きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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春のシギ・チドリ’24.4/23

2024年05月04日 | シギチ日記

ネットで見ると、すでにシギ・チドリのシーズンが始まっているみたいだ。今年は例年と比べてどうなのだろう。早いのかなぁ。とりあえず、まずは行ってみない事には分からない。そういう訳で、この日、春のシギチ観察1回目行ってみた。場所は、隣県宮城の蒲生干潟。

潮見表で調べると、この日は大潮で、朝8時から12時頃までは潮が引いているようだ。なので、出発は朝4時頃。着いたのが6時半頃だった。1,2時間ほど鳥見してから朝食タイムすることに。堤防の上からまずは、鳥がいるかの確認を。やや中型のシギ発見。チュウシャクシギだ。確認すると7羽いた。下に下り、少しずつ近づきながら観察撮影した。飛び立って、向こう側に移ったところで、こちらも、浜の方に様子を見に移動。早くも釣り人が数人いた。これでは、シギチはいないよなぁ。仕方なく、草むらの所で飛び回るヒバリを撮った。こんな時ぐらいしかヒバリを撮ることもない。せっかく浜に居るのに、どうして「ハマヒバリ」じゃないの?とぶつぶつ言いながらのカシャ。「ハマヒバリ」なら、もう夢中で撮ってあげるのに・・・。ただのヒバリです。

<ヒバリ>

このチュウシャクシギたち。結構警戒心が強いみたいだ。以前はもう少し近づいても大丈夫だったような気がするが。今回出会ったシギは、このチュウシャクシギとアオアシシギの2種のみだったので、チュウシャクシギが7羽も見られたのはラッキーだった。飛んでいるところも何とか撮ることができた。

<チュウシャクシギ>

シギチがやや不作気味だったので、たまにはサギでも・・・と、ダイサギを撮ってみた・・・と、ダイサギと思ったが、ダイサギは冬鳥なので、4月下旬には居ないはず。おそらく夏鳥あるいは留鳥の「チュウダイサギ」だろう。そのチュウダイサギの画像を2枚貼ったが、違う事に気づいた方は素晴らしい。まずはくちばしの色。1枚目は黒で、2枚目は黄色い。そして、眼先の色。1枚目は緑青色で、2枚目は黄色にいくらか青緑色のところがある。そして、どちらにも背に飾り羽が出ている。おそらく、1枚目のチュウダイサギは繁殖シーズン用の夏羽で、眼先が緑青色、くちばしが黒の婚姻色になっている。2枚目のチュウダイサギは、まだ冬羽で、そろそろ繁殖シーズンの準備を始めようかなという段階。なので、

くちばしは冬仕様の黄色で、少し黒が出てきている。眼先もまだ冬用の黄色で、少し緑青色が出始めかな?飾り羽は出てきている。いろいろと詳しい人のように書いているが、図鑑をみながら、画像を見比べながら、自分もいろいろと勉強させてもらっているのでした。

<チュウダイサギの夏仕様(婚姻色)と冬仕様>

シギチを探していると、遠くを飛ぶスマートな鳥を発見。コアジサシだった。そして、しばらくすると、少し近くを飛んでくれた。何とか証拠写真程度に撮ることができた。今年もたくさん来てほしいものだ。ここでの繁殖はどうなのだろう。よく分からないが、全国的にも繁殖場所が失われてきているコアシサシなので、何とか無事に繁殖してほしいと願うばかりだ。

<コアジサシ>

水辺の向こうにいるチュウシャクシギを見ていると、手前の水辺に飛んできた2羽の鳥さん。メダイチドリだ。その後、砂山の所で見つけたチドリさん。これは、シロチドリだ。首の後ろが白くつながっているところでメダイチドリと見分けることができる。シロチドリは、なぜかずっと動かずにいてくれたので、ちょっとカメラの機能を試してみた。2倍のデジタルズームで撮ったものを5枚目にペッタン。

<メダイチドリとシロチドリ>

メダイチドリが居なくなったところで、駐車場に戻って朝食タイムにしようと、堤防の方に行くと、ここで、思いもよらない人に出会った。いつも霞城公園で一緒に鳥見するFさんだった。こんなところで出会うとは・・・。なんと、世間は狭いというか、鳥見人の考えることは同じということか。朝食後は、二人でシギチ探しに。Fさんが、先ほどアオアシシギを見つけたとの事。急いで行ってみると、まだ水際に居てくれた。早速本日2種目のアオアシシギを撮ったが、その後、たぶんカメラのボタン操作を間違えたようで、せっかくのアオアシシギの画像を全部消してしまっていた。これは、家に帰ってから分かったことだ。悔しい!

上を見上げると、ミサゴが飛んでいた。急いでカメラを向けたが、何せ遠い。これまた証拠写真という事で。2羽飛んでいたが、もう1羽も撮ってみると、何と、これが魚を掴んでいる。大きな魚を掴んで飛ぶミサゴ。いつか撮ってみたいと思っていたシーンだ。これも結構な距離で、しかも曇天の背景だったが、結構うれしい画像が撮れた。

<ミサゴ>

最後は、堤防のところを歩いている時に見つけたホオアカだ。ホオアカを見たのは、秋の飛島以来かな。何となく久しぶりな感じだ。結構近かったので、ここでもデジタルズームを使ってみた。

<ホオアカ>

本日のまとめとしては、出会ったシギチの種類数が少なく、物足りない感が出まくったが、まあ、今シーズン1回目としては、下見という事では、まあまあかなぁ・・・と思う。次回はどうなるか、次回があるのか分からないが、次回に期待しよう。


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4 コメント

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Unknown (yamame)
2024-05-05 05:51:31
おはようございます。
蒲生にいらしたのですね。
私も,昨日の夕方,覗いてきました。
連休最中とあって,釣り人や潮干狩り,行楽の家族連れなどで一杯でしたが,チュウシャクシギ11,キアシシギ10+,メダイチドリ,シロチドリ,トウネンがいました。アオアシシギとは出会えなかったです。アオアシシギがいたところには,代わりのようにして,クイナが入っていました。
蒲生のシギチは,種類こそ,そこそこ出るのですが,数はなかなか戻りません。鳥の海や閖上の賑わいには遠いです。
蒲生のコアジサシは,今年,まだ見ていなかったです。繁殖に失敗続きなので,今年はどうなんだか?
yamameさん (NOBU)
2024-05-05 10:20:22
yamameさん、おはようございます。
コメント、有難うございます。
蒲生にお邪魔してきました。
鳥の海は震災前はよく言ってましたが、震災後は1度も行ってないので、ちょっと二の足を踏んでます。
クイナ、見たかったなぁ。友人から居たところを教えてもらい、粘ってみたのですが、出てくれませんでした。
コアシザシ、何とか繁殖してくれるといいですね。
流石! (まぐぴ)
2024-05-06 18:04:55
おばんです

蒲生へいらしたのがっす。

コアジサシに再会されだびがっす、いいなっす

(PS)
yamameさん への返信「コアシザシ」<なまてないがっす?(^^;
まぐぴさん (NOBU)
2024-05-06 20:44:45
まぐぴさん、今晩は。
今回はシギチの種類、数ともに少なく、かなりへこみました。
でも、コアジサシ見られたのはラッキーでしたね。
「コアシザシ」・・・申し訳ありませんです。今、初めて気が付きました。10時過ぎると眠くなるんですよねぇ、これが。
yamameさん、ゴメンなっす。

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