秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

秋田に住んでるキムカズが気まぐれなままに書き綴るブログ。さーて、きちんと更新できるかな??

10/24 国指定名勝「旧池田氏庭園」を訪れて

2013-10-24 23:57:02 | Weblog
10月24日(木)
今日は、最近気になっていた大仙市にある「旧池田邸」に行ってきました。
市内に入ると案内看板が丁寧に掲示されていて、初めて行く地でも安心して導いてくれました。
観光振興ってこういうことから始まると思います。うん。


丁寧な案内看板のおかげで難なく到着した「旧池田氏庭園」。
つい先日、平泉へ行って藤原氏の隆盛を勉強したところで、
今日は池田氏について学ぶ。
なんか最近勉強熱心な感があるキムカズ。笑

池田家は、山形県酒田市の本間家、宮城県石巻市の齋藤家と並び、近代における東北三大地主として知られている。
明治時代から昭和初期にかけ、旧高梨村をはじめ秋田県の政治、経済、文化に大きく貢献しました。
庭園は、明治時代末頃から大正時代にかけて完成。
家紋に倣った亀甲形状の独特な地割りを有するとともに、洋館及び大型の雪見灯篭を配する主庭園の景観は類を見ないものです。
 

東北三大地主と言われた池田家の敷地は42.114㎡(約12,700坪)の広さを誇り、
仙北平野の田園風景の中に、広大な六角形の敷地が浮島のように浮かび上がる景観は非常に美しく特徴的です。

総ケヤキ造りの威風堂々たる正門が出迎えてくれました。
  

公開整備協力金として200円払います。
この200円の意味を中に進むにつれ実感として理解できます。
むしろ、200円が高いか安いかというヤボな議論は不要で、
これだけの資源を維持するためには、そこを訪れた人はうむを言わずに気持ちを表すべきでしょう。


通路を進んでいくと、母屋の敷地跡と分かる、基礎が敷き詰められた場所に入ります。
大地主の池田家。当然に百名超の従事者がいたとのことで、相当大きな建物がここにあったことを容易に理解することができました。
 


そして、その母屋に隣接して庭園があります。
これがまた素晴らしい!ってか、すごい!!
庭園を歩いて廻ることで敷地の広さをぐるっと体感するすることができます。
     


そして、歩いていて一番気になったのが大型のこの灯篭。
高さ4m。笠の直径約4mで、笠の面積は八畳間に匹敵。
推定重量は、笠が12トン、全体で24トン、
普通自動車(1.2トン)の20台分に相当。とあります。
この大きさは壮観。一度観るとビックリすること間違いありません。
 

昔むかしの豪農と思って歩いていると、忽然と現れる、最近建てたのかなと思うような
洋館。
旧池田氏庭園内の白亜の洋館は、大正11年(1922年)竣工の秋田県の最初に鉄筋コンクリート建築物(RC建築物)です。
内装を含め、多くの箇所で復元のために多くの職人が尽力してくれたようです。
職人の粋とか、プロ意識の高さとか、日本人の職人のレベルの高さを感じることができました。
 

池田家は単なる地主ではなく、無償の病院や学校経営、そしてその子達への給食の提供等々、
地域づくりを先導していたとのこと。
先日の藤原氏に続いて、今日もむかしの人の偉大さを感じることができた一日でした。





プチ旅行@平泉までドライブ

2013-10-20 07:29:53 | Weblog
10月19日(土)
次男があの甲子園常連校花巻東と練習試合があると聞いて、
その観戦のつもりで向かった岩手県。
時間にも余裕があるし、中尊寺でも観てから観戦に向かおうかと思い、
世界遺産の中尊寺・毛越寺を巡ってきました。
 

《世界遺産》中尊寺とは、
天台宗東北大本山。850年に開山。
12世紀初め奥州藤原氏初代清衡公が前九年・後三年の合戦で亡くなった命を平等に供養し、
仏国土を建設するため造営した。
14世紀に堂塔の多くが焼失してしまいましたが、
金色堂はじめ三千余点の国宝・重要文化財を伝える平安仏教美術の宝庫。
 

 

当時、栄華を誇った平泉。
眼下を見下ろす平野一面に住居があったという。
紅葉にはもう少し早かったようです。
 

さあ、金色堂に到着です。
《国宝》金色堂とは、
天治元年(1124年)の造立で、現存する唯一の創建遺構。
本尊は阿弥陀如来、脇侍に観音・勢至菩薩、さらに六体の地蔵菩薩などが取り巻いている。
堂全体が金箔で覆われ、皆金色の極楽浄土を現世に表している。
内陣は螺鈿細工・蒔絵などの漆工芸や精緻な彫金で彩られ、平安仏教美術の最高峰をなしている。
中央に初代清衡公、向かって左の壇に二代基衡公、右の壇に三代秀衡公のご遺体と、
四代泰衡公の首級が納められている。
 

 

 



続いて、向かったのが毛越寺。
《世界遺産》毛越寺とは、
奥州藤原氏二代基衡公、三代秀衡公が造営した。
当時の伽藍は中尊寺をしのぐ規模。
当時の堂宇は全て焼失してしまったが、堂宇や庭園の遺跡が良好な状態で残された。
境内に広がる大泉が池は、修復整備され平安時代の浄土庭園のすばらしさを今に伝えている。
池に水を引き入れる「遺水」も当時のままで、
毎年5月には「曲水の宴」が催されるほか、
正月二十日に境内常行堂で行われる二十日夜祭では中世芸能「毛超寺の延年」が古代ゆかしく執り行われている。
境内が特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。
 

 

はい。よくあるお約束。(笑・汗)


あ、そうそう、当初目的の次男の練習試合は、
こんな風にじっくり平安時代を勉強してしまったため、
着いたころには試合も終了し、残念ながら観戦できなかったのでした。(汗・焦)


第6回石川理紀之助翁検定が開催されます!

2013-10-19 07:06:46 | Weblog


10月18日付け秋田魁新報。
目指せ!「伝道士」「伝習士」の文字
”なまはげの魅力 PRへ認定試験” ”理紀之助の業績検定通じ学ぼう”
”来月3日、受験者募集”と続きます。

今年で6回目を迎えた「石川理紀之助翁検定」が11月3日に実施されます。
この検定は、忘れもしない平成21年に初めて開催されました。
その仕掛けに携わらせていただいた私、キムカズ。
地域に初めて誕生させることができたご当地検定。
しかも、人物をテーマにした目新しさに一部には懐疑的な方もいたし、
興味を持って取材をしてくれたマスコミもたくさんあった仕事です。
その検定が、今年で6回目を迎え地域に根ざそうとしている。
うれしいと共に、とても思い出深い。

ところで、この記事でうれしかったことが二つありました。
1つ目は、男鹿市の「なまはげ伝道士認定試験」とまさかのコラボで記事掲載されたこと。
「なまはげ」といえば、男鹿市観光のシンボル的存在。
全国からお客様が訪れる男鹿。
その知名度抜群の「なまはげ伝道士認定試験」と肩を並べて記事となったことは至極の喜び。

そして2つ目のうれしかったこと。
「なまはげ伝道士認定試験」「石川理紀之助翁検定」の二つの検定が、同じ11月3日の実施されるということ。
11月3日といえば「文化の日」で祝日。
そして、秋田県最大の農業イベント「県種苗交換会」の会期中でもあります。
石川翁検定に携わっていた当時、私も11月3日の実施にはこだわりがありました。
この日は祝日で受験者にとって受験しやすいこともありますし、
季節的にも寒さ厳しさにはまだ大丈夫。
さらに、何より石川翁が創設した種苗交換会の会期中に石川翁検定を実施することの意義は大きいと考えたからです。
そのこだわりある11月3日に、県内のお隣同士の町でご当地検定が開催される。
受験者の皆さんはそれぞれの思いを込めて、「伝道士」「伝習士」の認定を目指して試験に臨むことでしょう。

ところでこの日、11月3日はキムカズも石川翁検定の受験者として参加します。
いよいよ石川翁伝習士の資格取得に挑戦です。
検定当日の模様をこのブログで紹介することができる日がいまから楽しみにしています。

皆さんも11月3日、「なまはげ伝道士認定試験」 と 「石川理紀之助翁検定」のどちらかを受験してみてはいかがですか?



10/6 湯沢市「うどんエキスポ」

2013-10-07 22:47:28 | Weblog
10月6日(日)
湯沢市で開催された「全国まるごとうどんエキスポ」に行ってきました。
一昨年前の模様はこちら。


このチケットでうどん3杯がいただけます。
年々嗜好を凝らして、バージョンアップしているこのお祭り。
イベントそのものだけで十分な勉強になります。
 

さて、キムカズ夫婦のうどん三昧は・・・
始めは「水沢うどん(群馬県)」です。
つけ麺でした。十分なコシがあり、うまうまです。
   

2杯目、こちらは「氷見うどん(富山県)」。
うん、うまい。間違いない。


つぎ、3杯目。
「塩ホルモンうどん(茨城県)」。
にんにくの香り、美味しいホルモン。美味かった。
   

4杯目、「吉田うどん(山梨県)」です。
 

会場内ではうどんのみならず、各種イベントも。
音あり、ダンスあり、街の賑わいがとってもいい雰囲気。



ちょっと寄り道をして、このまつりを機に開発されたうどんスウィーツを。
「稲庭牛乳入りうどんみたらし味サンデー」。
  

そして、このイベントで外せないのがボランティアの力。
地元の高校生が精力的に活動していました。
リサイクルステーションや、列の最後尾を案内したり、
ブースへの勧誘をしたり・・・
大変好感が持てる子供たちの頑張り。
あ、聞くところによると、スタッフTシャツの色で学年に分かれているとのことでした。
    

さ、うどん、うどん。。。
5杯目は、「伊勢うどん(三重県)」。
温玉をかき混ぜて食べるタイプ。
美味いに決まってる!間違いない。
   

そして、最後6杯目は「長崎五島うどん(長崎県)」。
数年前長崎県へ行く機会があったのですが、
予定していた五島列島渡りが悪天候で断念した事があり、
五島の味を味わいたい思いでここを最後に選んだのでした。
   

いなにわん。
実は・・・私、「いなにわん」の命名者です。
・・・って、同じ発想の人は多く、数百人が命名者になっているはずです。
秋田ノーザンハピネッツの「ビッキー」もイケてますが、
「いなにわん」も負けず劣らず、かわいいです。
子供たちの人気を独り占めでした。


今日一日、湯沢市の商店街は10万人はいるかというほどの大勢のお客さんでにぎわいました。
いまのご時勢、秋田の地方でこれだけの集客力あるイベントがあるとは・・・
大曲の花火の次じゃないかと思うほどの盛況ぶりでした。


帰り際、市内の老舗で大手酒蔵である「爛漫」さんで酒蔵開放がされていたので、
ちょっと社会科見学をして帰路につくのでした。


最後におまけ。
帰りの路程で寄った道の駅かみおかのソフトクリーム。
ピントが合っていませんがご愛嬌という事で(謝)。



秋田デスティネーションキャンペーンが始まり、
秋田ではいまあちこちでイベントが開催されています。
この機会に多くの観光客が秋田を訪れてくれることを願う毎日を過ごしています。


ちなみに、一昨年前の模様はこちら。