サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

浸水予測図(クライシスマップとともに歴史と文明を考える度80点)

2011年12月08日 | それでも世界は回る

鎌倉に14m超津波…神奈川県が浸水予測図作成

 


 

 

 

 

 

 沿岸部の津波対策の見直しを進めている神奈川県は8日、鎌倉市でこれまでの想定の2倍以上、高さ14・4メートルの津波に襲われる可能性などを想定した津波浸水予測図の素案を県のホームページで公表する。

 

 予測図は来年3月の完成を目指しており、県内の沿岸市町は、この素案を基に対策を検討していく。

 

 県の見直し作業は今年5月から、外部の有識者らで作る「津波浸水想定検討部会」(部会長=柴山知也早大教授)で始めた。

 

 東日本大震災で想定を上回る津波被害を受けたことを踏まえ、これまで想定してきた地震に加え、歴史上、文献や記録に残っているものの、地震や津波の全体像が十分に解明されていない明応地震(1498年)や、慶長地震(1605年)なども含めて想定した。

 

 発生の頻度は極めて低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす恐れがある「最大クラス」を想定。震源地が不明な歴史上の地震は、県内に最大の津波被害が起きる場所を震源と仮定。この結果、県内で最大の津波が想定されるのは、これまで5~7メートルと見られていた鎌倉市で、慶長型地震が起きた場合には最大14・4メートルの津波に襲われると試算。このほか、約8メートルとされてきた藤沢市で最大10・5メートル、従来1~2メートルとほとんど被害がないと見られた東京湾岸の横浜市や川崎市でも4メートルの試算結果だった。

 

2011年12月8日14時20分  読売新聞)

こういう地図は、過去のデータと現在の地形とかで、パロメーター基準さえあれば、日本全国のシュミレーションが出来るはずだ。
データをどう使うかということだけで、日本の誇るスーパーコンピュータであれば、あっという間にシミュレーションが可能だ。
東北震災での津波の記憶が生々しいうちに、だれもがわが町を想定した方がいい。
鎌倉の想定マップを眺めながら、そうか「鶴岡八幡宮」に避難した方がいいのかと思う。
僕の葉山の家は結構高台にはあるが、14メートルの津波だと、うーんと考え込んでしまったりもする。
火災や、地震や、もしかしたら原発周辺の放射能拡散マップや・・・そういうクライシスマップをグーグルマップと同期させながら、僕たちは地形というものをもっと大きな観点から見直すことができるように思う。
できれば、太古からの地形変動データやウィルス感染シミュレーションなども取り込んで欲しいものだ。

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