【中国・福建省・福州市】三坊七巷の宮巷にある明代に建立された建物で、林則徐の次男・林聡彝の故居。 明・清時代に福州最大の豪邸の一つで、花庁園林は三坊七巷の中で最大級の庭院園林の一つ。 殆ど建物だけが復元されたもので、家具類等生活感のあるものは殆どなく少々物足りないが、中庭である園林は素晴らしい。
三坊七巷には昔の高級官僚などの故居が幾つかあり、復元直後は2~3ヵ所が無料で公開され賑わっていたが、復元が進むにつれて有料になった。 しかし、有料になった途端に入場者が激減し、いまでは閑古鳥が鳴いているらしく、林聡彝故居を訪れた時も他に入場者がおらず、一人でじっくりと庭院園林を観られた。
林聡彝故居の入口 入って直ぐの広場
広場の回廊の壁に描かれた麒麟 落ち着いた雰囲気が漂う
建築物には精致密は木彫りの装飾が再現されている
花庁園....林亭、台、楼、閣、小楼、魚池がある
左手に太湖石や堆積したサンゴ石で造られた築山....山頂にある亭
西側の壁側に設けられた小楼から眺めた花庁園林と築山の亭
築山の太湖石越しに眺めた閣?/魚池に浮かぶ黄色い葉が美しい/築山から眺めた楼?
壁の隅に設けられた亭 屋根部の装飾
唯一の2階建部分で窓が多いシンプルな造り