サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

財布なくした(飛んで火にいる指名手配のうつけ度80点)

2010年10月04日 | それでも世界は回る

指名手配知らず「財布なくした」と交番に…逮捕


読売新聞2010年10月4日(月)11:35


 福岡県警筑紫野署は4日、住所不定、無職安東宏二容疑者(24)を窃盗容疑で逮捕した。


 指名手配されていることを知らずに、酔って財布をなくし、交番に届け出て逮捕された。


 発表によると、安東容疑者は9月8日、同県太宰府市向佐野2のリサイクル店で、エレキギター(約9万円相当)を盗んだ疑い。


 質店で換金した際に見せた運転免許証の記録などから、1日に指名手配された。


 3日夜、福岡・中洲の飲食店で酒を飲んだ際に財布をなくし、同署の春日原交番に現れた。警察官が身元を確認したところ指名手配の容疑者だと判明した。


 「指名手配されていたとは知らなかった。間違いありません」と容疑を認めているという。

相変わらず、月に数冊は警察小説といわれるジャンルを読んでいる。
それで、警視庁と警察庁の違いとか、それぞれの階級ランクとか、タテ系列の陰険なしがらみとか、さまざまなことを知った。
派出所はPBと呼ぶとか、警察内部での「用語」も面白い。
このところは、今野敏にはまっている。20冊ぐらい読んだか。
一番面白いのは、隠密捜査シリーズの「正論」しかいわない警察キャリアの竜崎伸也。
とてもまともな「エリート論」で、それが周囲から朴念仁の「変人」呼ばわりされるのだが、その「正論」をだんだん愛すべきものと思えてくるのだ。

ところで、このドジな24歳。当日のPBの警官は、思わぬところで手柄をあげたことになる。
「飛んで火にいるなんとやら」をまるで絵に書いたような話だ。


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