます。
少し歩いては休んで、写真を撮りながら徐々に高度を上げてゆきます。
ふと気づくと、少しずつ息切れがしやすくなったようです。
相棒はフラフラすると言います。
高山病にならないよう、おそるおそる、ゆっくりとした足取りで上っていきます。
 

【ちょいと一休みして、アンナプルナ・サウスをバックに記念写真です】

この標高では、こういう風に一旦地面に腰を下ろすと、立ち上がるのがおっくうになります。これも軽い高度障害なのでしょう。


【ガンダルバ・チュリ(6,248m)】

高度を上げるにつれ、次第に青い空が広くなっていきます。
360度の大パノラマです。
空と山だけです。
そしてついに、アンナプルナⅠ峰(8,091m)が正面に見えてきました。
圧巻です!

【アンナプルナⅠ峰】

やがて少し行くと、ベースキャンプのロッジが見えてきました。

【モレーンの中央やや左がロッジ、正面の山はアンナプルナ・サウス】

こうして、正午前に最終目的地アンナプルナBC(ベースキャンプ)に到着です。
ガイドブックによると標高4,130mです。
富士山よりも高いところに来ました。
自己新記録です。

【ルート図】
≪つづく≫