喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

韓国のアン・ジヨンからの便り

2010-06-11 | 喜久家の情報
 3年前、喜久家ボランティアとして、2人の韓国大学生が3ヶ月間来てくれていました。
アン・ジヨンとキム・キリュウです。 
 とっても明るくて、まじめな2人で、
平礒の人たちは、すぐに大ファンとなりました。

 アン・ジヨンは、今、韓国の世界的企業サムソンに就職し、
念願の建設部門で活躍しているようです。
 韓国に戻ったのちも、喜久家のことを気にかけてくれて、
メールのやりとりをしています。

 
 そんなアン・ジヨンからメールが届きました。

『こんにちは。アンです。
メールを読んですごく喜びました。
そしてこれまで全然連絡をとってなかった自分がとても恥ずかしかったです。
キクヤの皆様はお元気でしすか。

 私はおかげさまで無事に会社で頑張っています。
もう2年目になったですけど、まだまだ仕事のことは下手で、
毎日緊張の連続です。

 以前、仕事場だったマンション現場は、すでに12月に完成しました。
 7ヶ月間、休みも忘れたように頑張りましたので、
入居者に鍵を渡す瞬間には涙が出そうで大変でした。

 すべての工事が終わり職場全員で写真を撮りました。
広報用の写真撮影だったので電気を全部つけてたんです。
とてもきれいでした。
 その中で一枚の写真がパソコンにありました。
3人の女性は経理で私の右側に立っているVの女性が私の先輩です。
工事現場で女性として働くのが思ったよりも辛くて難しかったんですけど。
本当にたくさん頼りにした先輩です。
私もいつかはそんな存在になりたいです。

 今は本社の人事部に派遣されて仕事をしています。
新入社員の採用の業務を手伝っています。

 来月からはまた新しい現場での仕事が予定されています。

 建設業というのは工事が終ると、
また新しいところに異動されるのが当たり前で辛いです。
2~3年の間で仕事場が変わっていくだろうし、上司や仲間と付き合い始めるのが
大変ですね。
 また暑い夏が来たので、それも我慢しなきゃいけないんです。

 去年工事が完成してから休みをとってベトナムとカンボジアに行ってきました。
 自然に変わってきている建物や文化財などをみながら悲しかったし、また早いうちに
来たいと思いました。

 キクヤのブログのことはとてもうれしいです。
でも見覚えがないお名前ばかりだったんでビックリしました。
でもキクヤで結ばれた絆ですから、きっと良い友達になれると思います。

 もうお昼の時間が過ぎました。
 なかなか日本語を使う機会もなくなり、日本のドラマや映画を見るのも怠けているし、
一日ごとに下手になるので、短いメールなのに時間かかりました。^^*

 みなさんにとても会いたい気持ちは、キクヤを去った瞬間から変わりがありません。
私のこの気持ちがちゃんと伝えられたらいいなあ、と願っています。

 好きな歌詞に
”さようならじゃないよね。また会えるから”
というのがあります。
嵐の曲なんです。

 では、また。』

 本当、うれしいです。
 アン・ジヨンたちのおかげで、
昔は、韓国を「近くて、遠い国」と感じていたのですが、
今は、「近くて、近い国」となりました。
 松山空港から、1時間30分も飛べば、韓国ソウルに着きます。
そして、そこには大親友がいるのです。

                岬人(はなんちゅう)



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2 コメント

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ありがとうございます。 (アン)
2010-06-14 10:17:25
文法的に間違ったところ直してくれましたね。
^^
日本語というのはまだまだですね。

韓国では栄光、熱情というのが日本では光栄、情熱になるのです。

言葉の表現も違うのでたまに限界を感じます。

キクやでの生活をやり始めたときです。
ヒロミさんがキクヤで料理をしたらいつも材料がたくさん残ってしまいました。
キリュウちゃんと二人で食べきるのが大変でこう言ったんです。

ヒロミさんは手が大きいですね。

キリュウちゃんと一所懸命に説明したんですがムリでした。^^

韓国では 人情深いの意味です。
辞書では同じ意味で気前がいいと書いてあるんですね。

これからもよろしくお願いしますよ。^^
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「手が大きい!」 (岬人)
2010-06-14 12:36:12
 アンちゃんは、とっても日本語が上手です。
英語もできるし、あこがれです。
そのためにとても勉強したと、聞きました。

 今、私は日本語の勉強もしています。
このブログもその一つ。
もっと、相手にわかりやすく伝えるためには、
もっと、相手に感動的に伝えるためには。
それは、とてもむずかしいことだからです。

 アンちゃんの言葉は、よく伝わりますよ。

 でも、言葉は、すてきな心から生まれてくるものでありたいと思っています。

 「手が大きい」
つまり、人情深い人になりたいと思っています。
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