喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

旅先での出逢い ~袖ふれあうも多少の縁~

2014-11-01 | ブログ
 姫路の出張2日目。



午前中の会が終わり、外の景色がきれいに見えるベンチで昼ご飯を食べていた。
 そこへ、1人の男性が、
「隣に座らせてもらっていいですか」
というていねいな言葉をかけてきた。

 渡辺謙に似たかっこよさ。
 話の語尾のイントネーションから東北の人かな、と思った。
宮城、山形の知り合いのイントネーションに似ていたから。
 ところが、何と北海道の旭川市から来られたようだ。

 以前は、その美しさからパッチワークの丘と言われた美瑛にも勤められていたとのこと。
学生時代にバイクで旅した思い出なども語り、話が盛り上がった。

 旭川市と言えば、日本の最低気温を記録するくらい寒い場所ということと、旭川動物園のことくらいしか思い浮かばなかった。
そんな私に岸さんが、おもしろい話を聞かせてくれた。

 旭川市は、歌手、玉置浩二の出身地で、旭川市でのコンサートでは、時間オーバーする熱のいれようだとか。
また数年前母校の神居中学校に帰り、後輩たちに夢を与えてくれたこと。

 私も愛媛やふるさと佐田岬の知られざることを話した。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ、別れた。
 
 こうして旅先で袖ふれあったのも何かの縁。
年末から収穫が始まる日本一の柑橘を食べてもらおうと思っている。



 こうした縁も、全ては岸さんの
「お隣、いいですか。」
というひと言から始まった。

 出逢いをつくれる、すばらしい人。
出逢いを育める生き方をしていきたい。

                 岬人(はなんちゅう)
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第9回 小中一貫教育全国サミット in 姫路に参加して

2014-11-01 | ブログ
 今回の旅の目的は、「小中一貫教育について学び、ふるさと三崎地域において進めていく」ということ。
小学校に入学した子どもたちの学びと育ちを、義務教育9年間の枠でとらえ直していく動きが全国的に広がっている。

 現在の小学校6年、中学校3年というしくみは、戦後アメリカを参考にしてできたもの。
ところが今、アメリカではこれを変えていく州も増えている。
それなのに日本では、何の疑問もなく、引き継がれている。
おかしいかも。

 6・3制を変える理由は、社会の目まぐるしい変化、それにともなう子どもの心と体変化などが昔に比べると大きいということ。
小学5年生をギャングエイジといい、やんちゃになる年頃。
学校の勉強も難しくなる節目。

 小学校から中学校の学校生活になじめないことを中1ギャップという。
先生は、がらっと変わり、友だち関係にも変化がみられる。
 また中学校1年では、外国語の教科が加わり、つまずく子も少なくない。

 中学校では、2年生が思春期まっただ中で心が不安定になる年頃。

 今の子どもたちの様子を考えると、小学校と中学校がつながりを強くしていくことはとても大切なこと。
子どもたちが何をどこまで学んでいるか、どこまで育って、これからどう成長していきそうかを先生が知っていて、支援していく。



 三崎小学校と三崎中学校では、すでに多くのつながりが持てている。
それをさらに整理整頓してよりよいものにしていこうとしている。

 そのためには、家庭はもちろんのこと、地域とのつながりがなくてはならない。
子どもは、学校だけで育っていくのではないから。

                        岬人(はなんちゅう)
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