きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

月山の花々’17.7.30

2017年08月18日 | 高山植物・野草
昨年は雨にやられた記憶がよみがえり、今回はしっかり雨対策をして出発した。下界は曇りだったが、姥沢小屋跡あたりから細かい雨が降り出した。リフト下駅では、今年もイワツバメが飛び回っている。巣にヒナは確認できなかったが、たぶんもう巣立っているだろう。霧雨の中をリフトに乗っていった。ルリビタキのさえずりが聞こえる。遠くにウソの声も。10分ちょっとでリフト上駅に到着。雨の粒が少し大きくなった感じだ。登り始めて、左側の斜面にチングルマが咲いている。姥ヶ岳に向かって登っていくと、結構残雪があり、まだスキーをしている人たちがいる。アイゼンを付けて雪の上を登って行った。冷気で寒いくらいだ。下界は何度ぐらいだろうか。木道まで来ると、辺り一面黄色いじゅうたんに覆われている。キンコウカの群生だ。足元には同じ黄色だが、霧雨の水滴がついたイワオトギリがとってもきれいだ。黄色の中に青い花がポツポツと。大好きなミヤマリンドウだ。天気が悪く、花をすぼめているものもあった。姥ヶ岳山頂では、ウサギギク、ヒナウスユキソウ、ウメバチソウなども見られた。期待したウヅラバハクサンチドリはまだ咲いていなかった。昼食をとってゆっくりと・・・と思っていたが、防寒着は着てはいても風が冷たく、それに景色も全然見えなかったので、早々に下山することにした。山頂から木道を下り始めた頃、何か、靴に違和感が・・。見ると、靴の底のソールがはがれて、パカパカ状態に!え~っ、ここでぇ?これから雪の上を下っていくというのに。このままでは、とても怖くて下れない。いろいろ考えたが、リュックの中にビニールひもがあったので、とりあえずはそれでソールを結んで固定した。青いビニールひもがとても目立って恥ずかしかったが、そんなことは言っていられない。アイゼンを付けて慎重に下って行った。何とか無事下山し、リフトに乗ることができた。たぶん係の人に見られるだろうなぁ・・・と覚悟はしていたが、案の定、リフトを降りるとき、「大丈夫ですか?駐車場まで。」と声をかけられてしまった。「大丈夫です。」と、返答はしたが、恥ずかしかったぁ。歩き始めて、新たに気が付いた。反対の靴も!こっちはかかとの方がパカパカ状態に。歩きにくかったが、もうすぐ駐車場なので頑張って歩いた。すれ違う人がいるときは、できるだけ離れて気づかれないように・・・。こんな状態で、最後はとんだアクシデントが出たが、天候の割には、いろいろな月山の花を楽しむことができた。

【見られた花々】チングルマ、イワカガミ、ヒナザクラ、ヤマハハコ、イワオトギリ、イワイチョウ、ニッコウキスゲ、キンコウカ、ツマトリソウ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマリンドウ、ウサギギク、ウメバチソウ、シロバナトウチソウ、ヨツバシオガマ、ヒナウスユキソウ 等

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新潟鳥見行’17.8/4 | トップ | 霞城公園9月’17.9/3,11,16 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
引っ越しました (ど★れどれ)
2017-09-01 17:03:33
おひさしぶりです!

大変なこともあったようですが
多くの美しい花たちに出会えて良かったですね。

ところで・・
パソコンを買い替えたついでに ブログも新しくしました。
まだ引っ越し途中で たいしたことも載せてないですが
良かったら たま~に覗いてやってくださいね。
返信する
お待ちしてました (NOBU)
2017-09-02 13:32:07
ど★れどれさん、お久しぶりです。
ブログ再開、お待ちしていました。うれしいです。
これからもよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

高山植物・野草」カテゴリの最新記事