サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

偽装メニュー(舌鼓を打っていたグルメ評論家の大慌て度80点)

2013年10月24日 | それでも世界は回る

中国産を信州そば…偽装メニューやり放題「阪急阪神じゃなくて半信半疑ホテル」

2013/10/23 10:13
 
   阪急阪神ホテルズ(本社・大阪市)が東京や大阪で運営するホテルのレストランなどで、メニューに表示されたのとは異なる食材を使って客に提供していたことが分かった。第一ホテル東京シーフォートや六甲ホテルなど8ホテルに入っている店やホテル以外で運営している4レストランで、47品目ものメニューが7年間にわたって偽装されていた。

思わず本音「お客さまの目にとまるようなメニューにしたいと…」

   東京・品川にある第一ホテル東京シーフォートの1階レストランでは、「鮮魚のムニエル」を実際には冷凍の魚で出していた。大阪の阪急ホテルのレストランは「くらげのレッドキャビア(マスの卵)添え」では、1キロ1万6000円はするマスの卵ではなく3000円前後のトビウオの卵だった。宝塚ホテルのレストランでは絞りたて1400円の「フレッシュオレンジジュース」を、実際は1リットル入り1本500円程度の既製品のジュースを出していた。なかには、産地を信州そばと表示しながら中国など外国産のそば粉を使っていた。

   会社側は22日(2013年10月)の記者会見で、「偽装して何か騙そうみたいなそういう意図はなくて、うまく説明でいませんが…」と口ごもった。知識不足のうえ、調理担当、発注担当、仕入れ担当との情報伝達、連絡ミスだったという。ただ、奥村隆明・総務人事部長は「できるだけお客さまの目にとまるようなメニューにしたいという思いが強いあまり…」とつい本音をもらした。言葉を変えれば、意図的に騙したということになり、この点を記者に詰め寄られると、奥村部長は「偽装といえば、まあ偽装で…」

   食材偽装、産地偽装など何でもありで、多くが安い食材を高級食材と偽って表示していた。

(続く)

こんな偽装は、昔からたくさんあった。
どうせ、この事件の後も、日本中のレストランや百貨店などから、同じような告白が相次いで出されるのに決まっている。
なるべく騒がれているうちに、いっしょに頭を下げてしまった方がいいのに決まっているからだ。

ほとんどの人間は、原材料の違いなどわからない。
まあ、そこの雰囲気と味付けでよしとしてるだけである。
もちろん、騙すことはよくないことでもあるから、今回の事件は業界ごと、改善の嵐が吹き荒れたと言うことだ。

僕にはもっと騒がれていないことで問題だと思うことがある。
こういう食品の偽装問題含め、流通や食品業界の団体やコンサルが知らないはずはないからだ。
材料を運び込む問屋や商社もそうだ。
あるいはブランディングを売り物にしているコンサルやPR業界や業界紙も、一枚噛んでいるかもしれない。
この偽装騒ぎの品目を、「絶品!」などと評していたグルメ雑誌もあるかもしれないし、テレビ番組でタレントが舌鼓をうっていたかもしれない。
きっと今頃、真っ青になっている「先生」や「番組プロデューサー」が存在しているかもしれない。 
 

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