喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

飛梅伝説 ~東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ~

2017-02-08 | 佐田岬の風景
 早春を思わせる花として、梅があります。
身近な場所でも花開いた梅を見かけるようになりました。

 梅は、「花よし、香りよし、果実よし」と三拍子そろった花木。
しかも「松竹梅」と並べておめでたいもののひとつともされています。


  
 「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
この短歌は、今から約1100年ほど前の平安時代に、学問の神様として有名な菅原道真が詠んだものです。

 九州の大宰府へ左遷されることになった菅原道真が、京都の自宅の庭で大切に育てていた、梅の木に、
「春を呼ぶ東風が吹いたなら、梅の木よ。あるじの私がいなくても、春を忘れずに 花を咲かせるんだよ。」
と思い、別れを惜しみました。
 
 この時期から受験シーズンが始まります。
2月7・8日は、愛媛県私立高校一般入試で、中学生たちは進路の実現に向けて挑みます。
また9日は、愛媛県立高校推薦入試が行われます。

 春になり、野山も人も「静から動へ」と変わってきました。


                岬人(はなんちゅう)
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