サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

局部調理(仰天事件のその後の不可解度80点)

2012年09月18日 | それでも世界は回る

局部調理見せた疑いで書類送検 イラストレーターら4人

 東京都内のライブハウスで5月、切断した男性器を調理して客に食べさせるイベントがあった問題で、警視庁は18日、男性器を提供した神奈川県相模原市のイラストレーターの男(23)ら運営に関わった男女4人をわいせつ物陳列容疑で書類送検し、発表した。

 保安課によると、イラストレーターの男は3月に病院で男性器の切断手術を受け、冷凍保存。4人は5月13日夜に杉並区のライブハウスで、男性器をフライパンで炒める様子を大型スクリーンで約70人に見せた疑いがある。男は「自分で食べるつもりだったが、手術代が高く、金が欲しかった。もっと配慮すべきだった」と話しているという。

 客のうち男女計5人が2万円ずつ支払い、性器を食べた。区民の苦情を受けた杉並区が6月、同庁に男らを告発していた。

以前も、触れたことはあるが、仰天の事件ではある。
もともとは、「男性」「女性」の差異を相対化するといったパフォーマンスアーティストのような「思想」が底辺にはあったようなのだが、「法律」を基準とすると、身もふたもない「わいせつ物陳列容疑」などというものに、ひとくくりにされてしまう。

わいせつ物陳列罪とは、簡単に言えば、「みだらで いやらしい物を人に見せつける罪」である。

そんなもの世の中にごまんところがっており、「定義」はあいまいで、常に時代とともに変わりうるものだ。
切り取った冷凍保存の男性器そのものが「みだら」なのか、あるいはそれを「食する」イベントそのものが「見せつける行為」なのか。

宗教儀式では、「男性器」は豊穣のシンボルとして、リアルに造形され、奉納されたり、祭りで使用されたりする。
問題は、その形状が、アートや宗教シンボルや「大人のおもちゃ」のような玩具的なものではなく、本物であるということなのだろうか・・・。
しかし、人体からすでにきりとられた冷凍物は、「オブジェ」という言い方もできるのではないか。

今回の「仰天事件」で僕がもっとも奇怪に感じたのは、「区民の苦情をうけた杉並区が運営にかかわった4人を告発した」というくだりだ。
こんな閉じられたイベントに対して、苦情など申し立てる区民は、どんな人間なのだ?
まさか、イベント来場者ではあるまいに。余計なお世話と言うものだ。


 

刑法第175条。未遂はありません。

 

法文
「わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した者は、
二年以下の懲役又は二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処する。」
要するに、エッチなものを公然と売ったり、見せたりしてはいけないということです。

 

ちなみに猥褻とは「いたずらに性欲を興奮、または刺激せしめ、かつ普通人の性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反すること」
という定義があります。かなりわかりにくい文面ですが、一般的な「猥褻」の観念とほとんど同じです。

刑法第175条。未遂はありません。

法文
「わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した者は、
二年以下の懲役又は二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処する。」
要するに、エッチなものを公然と売ったり、見せたりしてはいけないということです。

ちなみに猥褻とは「いたずらに性欲を興奮、または刺激せしめ、かつ普通人の性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反すること」
という定義があります。かなりわかりにくい文面ですが、一般的な「猥褻」の観念とほとんど同じです。

 


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