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資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-93.積み立てをやめて預金を引き出せ

2010-05-04 02:17:35 | 企業支援
資金が苦しくなったらまず積立預金をやめよう。そしてピンチになったらすべての預金を引き出すこと。


資金繰りが苦しくなったら、まずはじめにすることは積立預金をやめましょう。積立預金とは資金に余裕があるときにするものです。

金融機関から融資を引き出すためには積立預金を維持しなければと思われている企業も多いですが、積立と借り入れは無関係で、積立をやめたとしても融資にはなんら影響がありません。

次に、借入金の返済が滞りそうな場合は、すべての預金を引き出してしまいましょう。


【積み立てをやめても融資に影響はない】





すべての預金を引き出そうとした場合、問題となるのは「拘束預金」です。
拘束預金とは、金融機関が債権の保全を図る目的で、借入金の返済が済むまでその一部を預かるもので、「にらみ預金」といわれることもあります。
拘束預金を引き出すことで、今後の融資が受けられなくという心配も出るのは仕方ありませんが、それほど苦しい資金繰りになってしまったら、次の融資はないと考えておいたほうが無難です。


拘束預金を理由に金融機関が貸し剥がしなどをしようものなら、法的対抗も念頭に交渉してみましょう。拘束預金は、ただ銀行の要請によるもので、法的根拠のあるものではありません。まして、違法となる可能性のほうが高い取引です。まずは、旧大蔵省通達で建前上は禁止されていること、独占禁止法の優位的地位の濫用に該当する可能性もあることを念頭に交渉しましょう。


【拘束預金を引き出すこともできる】


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