喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

気仙沼市立大谷中学校との絆

2011-07-08 | ブログ
 気仙沼市立大谷中学校からの最後のメッセージです。

 『三崎中のみなさん、メッセージを送ってくれてありがとうございます。
おかげさまで応援メッセージを読んでいたら、元気になりました。
これも三崎中のおかげです。

 今の大谷の状況は、3月12日から比べてとてもきれいになりました。
学校再開も最初はどうなるのかと思っていましたが、無事に再開することができました。

 大変なことになりましたが、
三崎中のみなさんが送ってくれたメッセージを読む度に、安心感が得られます。

 最後に三崎中の皆さんも大変なことがあると思いますが、
お互いに頑張っていきましょう。

 本当にありがとうございました。』


 涙があふれます。
 大谷中学校の子どもたちのたくましさ。

 もっと、もっとつながりたいと思いました。
三崎中学校の子どもたちが折る鶴にもさらに想いがこめられます。

 遠く離れた気仙沼と三崎。
この交流を通して、近くなっていきそうです。




 

気仙沼市立大谷中学校からのメッセージ 2

2011-07-08 | ブログ
 気仙沼市立大谷中学校からのメッセージ。

 『多くの温かいメッセージをいただき、とても感謝しています。
 送っていただいたメッセージも、校舎の中で見かける度、
多くの方々が応援してくださっていることを知ることができ、うれしくなりました。
 まだ、元の生活に戻るのは難しいですが、精一杯頑張っていきたいと思います。』


 『三崎中学校のみなさん、私たちのためにたくさんの応援のメッセージを送ってくれてありがとうございました。
 私たちは三崎中学校の皆さんの応援のメッセージを見て、
たくさんの人たちが応援してくれているんだと思いました。
 まだ避難所で生活している人もたくさんいますが、
それぞれ頑張っている人がいるので三崎中学校の皆さんもがんばってください。
 本当にありがとうございました。』

 三崎の子どもたちが送ったメッセージが、
気仙沼の子どもたちを勇気づける一つとなりました。

 これほどうれしいことはありません。
私たちの方こそ勇気づけられました。


宮城県気仙沼市立大谷中学校からのメッセージ 1

2011-07-08 | ブログ
 日本一細長い、四国最西端の三崎中学校。
そんな田舎に住む子どもたち。
そこでは、おもしろい取組がされています。

 昨日のブログに紹介しました「おりづるの旅プロジェクト」。
 自分たちで折った平和と勇気とやさしさの象徴である折り鶴を、
昨日、広島平和記念公園の「原爆の子の像」に捧げたようです。


 
 そして今年新たな展開となってきたのが、
東日本大震災で甚大な被害がでた東北地方に折り鶴を送ろうというものです。
 送り先は、宮城県気仙沼市立大谷(おおや)中学校。
気仙沼は、津波の恐ろしさを伝えるために、多くのテレビなどで何度も放送されました。
防波堤を越え、まちになだれ込む大津波。
流される車や家々。逃げ迷う人々。そして火の海となったまち。

 三崎中学校から送った物資やメッセージが、
この気仙沼市立大谷(おおや)中学校に届いたのです。
 そして、6月上旬に大谷中学校の子どもたちからメッセージが送られてきました。

 『三崎中のみなさん、応援メッセージを送ってくださりありがとうございました。
 3月11日の東日本大震災の時、私たちは体育館で卒業式の準備をしていたところでした。

 地震も突然のことで、30分くらいした後、一瞬で今までとは違う大谷の町になっていました。
校庭には、たくさんのゴミが流れ込んで1階の床まで水が入り、しばらく現実を見られない状況でした。
 
 そんな中、全国各地からのボランティアや自衛隊などの人たちが復興のためにたくさんの支援をしてくださり、
三崎中の皆さんをはじめ、たくさんの学校からもノートやシャープペンなどの寄付をもらい助かっています。
 まだ余震が続いて不安なときもありますが、皆さんの支援のおかげで頑張っています。
 
 たくさん助けてもらった分、私たちも人の役に立つことをしたいと思います。
応援メッセージありがとうございました。』

 このメッセージを読んだとき涙があふれてきました。
一生のうちでも特に思い出多い中学校の卒業式。
それを間近にひかえた時の信じられないできごと。
 
 メッセージはまだまだ、続きます。