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きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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蕪栗沼’20.10/21

2020年11月04日 | 宮城の鳥見
伊豆沼に次ぐ蕪栗沼編。
蕪栗沼手前の田んぼに、大集団のマガンの群れが入っているのが見えた。渡ってきたばかりの10月下旬ぐらいまでは、大集団でいることが多く、田んぼ巡りをしていてとっても見つけやすい。これが、11月中旬ぐらいになると、小さな集団になって分散し、見つけるのに苦労するようになる。蕪栗沼に移動してきてすぐに大集団を見つけることができた。しかも、その大集団の中に白いものが・・・。すぐにハクガンとわかった。ハクガンは4羽いた。これは、いきなりのハクガン登場で、テンションもいきなりのマックス状態。車をすぐに駐車スペースにとめて、機材の準備。ガンたちを飛ばさないよう、まずは土手の上から撮った。しかし、何かの拍子に・・・、飛んでしまった。


飛び回るガンの中にハクガンを見つけたので、急いでレンズを向け、シャッターを切った。何とか空飛ぶハクガンを撮ることができた。ガンたちは、同じようなところに降りたが、気温が上がってきたのか、空気が揺らぎ、まともに撮ることができなかった。場所を移動し、別の集団を探した。白鳥地区の田んぼに大きな集団がいた。ここで、ハクガンがすぐに目に入った。1羽だけだ。先ほど飛んで行った方向から、先ほどの集団に入っていた個体がこちらに飛んできたようだ。ここでは、空気の揺らぎもなく、何とか撮ることができた。

集団を端から端までチェックしていくと、ちらほらシジュウカラガンが入っていた。これまたラッキーだ。シジュウカラガンは、集団の奥の方にいるので、何羽いるのかはっきりと確認することはできなかったが、5,6羽はいるようだ。

今日は、予定になかった蕪栗沼で、ハクガンとシジュウカラガンを見ることができ、たっぷり雁見することができた。
【出会った鳥たち】 マガン、ハクガン、シジュウカラガン

伊豆沼・内沼’20.10/21

2020年10月30日 | 宮城の鳥見
毎年恒例の雁詣で。今シーズン1回目の伊豆沼行きだ。朝3時前に家を出発。伊豆沼には5時過ぎ到着。日の出予想は5時半頃なので、まだ世の中は真っ暗だ。真っ暗な中だが、沼からは、ガンたちの「カハハン、カハハン。」という早朝の冷たい空気を切り裂くような声が響く。カメラ機材を準備し、いざ土手の上へ。10数年前は、日の出前後、沼の何万羽という物凄い数のガンが一斉に飛び立つ情景が見られた。まさに、感動の渦の中にいるといった体感だった。しかし、現在の飛び立ちは、チラホラといった感じで、迫力に乏しい感じ。それでも、オレンジ色に染まった東の空を、こちらに向かって飛んで来るガンの群れはとっても美しい。これだから、毎年眠い目をこすりこすり伊豆沼に来てしまう。約30分の飛び立ちを楽しみ、車に戻り、1時間ほどの休眠。

さぁ、これからは、周辺の田んぼ巡り。今年こそ、カリガネを探し当てたいところだ。しかし、その熱い思いはもろくも崩れ去ってしまった。伊豆沼をぐるっと1周する形でガンの群れを探すも、珍ガンは見当たらず・・・。このまま一日が終わってしまうのはもったいない。という事で、近くの内沼に行ってみた。水面には、マガンにオオヒシクイ、コハクチョウが休んでいた。車を降りて、周囲を確認すると、水際の所に小さい鳥を発見。よく見ると、ハマシギだ。オナガガモの集団を全く気にする様子もなく、1羽だけで黙々とエサを探していた。これから渡っていくのか、それとも、一冬ここで越すのか。仲間と外れ、1羽だけで心細くないのかなぁ・・・と、心配になったが、本人は一向に気にしていない様子だった。


ハマシギとお別れして、近くの建物の展望台のような所に上がり、マガンの飛ぶ姿を撮ってみた。双眼鏡で見ると、青空をバックに悠々と飛ぶ姿はとってもきれいだ。しかし、それを撮影するのはとっても難しかった。これも、やはり回数をこなすしかないのかなぁ・・・と、カメラのモニターを見ながら実感。


さて、マガンの飛ぶ姿を撮るのにもそろそろ飽きてきた。どうしようか?今日は、一日伊豆沼の予定だったが、ここは思い切って場所を変えることに。時刻は午前11時前。向かった先は、・・・蕪栗沼だ。   ・・・つづく。

【出会った鳥たち】 ダイサギ、コサギ、マガン、オオヒシクイ、オオバン、オナガガモ、ハマシギ

蕪栗沼’19.11/22

2019年12月03日 | 宮城の鳥見
宮城県の「沼シリーズ」第2弾。伊豆沼ではあまりいい機会に恵まれず、ガックリして帰ってきたので、今回は仕切り直しということで、蕪栗沼に行ってみた。朝6時に出発。現地には8時半ごろ到着した。先客の方からの情報では、沼にはオオヒシクイのみで、シギがいないとの事。シギも楽しみにしてきたので、ちょっと残念。・・・ということで、まずは田んぼ巡りに出発。土手の上を走行中、小鳥の群れが飛ぶのを発見。雁にしては小さく、下面が白い。車をとめ、双眼鏡で確認すると、タゲリだった。急いでカメラを準備、土手を下り、ゆっくり歩いていくと、・・・どこにもいない。見失ってしまった。あちこち探し回り、やっと1羽見つけた。よくぞ、1羽だけでも残っててくれた。ありがとう!上面の緑金属光沢がとてもきれいだ。


・・・さて、メインの珍ガンはいずこに。ハクガン、カリガネ、シジュウカラガンを求めて、あちらこちらの田んぼをくまなく見て回るも、マガンばっかり。大きな群れが飛ぶのを見つけると、飛ぶ方向を確認して車を走らせる。そんなことを繰り返しながら、やっとシジュウカラガンに出会うことができた。ざっと数えて4~50羽ぐらいの大きな群れだ。北側駐車場に貼ってあった情報によると、シジュウカラガンは、約2,000羽飛来しているらしい。伊豆沼と合わせると、7~8,000羽ぐらいになるかもしれない。あと数年で、1万羽のシジュウカラガンがやってくるようになるかもしれない。数年前まではとても考えられないことだ。そう考えると、シジュウカラガンはもう珍ガンから、普通ガンになってきたのかもしれない。


十分堪能したところで、次は沼の方に行ってみた。もしかすると、シギが来ているかも・・・と、淡い期待を持って・・・。しかし、情報通り、オオヒシクイしかいなかった。本日は、オオヒシクイを見たところで鳥見終了となった。今季の雁見は、これで終了となるのかな?まぁ、冬季の冬ワシに会いに来るかもしれないなぁぁぁ。


【出会った鳥たち】 オオヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、タゲリ 他

伊豆沼’19.11/13

2019年11月23日 | 宮城の鳥見
今年も宮城県に雁を見に行った。ちょっと寝坊してしまい、家を出たのは3時半過ぎになってしまった。高速代を節約して仙台宮城ICから高速に上がったので、結局獅子ヶ鼻に着いたのが6時過ぎになってしまった。日の出が6時17分なので、もう時間がない。急いでカメラを出してスタンバイ。沼の雁たちは鳴いてはいるが、飛び立つ様子はない。オレンジ色の空を、山の向こうから飛んでくる雁の群れがちらほら見える。朝日が顔を出しても、未だ飛び立つ気配がない。朝日がすっかり顔を出し、だんだん上に上がっても、全く飛び立つ様子が見えない。仕方ないので、ちらほらとこちらに飛んでくる雁の小群を撮った。結局何万羽という雁が一斉に飛び立つことはなく、第一陣、第二陣、第三陣といった具合に、ポツリポツリと飛び立つところしか見られなかった。残念。十数年前は、何万という数の雁が一斉に飛び立ち、その轟音と迫力に圧倒されたのを思い出す。その感動が忘れられず、結局毎年この時期に訪れているのですが・・・。


車中寝した後朝食をとり、田んぼ巡りに出発。はじめはなかなか大きな集団に出会えず、「一体どこに行ったんだ?」と、首をかしげる状況だったが、やっと大きな集団に出会うことができた。しかし、期待しながらスコープで見回すも、珍ガンは混じっていなかった。情報では、ハクガンもカリガネもシジュウカラガンも来ているとの事。そして、とんでもない珍ガンもいるとの事。しかし、結局探し当てることはできなかった。
本日は、これにて終了。
【出会えた鳥たち】 マガン、オオヒシクイ、オオハクチョウ、オオバン、カワセミ、ホオアカ 他






蕪栗沼’19.1/12

2019年01月19日 | 宮城の鳥見
今季今のところ例年より雪が少なくなっている。鳥見に出かけるには好条件だ。そこで、3連休どこに行こうか迷ったが、蕪栗沼に行けば、レアな猛禽やレアな雁に会えるかな?と思い、この日出かけた。早朝5時前に家を出、蕪栗沼に着いたのが8時ちょっと前だった。まずは、沼の様子を見に行こう。草むらからベニマシコの声が聞こえるものの姿を見せない。沼を見ると、何と、タヌキさんが・・・。何か咥えている。おいしいものでも見つけたか?沼には、ハクチョウとオオヒシクイ、それにマガンが少々残っている。遠くにオジロワシが止まっていないかしつこく探したが、残念ながらいなかった。まだ来ていないのか、たまたま留守だったのかは不明。次は、猛禽類がちょっと近くで見られる堤防の方に移動した。何か出てくれないかなぁ・・・と待っていると、ベニマシコの声が。だんだん声が近くなり、肉眼でも見える距離になった。必死にレンズを向けるが、動きが速くてなかなか撮らせてくれない。それでも、何とか数枚撮ることができた。その後、ベニマシコの飛んで行った方に歩いていくと、草むらからひょっこり。現れたのはオオジュリン。草丈の長いヨシの茎にとまったり、木の枝先にとまってのんびりしたりと、こちらはサービスがいい。おかげで動画も撮ることができた。車の所に戻ると、ベニマシコが待っていてくれた。しばらく撮っていると、向こうの草むらに鳥が飛びこみ、近くの木にとまった。ノスリだった。足に何か持っているようだ。ネズミかな?と思ったが不明。肉を引きちぎって食べる場面を観察。食事が終わったところで、こちらもお昼タイムにしようと、沼の南側駐車場に行った。鳥見タイムの最後は、珍ガン探しに。田んぼ巡りをしていると、シジュウカラガンを発見。20数羽いるようだ。近年、シジュウカラガンが増えてきているという話は聞いていたが、実際にシジュウカラガンの群れに出会ったことがなかったので、わくわくしながら観察・撮影した。もうこれだけで、宮城まで来た甲斐があったというものだ。

【出会った鳥たち】 ノスリ、チュウヒ、オオヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、ミコアイサ、オオジュリン、ベニマシコ 他