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9月17日(土)
秋田県立大学の公開講座が「カレッジプラザ」で行われました。
今日の講座は、秋田県立大学の生物資源科学部の主催で、
テーマは「秋田に新たな価値を生みだす私たちの挑戦
~秋田から魅力的な食材を!!~」です。
はじめに、オリエンテーション的に、「秋田県農業の位置づけと課題」をテーマに長濱教授が講義。
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そして、その後3つのテーマで准教授がそれぞれ講義します。
その1.県大発、牛肉の美味しさを再発見
~日本短角牛の新たな生産体系と高品質な赤身肉を目指して~
その2.ツクネイモが魅せる潜在能力に賭ける
~アグリビジネス学科のチャレンジ~
その3.目指せ!イキチゴ特産化
~多様な人々と織りなす赤い宝石の物語~
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まずはじめに、長濱教授による「秋田県農業の位置づけと課題」。
秋田県農業、日本でも屈指の農業県のように見えていて、
実は米に依存しすぎているために、以外に野菜などの園芸は強くない実情。
【克服すべき課題】
1.魅力的な産物の商品化
2.周年型産地づくり
3.出荷時期の延長
4.市場向けと加工向けの両立
[マーケティングの4P]に置き換えるなら・・・
1.魅力的な産物の商品化[商品力:Product]
2.周年型産地づくり[商品力:Product]
3.出荷時期の延長[流通力:Place]
4.市場向けと加工向けの両立[流通力:Place]
・・・価格(Price)とプロモーション(Promotion)は、
上の解決に引き続いて、次なる課題として浮かび上がってくるでしょう。
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日本の農産物を取り巻く経営環境【脅威】。
「地球温暖化」「バイオエタノール原料」「穀物価格高騰」
そして、「貿易自由化の要求」・・・
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続いて、「県大発、牛肉の美味しさを再発見~日本短角牛の新たな生産体系と高品質な赤身肉を目指して~」を、濱野准教授が講演。
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多くの牛肉は、黒毛和牛に代表される、きれいなさしの入った牛肉。
黒毛和牛の生産のためには生産環境が重要となり、大潟村などの平坦地では生育は不可能。
そこで、着眼したのが短角牛というさしの入らない牛肉の生産。
しかも、その牛を資源循環型肉用としての生産実現のため研究中。
ここでの課題は、
・資源循環型牛肉の需要掘り起こし
・消費者に受け入れられる品質の肉質
難しいチャレンジとなりそうです。
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味覚について。
キムカズ、味覚は5感で決定付けると決め付けていましたが、
違う見方もあることを教えてもらいました。
ヒトが感じる美味しさの要素
味覚=科学的要素、物理的要素、経験的要素
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そして、今日の講座は試食が各コース出てびっくりです。
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続いては、「ツクネイモが魅せる潜在能力に賭ける~アグリビジネス学科のチャレンジ~」と題して、
吉田准教授が講義。
ツクネイモとは、ヤマノイモの一種で大館市が産地日本一の実績を誇る隠れた産品。
これの産地化のため食材原料としての活用を研究中。
こちらも試食が出てびっくり。
ツクネイモを混ぜて作った「プリン」と「杏仁豆腐」。
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最後の講義は、「目指せ!イキチゴ特産化~多様な人々と織りなす赤い宝石の物語~」と題して、
今西准教授が講義。
キイチゴの特産化。
ここでの試食は、なんと多恵要蔵が作ったケーキ。
美味しさ間違いなし。すっぱいキイチゴは新しい味覚と感じました。
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キイチゴを特産化するまでのロードマップ。
事業推進イメージができていることに感心。
1)秋田県で生産
→2)産地化・キイチゴ文化の創造
→ 3)特産化・ブランド化
→ 4)キイチゴ文化の定着
そして、このロードマップを推進するために必要なものが、
何よりも関わる人々の明確化とそのネットワークの構築。
それぞれの機関が、それぞれの役割を認識・共有し、
真摯にこの事業の成功に向かっていければ、
必ずや成し遂げることができるのではないでしょうか。
そのためには、それをつなぐコーディネート機能が必要なのかもしれません。
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キムカズin秋田サイト
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