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サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

ガチョーン/谷啓(俳優)/78歳

2010年09月12日 | 毎日がメメント・モリ

谷啓さん事故死 自宅階段で転倒…脳挫傷


サンケイスポーツ 9月12日(日)7時52分配信











谷啓さん事故死
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死去した谷啓さん(写真:サンケイスポーツ)
 クレージーキャッツのメンバーとして活躍し、「ガチョーン」などの流行語を生み出した俳優、谷啓(たに・けい、本名・渡部泰雄=わたべ・やすお)さんが11日午前5時7分、脳挫傷のため東京・三鷹市の杏林大学医学部付属病院で死去した。78歳だった。同市内の自宅の階段でつまずき、顔や頭を強打したことによる不慮の事故死だった。クレージーの映画「無責任」シリーズや「釣りバカ日誌」などで名脇役ぶりを見せてきたが、人生の幕は突然、降ろされた。

【写真で見る】「ガチョーン」で一世を風靡した谷啓さん

 最近は体調がすぐれず、自宅療養中だった谷さん。足腰も弱くなり、外出もままならなかった。しかし、逝去はマネジャーが犬塚弘(81)ら残されたメンバーに、涙ながらに報告するほど突然だった。

 「バタン!」。大きな音だった。10日午後5時50分、三鷹市内の自宅。歌手、ペギー葉山(76)の元マネジャーだった妻、和子さんが驚いて2階に上がる階段に駆けつけると、谷さんが倒れていた。家族の119番で救急車が駆け付け、搬送された杏林大病院の救急治療室で谷さんは手当てを受けたが、約12時間後の11日午前5時7分、和子さんや長男、実弟(74)ら家族に看取られ、静かに息を引き取った。

 警視庁三鷹署の調べによると、谷さんは1階から階段を上ろうとして、足を踏み外し、顔から階段のへりに顔面と頭を強打。体力の衰えから、手を先につくことができなかったのが原因だった。

 エンターテイナー・谷さんの出発点は、本格的なジャズバンドのメンバーだった20歳のころ。日本の高度成長期の始まった1956年、ハナ肇さん率いるクレージーキャッツに参加したことでコメディアンの道に足を踏み入れた。主にトロンボーンを担当し、芸名は米喜劇俳優、ダニー・ケイ(1913年~87年)をもじって付けた。

 59年に始まったテレビ番組「おとなの漫画」、60年代に大ヒットした「シャボン玉ホリデー」などで、クレージーの中でも植木等さんに次ぐ人気者に。「お呼びでない?」などの流行語を生んだ陽性キャラクターの植木さんとは対照的に、口数は少ないが、急所で笑いを取る役どころで人気を博した。

 「ガチョーン」はそのころ、メンバーから「何か(ギャグを)出せ」と迫られ、苦しまぎれにマージャン牌をツモるしぐさから考えたギャグ。場の雰囲気を変える時などに繰り出し、日本中を笑い転がせた。05年に出演した資生堂のテレビCMでも「ガチョーン」とやって、若い女性の間にリバイバルヒットした。


 他にも、いじめ抜かれた後に突然開き直る「谷だぁ!」や「ビローン」でも楽しませたが、自分について生前、「人見知りする性格の半面、人を喜ばせたい気持ちがずっとある」と分析。子供のころからサービス精神が強く、「お手伝いさんを驚かそう」と硬くなった犬のフンをかじったことも。そんな両極端の面が、喜怒哀楽を表現する俳優業には役立った。

 映画「クレージー作戦・くたばれ!無責任」(63年)など「無責任」シリーズで演技力を磨き、88年からは映画「釣りバカ日誌」シリーズにレギュラー出演。小心者の中間管理職、佐々木課長を好演、昨年末に公開された同映画のファイナルが俳優としての最後の仕事となった。

 日ごろから「クレージーがなかったら、私はなかった。何でも私の好きなことをさせてくれた」とクレージーに感謝していた谷さん。今ごろ、あのとぼけた笑顔で、天国のハナさんや植木さんらメンバーとふざけ合っているに違いない。

大好きだった谷啓さん。
中学校入学の時、トロンボーンの音色に魅せられて、学生時代からジャズにはまり演奏をしていた。
アメリカのコメディもお気に入りで、谷啓はダニー・ケイにあやかった。
その反面、シャイでプロレタリア文学に夢中な時もあったし、ホラー映画ファンとしても有名だ。
アメ車で目立ち、麻雀をこよなく愛し、「ガチョーン」が生まれた。
仲良しの知的障害の弟さんもおられた。
クレージーキャッツ時代から、プログラムピクチャーにも多く出演されていたし、この間の「釣りバカ日誌」シリーズでも御馴染みだった。
テレビ・CMにも数多く出演し、映画でも脇役を多くこなした。
僕が好きだったのは『死に花』の谷啓。老人たちが銀行強盗を働く痛快で少し物悲しい映画だった。
昨年まで3年ほど案内役の隠居として出演されておられたNHK教育の『美の壷』は、自宅に戻っているときはかかさず見ていた。
階段から踏み外しか・・・、我が家も地下から半3階まで狭い階段が何箇所かあり、もう足腰もおぼつかないので気をつけなくちゃいけないな・・・合掌!




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