サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

第八十四話

2011年10月17日 | 夢脳

とあるフォーラム会場に私は入り込む。
見知った人間がいるのでその隣に座るが、なにやら数人で熱心に議論している。
周囲も三々五々話の渦があるのだが、ここがなんのための会議室なのかわからない。
誰も場を仕切ろうとしないので、不審に思う。
会場の一番後ろに回って、全体を見渡してみる。
数百人の観客がおり、およそ八分の入りだ。
撮影VTRのところにいるディレクターのような男に、会議はいつ始まるのか、聞いてみる。
すると、「今は真夜中じゃないか、夜が明けるまであと数時間あるからこれでいいのだ」と言う。
私は本でも持ってきたらよかったがと悔いる。
寝て待とうかと思うが、目は冴えてくる一方だ。

図版:長冠(おさかんむり)


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