喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

The Reason I Am Here

2019-03-10 | ふるさと
「What motivates you most?
Your boyfriend or girlfriend?
Your friends?
Your future dream?
For me, it's my grandparents.
They give me power to live a meaningful life.

Why my grandparents?
I lost my father when I was six, and then I lost my mother when I was eleven.
I lived with my mother’s parents until I was thirteen.
Then I moved in with my father’s parents and they have taken care of me ever since.
This may sound like a sad story.
And yes, I've had some hard times.
But this story is not all about sadness.

My grandparents are orange farmers.
They are very old.
When I came to them, my grandfather said to me, “I will keep going until I'm 80 years old.”
That meant he would continue working until I graduated from high school.
I was shocked.
He was old enough to retire and yet still had the will to continue farming in order to support me.



This is my second year of high school.
Teachers tell me that I should continue school after graduation because I’m a good student.
But my dream is to work with my grandparents as soon as possible.
I want to make their life easier.
And although it is difficult, I want to make our original-brand oranges.
Yes, college is important.
But my heart is telling me to go to the mountain with my grandfather.

This is a story about growing up.
A story about making choices.
A story about love and respect.
My grandfather is strict.
Apart from scolding me he doesn't say much.
But he shows me the importance of working hard.
Trying more means growing more.
Putting a lot of energy into oranges means making better oranges.
Is it not the same with life?

There are things I will learn with my grandfather that I can’t learn in school.
These things are not about getting good scores on math tests.
Or remembering English grammar.
These things are about soil and sun and rain.
About growing things with my hands.
These things are about working out of respect and devotion and gratitude to the land.
But also, to the people that raised me.



Grandpa, grandma, thank you for everything.
I’m very happy to be your grandson.
It’ll be my turn to support you soon. 」

Yukinori ABE Misaki High School


He lives in Hiraiso which is my home country.

Now, he is a twelfth grade student.
If he graduates, he will work agriculture.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさとを生き生きと語る若者 ~今僕がここに居る理由~ 

2019-03-10 | ふるさと
喜久家国際ワークキャンプも残りあと2日。
12日(火)が出発。

 期間中、我が家は「もらい風呂」として協力。
今日も6人のメンバーが訪れた。

 ちょうどいい機会だったので、ワークキャンプ期間中
「感動したことを教えて。」
と聞いてみた。


 すると伊吹ちゃんが、次のようなことを語ってくれた。

「昨日、阿部さんのおばあちゃんが、明日と明後日は雨が降るので、収穫できない。
だから今日があなたに会う最後になりますね。
本当、よく手伝ってくれて、ありがとう。
もっといてほしいくらいです。」


 そのやりとりが目に浮かぶ。
ゆきみおばちゃんは75歳を超え、小さな体で、腰が曲がった状態。
それでも一生懸命に85歳になる春原おっちゃんと働いて、幸徳君を手伝っている。
仕事をしながら、ひとり言で
「もうちょっと。もうちょっと。」
と自分を励ましながら。

 伊吹ちゃんから聞いた感動的な話だった。


 そこで、僕からも幸徳君に関する感動的な話を伝えてあげた。
幸徳君が、三崎高校2年生の時に書いた感動的なスピーチ。



 

 『 今僕がここに居る理由

あなたを一番やる気にさせるものは何ですか?
ボーイフレンドやガールフレンド?友達?それとも将来の夢?
僕の場合、それは僕の祖父母です。
祖父母は僕に生きがいを与えてくれるのです。
 
 どうして祖父母かって?
僕は6歳のときに父を、11歳のときに母を無くしました。
13歳までは母方の祖父母と一緒に暮らし、その後、父方の祖父母のところに引越しました。
それ以来ずっと、父方の祖父母が僕の面倒をみてくれています。

 ここまでは、悲しい話に聞こえるかもしれません。
ええ。確かに、辛いこともありました。
しかし、この話は決して、最初から最後まで全て悲劇なわけではないのです。


 
 僕の祖父母はみかん農家を営んでいるのですが、もう結構な歳です。
僕が初めて祖父母のところにやってきたとき、祖父は僕にこう言いました。
「80になるまではがんばらないけんな。」
それはつまり、僕が高校を卒業するまで働き続けるということを意味していました。
驚きました。
祖父はすでに引退してもおかしくないほどの歳だったのに、それでも働き続けることを決意してくれたのです。
僕を育てるために。


 僕は今年、高校2年生になりました。
先生たちは僕に進学を薦めます。まぁ…僕はデキるやつなのでね。
でも、僕の夢は一刻も早く祖父母と一緒に働くことです。
彼らの生活を楽にしてあげたいですから。
そして、難しいことはわかっていますが作りたいのです。
自分たちの手で、新しいブランドみかんを。
もちろん大学が大切だということはわかっています。
けれど、僕の心が言うのです――祖父と一緒に山に行きなさい、と。



 これは成長の物語です。
選択の物語でもあり、愛と尊敬の物語でもあります。
僕の祖父は厳格な人で、叱るとき以外に、あまり多くを話しません。
けれども、祖父は一生懸命働くことの大切さを僕に身をもって教えてくれます。
 やればやるほど成長する。
力を注げば注ぐほど良いみかんができる。
これって人生も同じじゃないですか?

 祖父は、学校では学べないことを僕に教えてくれます。
それは数学のテストで高得点を取ることでも、英文法を覚えることでもありません。
 土や、太陽や、雨に関すること―自分の手でものを育てることについてです。
それは大地を敬い、愛し、感謝の念を持つことです。
大地だけではなく、僕を育ててくれた人々にも。

 

 じいちゃん、ばあちゃん。
ほんとにありがとう。
俺、じいちゃんばあちゃんの孫でほんとに良かった。
もうすぐだからね。
今度は俺がじいちゃんばあちゃんを支えるよ。』 



 このスピーチは、平成24年度全国商業高等学校英語スピーチコンテスト愛媛県大会の最優秀賞を受賞し、
全国大会でも述べられた。


 この話をした後、伊吹ちゃんの目からこぼれた涙に、もらい泣きしそうになった。
ふるさとには、心を揺さぶる物語がいくつもある。

 今日は、一日中雨が降っている。
一雨ごとに、春の足音が近づいてくるようだ。

 
                    岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 3年前(H28)の大寒の大雪

2019-01-25 | ふるさと
今年の大寒は、温かい。
雪の気配もない。
 いつもの年なら、雪景色になることが多いのに。

 3年前の平成28(2016)年は、近年ないほどの大雪だった。
そして水道パイプが破裂することも起こった。

 今年は、温かい。




 3年前の記事をふり返って、違いを感じてみる。

23日土曜から降り続いた大雪。
しかも気温も低く、佐田岬ではめずらしく氷点下となり、水道も凍った。

 ここまでになると柑橘農家にとって
「雪景色がきれい」
などと悠長なことを言っている場合ではない。



 年を明け、収穫が本格的に始まったばかりで、
みかんの木にはまだたくさんの柑橘がなっている。
サンフルーツ、デコポン、そして清見タンゴールなど。

 

 雪が柑橘に積もり、長い時間が経ったり、凍ってしまうと、
柑橘の皮や中身の細胞が壊され、腐ってしまったり、味が苦くなってしまう。

 昨日、弟が表面の皮が雪にやられ、凍ったものをサンプルとして取って帰っていた。
どこまででくい止められるか、そして回復できるかが非常に気になっていた。
1年かけて育てた柑橘がたった1日の雪でだいなしになることさえある。



 あとは天(自然)にまかせるしかない。
今朝もまだ雪が積もり、伊方や瀬戸では臨時休校となった。
 その後昼にかけて日差しも見え始め、夕方には柑橘に積もった雪はほとんど溶けたようだ。
これにより、最悪の事態はまぬがれた。



 自然には勝てない。
ただ受け止めるだけ。
 それでも悪い事態をさけるため、農家の工夫は続く。 
農家のねばり強さは、ここにある。

 そんな物語があり、農家の逸品は消費者に届けられる。
ぜひ知ってほしい物語だ。


              岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かい大寒

2019-01-25 | ふるさと
大寒は二十四節気の最終節で、最も寒い時期という意味。
一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようだ。

2019年の大寒(だいかん)は、1月20日から2月3日。

 二十四節気の最後が大寒。
二十四節気の24番目が大寒で、次の立春が1番目となり、立春を迎えると暦のうえでは春になる。
大寒の最終日(立春の前日)が、豆まきでおなじみの節分。
旧暦のころは、立春が新しい年の始まりを意味していたので、節分の豆まきは年越しの行事にあたる。

小寒 → 大寒 → 立春

 なお、二十四節気は、季節の移り変わりを知るために1年を約15日間ごとに24に分けたもので、
毎年、太陽の動きに合わせて1年を24等分して決められるため、日付が固定されているわけではない。
また、大寒といっても、大寒に入る日をさす場合と、大寒から次の立春までの約15日間をさす場合がある。


 大寒は寒中見舞いでおなじみの「寒中」にあたる。
二十四節気の小寒と大寒の期間(1月5日頃から2月3日頃までのおよそ30日間)を
「寒」「寒中」「寒の内」と呼び、小寒に入る日を「寒の入り」と言う。

 寒中に出すのが「寒中見舞い」で、立春を過ぎると「余寒見舞い」となる。
寒さの厳しい寒の時期に鍛錬すると心身共に向上するとされたため、
「寒稽古」「寒中水泳」などをするようになった。



 毎年、この時期はかなり冷え込み、雪が積もることもあった。
今、大寒の時期だというのに、佐田岬は暖かい。
 
 サンフルーツの収穫で忙しい時期だが、
作業がしやすいようだ。



 青空と橙色。
幸せな気持ちになる。
 
 いいふるさとだ。

        岬人(はなんちゅう) 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋する灯台プロジェクト ~愛媛県伊方町、佐田岬灯台~

2018-10-18 | ふるさと
 未来を照らす灯台が、ふたりの道標になる。

どこまでも広がる青い空と海に、気高く存在し続ける白亜の塔。

晴れの日も、荒れ狂う嵐の日も、

大海原を照らし続けてきた灯台の光は、人生の道標のようであり、

未来に進む勇気を与えてくれるような気がする。


恋に悩み、夢に迷ったとき、灯台に行こう。

愛し合うふたりが、未来を誓い合うとき、灯台に行こう。

そんな、夢見るチカラ、恋するチカラを与えてくれる灯台を、

恋する灯台と呼んでみる。

未来を照らす灯台が、ふたりの道標になる。





恋する灯台プロジェクトとは?

 一般社団法人日本ロマンチスト協会(本部:長崎県雲仙市愛野町)と日本財団(東京都港区)が共同で実施するプロジェクトで、
灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」として定義することで「ロマンスの聖地」へと再価値化していきます。

 日本全国の灯台から、ロマンスの聖地にふさわしい灯台を「恋する灯台」として、灯台がある地域を「恋する灯台のまち」として認定し、
地域の観光資源としての灯台の価値を見直すことで、灯台に訪れる老若男女を増やして海への関心を高めていくことを目的とします。

 日本財団は、NPO、企業、行政、国際機関、研究者、ボランティアなど様々な立場の方々と協働し、社会課題の解決に取り組む公益財団法人です。
当プロジェクトは、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、日本財団がオールジャパンで推進するプロジェクト「海と日本プロジェクト」の一環として推進します。



 ふるさとの佐田岬灯台は、愛ある灯台。


             岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさとで暮らす幸せ

2018-08-28 | ふるさと
 ふるさとで暮らす幸せ。

 このことを気づかせてくれる出会いがある。





          岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛り上がったふるさと平礒の盆踊り

2018-08-16 | ふるさと
 8月14日、フクロイセでのモウリョウが終わり、
午後6時半からの盆踊り。

 お寺に近づくにつれ、炭坑節の曲が大きく聞こえる。
到着すると、すでにたくさんの人たちが踊っている。
「いつもより多いな。」

 町見郷土館の高嶋学芸員さんが、
「平礒の盆踊りはいいですね。これですよ、これ。」
と感激してくれた。

 定番の炭坑節


 

 子どもたちが多い。
坂本九さんが歌うジェンカ。
これも平礒の盆踊りには欠かせない。


 子ども大人もジェンカで跳ねる。
「踊ろよこれが、ジェンカ。」
汗だくになって跳ねる。


 休憩では、アイスや飲み物、ビールがふるまわれる。
これがまたおいしい。


 先祖供養の盆踊り。
さぞ、ご先祖も喜んでくれたことだろう。

           岬人(はなんちゅう)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のモウリョウは人が多い

2018-08-14 | ふるさと
 朝6時に地区のマイク放送が響く。
「今日のモウリョウは、午後3時半から始めます」。

 モウリョウは、お盆に先祖を迎えるとても大切な行事。
ただし女人禁制が貫かれている。

 地区の最も高い所にある庵寺から鉦を叩きながら集落を下りてくる。
いち早くフクロイセの浜に着いた人たちは、鉦と太鼓を待つ。
 その間、笹舟を作り海に流す。

 みんなが集まり、モウリョウが始まる。
今年は、参加者が多い。
「ナー、モミド。 オーイナ。」

 
 








 長老の父が、鉦を打つ。



 終わると、竜神様と延命地蔵に向けて、自分の歳の数だけ拾ったまなご石を投げてお供えする。


 高齢のおっちゃんたちからは、
「1回では手に乗らない。」
「なんぼ数えたか忘れたわい。」
などの言葉が出てくる。




 私も、わりあいたいへん。


 初盆の家から接待を受け、三々五々帰っていく。
夜6時半からの盆踊りにそなえる。

 再び静かになったフクロイセの浜。


 情報化、グローバル化の世界はここにはない。
超ローカル。
これがまたいい。

 ふるさとのお盆は、そんなことを感じさせてくれる、ふるさとの良さを感じさせてくれる行事だ。

 さあ、今から先祖供養の盆踊りに行く。


               岬人(はなんちゅう)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平礒の盆踊りの準備

2018-08-14 | ふるさと
 平礒の盆踊りは、先祖供養の色が多く残っている。
 私が幼い頃は、14日・15日と2日間にわたり行われていたが、
今は14日のみ行われている。
 それでも先祖供養という意味で、なくなってはいないのだ。

 準備は、消防団員が行う。
今年は、息子も含め20代から30代の若者が5人もいるので、若者たちに任せている。

 それでも普段、地域のために何もできていないので、
7時から始まる準備に出かけた。


 大がかりな準備はないが、掃除をし提灯をつる。


 私は道の掃除をした。


 この石垣は、どれくらい昔から作られたのだろうか。
先人たちの信仰心、思いを想像しながら掃いていく。


 金兄ちゃんがやって来た。
 大昔、平礒に隠れ住んでいた平家の一門が、源氏の追っ手により生き埋めにされたとされている。
その平家たちを供養している供養塔の掃除のため。


 鏡がたくさん置かれている。
生目様を祀っているのだろうか。


 歴史の表舞台には出てこない、小さな小さな郷の物語。
でもそこにはまちがいなく、先人たちが生きた証が引き継がれ、残っている。



 黙々と掃除していると、ツクツクボウシの蝉の声が耳についた。
この夏、初めて蝉の声を意識して聞いた。
こんなゆったりとした時間が流れている。


                  岬人(はなんちゅう)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過、潤い、輝くふるさと佐田岬

2018-07-30 | ふるさと
 昨日29日(日)のへそ曲がり台風は、東からやってきた。

 西日本豪雨災害があったばかりだったので、
追い打ちをかけられないか心配していた。

 被災地やこちら佐田岬でも、大したことはなく心をなでおろした。

 台風が過ぎ去った後は、空気や海、川がきれいだ。
そして山までも潤い輝いている。


 お気に入りのヘアピンカーブ。
今朝7時から平礒が請け負っている中山間事業として道路の草刈りをした後。


 ウジナから明神や伽藍山、松の見舞崎を望む。


 西日に照らされ、二名津湾の海面が銀板のようにまぶしく輝いている。
海の向こうは大分県大分市、別府あたり。


 峠のウジナ。
大きく成長した木々が道を覆い、緑の涼しいトンネルを作っている。


 平礒のカンクボから釜木を望む。
手前のフクロイセの海が澄んでいるのがわかる。
 台風によって、海もかき混ぜられたのだろう。


 記念碑から見た平礒の集落とミカン畑。
緑が潤い、青々として見える。

 暑い夏の日。
ふるさとの風景は、潤い、輝いていた。
耳には、蝉の大合唱がわんわんと聞こえてくる。
 ふるさと佐田岬の夏。
いいものだ。


          岬人(はなんちゅう)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平礒の太陽

2018-07-08 | ふるさと
 「黒部の太陽」ならぬ「平礒の太陽」から一夜明けた7月8日。
昨日午後から、またいつでも出動できるように自宅待機をしていた。
夜から朝にかけて、少しずつだが雨も降り、土砂崩れが拡大していないか心配していた。

 妻と息子は、被害が大きかった大洲に住む姉夫婦の家に後処理の応援に行った。
家の基礎を他よりも上げていたらしいが、床上30㎝ほどまで水につかったという。

 こちら平礒は、先ほど午後3時過ぎにようやく太陽が顔をのぞかせた。
何か久しぶりのような気がする。
 昨日は土砂で濁っていた釜木湾も青さを取り戻した。


 みかん山の緑も鮮やか。


 神社の楠や椋の木も大きく枝を伸ばしているようだ。


 昨日は、道路に吹き出していた鉄砲水も治まり、安心して歩ける。


 そして土砂崩れ現場は、


 建設業者が来て、警告灯やロープを張ってくれていた。




 昨日と比べ、ほとんど変わりない状態で、ひと安心。


 
 県内外、たくさんの知り合いからこちらを気遣う連絡をいただいた。
本当にありがたいことだ。
 この場を借りて、落ち着いたふるさとの様子をお知らせしたい。

 しかし、まだ愛媛県内の南では大雨警報が出ている。
被災された方も多数。
 1日も早く、生活が落ち着くことを祈りたい。

          岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕の記録的な大雨

2018-07-07 | ふるさと
 先日から降り続く大雨。
昨日は大雨警報が出て、伊方町内の全小中学校は午後から下校。

 帰りが気になり、いつもより早く仕事を終え、帰路についた。
釜木を通って帰るのだが、今まで見たこともないような水。
川なきところからも水が噴き出していた。



 そして最も緊張が走ったのが、舟瀬川。
まるで滝のようだ。
細い道路が飲み込まれてしまうような。



 夜になっても雨足は激しく、到る所から鉄砲水が吹き出していた。

 
 そして今朝、窓を開けて釜木湾を見て驚いた。
茶色く濁っていた。



 こんな時は、山が崩れて土砂が流れ出たと考えられる。
災害の様子はどうなっているのかと考えていた矢先。

 とんでもないことが起こっていた。
上道路の入り口、タカヒラが土砂崩れ。



 遠くから見たところ、幅20メートル、長さ40メートルくらいに渡り土砂崩れ。
現場へ向かう。


                   岬人(はなんちゅう)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊方町、ふるさとの未来人口

2018-06-30 | ふるさと
 伊方町の未来人口に関して、驚くような予想図が描かれている。

 伊方町の2015年の総人口は総務省統計局が2016年10月26日に公表した国勢調査結果によると9,626人。
5年前と比べると11.5%の減少。
 減少率は全国市区町村の中で130番に大きい。

 「将来推計人口(2018年3月推計)」によると、今後2015年から2045年までにはさらに60.1%減少し、約3,800人となる見込み。
その減少率は全国市区町村(2017年4月1日現在1741、ただし東京23区を含む)中で100番目に大きい。
 このとき2045年の平均年齢は、2015年の 56.5歳から7.6 歳上昇し、64.1歳となる。

 なお、「平成20年~24年 人口動態保健所・市町村別統計」(厚生労働省)によると、
伊方町の2008年~2012年における赤ちゃんの出生数は、年平均で58人。

 人口千人当たりでは5.4人(全国平均8.4人)となり、全国の1,741市区町村中1451番目。
 同期間の1人の女性が生涯に産む平均子供数を推計した合計特殊出生率では1.70で227番目。
 ちなみに、婚姻件数及び離婚件数は、それぞれ人口千人当たり3.3件(全国平均5.5件)、
0.83件(全国平均1.94件)となっている。

 また、2018年4月17日に厚生労働省が公表している最新の「平成27年市区町村別生命表」によれば、
2015年の伊方町の平均寿命(0歳児の平均余命)は、
男性が全国平均よりも0.9歳短い79.9歳、
女性は全国平均と同じ87.0歳となっている。



 2017年度高齢者人口統計(4月1日現在)を発表した。
県内の65歳以上の高齢者は、過去最高の31%。
 伊方町は、44.3%で、久万高原町の46.6%、上島町の44.9%についで3番目。


 町内を地域別で見ると、


 三崎地域の高齢化率は、53.2%。
 また65歳以上の高齢者が、集落の半分をこえると限界集落と呼ばれるが、
限界集落は、14集落のうち12集落もある。

 驚くべき様子だ。
2集落だけが限界集落ではないが、我がふるさとの平礒はまだまだ活気がある。

 人口43名のうち、高校生が4名、20代が4名、30代が1名、40代が3名、50代が5名。

 喜久家プロジェクトのように、交流人口、関係人口を増やしていきたい。
地域の未来は、地域で創る。


          岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨あがりのふるさと

2018-06-20 | ふるさと
 昨日から断続的に降り続いた雨。
県内各地では、警報が出た地域もあった。

 こちら佐田岬では、それほどの雨は降っていないが、
釜木のフナセ川は滝のような勢いだった。

 今日はいつもより早めの帰宅。
ちょうど雨あがりのふるさとを見ることができた。



 霧がどんどん上昇して、集落がはっきり見えていく。

 たっぷり降った雨のおかげで、植物は青々としている。
命の雨だ。




 緑に包まれたふるさと平礒。
いいものだ。

 
       岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の季節の風景

2018-06-09 | ふるさと
 梅雨入りし雨が多くなっている。

 今日は、雨が上がったが、お日様はそんなに照らなかった。

したがって涼しい一日となった。

 夕方、帰って来て、平礒の青々とした風景を写真におさめた。


                        「モノレールと集落」


                        「モノレールと釜木湾」



                        「お宮のムクノキと倉庫群」

 こんな風景もよいものだ。

         
                       岬人(はなんちゅう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする