サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

いのちの授業/鳥山敏子(教育者)/72歳

2013年10月16日 | 毎日がメメント・モリ

「賢治の学校」創設者、鳥山敏子さん死去

読売新聞 10月16日(水)14時2分配信

 鳥山敏子さん 72歳(とりやま・としこ=「賢治の学校」創設者)7日、肺炎で死去。

 通夜、葬儀に代わる「旅立ちの会」は近親者で行った。後日、「偲(しの)ぶ会」を開く。

 1995年、長野県大町市に宮沢賢治の精神を受け継ぐ「賢治の学校」を開校。97年に東京都立川市に拠点を移して「東京賢治の学校」を設立し、2011年まで代表を務めた。東京賢治の学校は今春、校名を「東京賢治シュタイナー学校」に変更した。

 

鳥山敏子のニワトリやブタの屠畜体験学習は、ドキュメントなどで見たことがあるが、なかなか強烈なものである。
こうした「いのちの授業」はなかなかカリキュラムにしにくいのではないかと思った。
ふだんからの生徒と教師の関係が問題だからだ。

商業映画でその授業を題材にしたのが、『ブタがいた教室』である。
この映画自体は、前田哲監督だが、オーディションで選ばれた子26人に対し、共同生活をさせ、彼らへのセリフは白紙で渡されると言う画期的な手法をとっており、なかなか印象に残った映画だった。
ここで、妻夫木聡が演じる教師は、鳥山敏子に影響を受けた新任教師の黒田恭史 をモデルとしている。
この映画のレヴューを僕は書いたが、そのとき村瀬学の論稿を引用しながら、鳥山敏子について少し批判的な捉え方をしている。

その後の、宮沢賢治学校や、シュタイナー教育あたりは、僕自身関心の持ち方は近いところにあるのだが、そしていろんなイベントの場面などで僕は鳥山敏子の学校のメンバーと結構、隣接していたのだが、僕のほうから声をかけることはなんとなくしなかった・・・合掌!
 

kimion20002000の関連レヴュー

ブタがいた教室』 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿