喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

故郷を抱いて生きる

2013-09-22 | ふるさと
 昨日9月21日、中野明徳おっちゃんの長男の結婚式が大阪であった
父がもっとも慕う明徳おっちゃん。
母と夫婦での予定だったが、母に代わり行くことになった。



 明徳おっちゃんは、けがと病気のため、結婚式への出席が危ぶまれた。
でも体調が大丈夫な段階まで出席するとのこと。



 式場に到着し、明徳おっちゃんの控え室を尋ねる父。
ドアを開け、中に入ると正面に車椅子に座っていた。
私たちの姿を見ると、顔をくしゃくしゃにして涙をぬぐった
うれし涙なのか、くやし涙なのか
たぶん両方だろう
 同時に父の目からも涙がこぼれる





 その後、式、披露宴と進んでいく
そして披露宴も終わりに近づいた頃、ついに限界。
 私たちのテーブルを後にする車椅子に乗った明徳おっちゃん
「おっちゃん元気でな。」
と手をにぎるとそれまで以上に涙を流された。
 奥さん、親戚、家族、新郎新婦、新婦の両親、そして私の父に見送られ会場をあとにした



 みなさんそれぞれの思いが痛いほど伝わる
父だけは控え室までついていき、しばらくしてからもどって来た。

 二人は、故郷平磯や生家の話で盛り上がっていた。
明徳おっちゃんが故郷を離れて60年が経つ。
おっちゃんの中には、故郷の山や海、人は変わらずあるのだろう。



 人はいつも故郷を抱いて生きている。
人のつながりは血縁・地縁そして思いでつながる縁などさまざま。
そんなつながりが少しずつ薄っぺらくなっているような風潮。
 故郷を離れている懐かしの人とまた会いたい。
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