何と言ったら良いものか。
爆ぜるようなエネルギーを浴びて、光がギリギリ届くぐらいの深海で泳いで、空を飛んで、Red Bootsでガツーンと頭をぶん殴られ、My Favourite Thingsで小躍りして、Sukiyakiで郷愁の念に駆られ、軽快な子リスのようなカノンを聞いて・・・。
何だかそういうジェットコースターな一日をSOHOのRonnie Scott'sで体験してきたわけです。
Ronnie Scott'sと言えばロンドンジャズの老舗。
そしてジャズと言えば、大野雄二・・・もそうだけど、上原ひろみ。
久々の生ジャズが上原ひろみっていうのも、何だか贅沢な気がする。
日本でも(主に大野雄二だけど)たまにジャズを聞きに行ってはいたのだけど、イギリスでジャズを聞きに行くのは今回が始めて。
日本のジャズバーとは違って随分と広い。
加えてオシャレ。
音響も抜群に良い。
日本の有名どころでも、音割れがヒドイところとかありますんでね。
あとはどうでも良いけど、チャージと飲食料が(日本と比べると)異様に安い。
さらにどうでも良いけど、店員のお姉さんがすげー可愛かった(多分フランス人)。
さて、そんな話は本当にどうでも良い。
"Japan's mesmerizing piano maestro" ですよ。
とにかくすごかった。
多分、エネルギーとかパッションとか喜びとか楽しさっていうのは人に伝播するんでしょうね。
自分の胸の奥底にあるパンドラの箱みたいなものがブワッと開いて、そこからあらゆる感情が吹き出てくるんですよ。こう、自分でも抑えきれないぐらいの情熱が湧き出るというか、電流が足の先から頭のテッペンまで流れるというか。
背筋がゾワゾワッとした回数は数知れず。
断じて会場の空調が利きすぎていたからではない。
まぁ、もう本当に感動しっぱなしでしたよ。
それにしても、上原ひろみって素朴で素直な人なんだろうなって。
セッションが始まる前の挨拶は確かこんな感じ。
"Thankyou for coming today, It's great to see the house packed with so many people. Enjoy the music...and the drinks...and the food"
会場から暖かい笑いが込み上げる。
さらにピアノソロ(パッヘルベルのカノン)の直前。
"The next piece is a piano solo. It's...a famous music"
会場が再び暖かい空気に包まれる。
さらに演奏が始まると、伴奏に合わせて会場のあちらこちらから観客のハミングが聞こえる。
何か、この場にいれて良かったな、って。
いやー、それにしてもですね、何か興奮が冷めないので話戻して良いですか?
上原ひろみのジャズはとにかく普通じゃない。
普通のトリオとかカルテットだと、コードという枠の中でそれぞれが自由に演奏をして、予定調和的に協奏していく感があって、そういう意味では(随分前にもチラッと書いたけれども)ルパン三世的な印象が強い。ピアノ(ルパン)とベース(次元)とドラム(五右衛門)が観客の心(お宝)を盗むといったところか。それぞれが個性強いソロを演出しつつも絶妙なハーモニーを奏でて、たまに銭形とか不二子がスパイス的に投入されて。
ところが、上原ひろみの場合は、こう、何というか聞いていて「ルパンがどうのこうの」みたいなことを考えている暇がない。最初から最後まで圧倒されっぱなし、放心しっぱなし。
ベースの透明感ある音は何か海底に引きずり込まれそうな気分になるし、ピアノとエレキの完璧な調和音はまるで空を飛んでいるような気分にさせられるし、そういうのが全部完璧な調和を持って演出されて・・・。
もういいや、回りくどい。
とにかくステージから放たれるエネルギーがとにかくすさまじいんです。
だけれども、ただすさまじいだけじゃなくて(こういうのを引き合いに出すと怒られるかもしれないけれども)ハウスやテクノで言う「タメ」に焦らされまくったりもするんです。さらには、知ってました?ピアノって打楽器にもなるんですよ?
そういう遊び心も満載で、何というか、気付けば完全に虜になっていて、トロットロにとろけてしまって、身も心も全てその空間に委ねてしまっているんですね。
まぁ、もうとにかくすごかった。
何をどう言葉で表現しようともこの感動を言葉にすることが出来ないのでここらでやめておきますが。
あとね、知ってました?
彼女、ボクと同じ1979年生まれなんです。
何かね、俺も負けてらんないなって思いました。
何様だ発言ですよね、分かります。
でもね、こういうこと言うとチープに聞こえるかもしれませんけど、元気もらったんです。
あれだけ力一杯生きれるんであれば俺も頑張れるな、って。
また明日から頑張るッス。
爆ぜるようなエネルギーを浴びて、光がギリギリ届くぐらいの深海で泳いで、空を飛んで、Red Bootsでガツーンと頭をぶん殴られ、My Favourite Thingsで小躍りして、Sukiyakiで郷愁の念に駆られ、軽快な子リスのようなカノンを聞いて・・・。
何だかそういうジェットコースターな一日をSOHOのRonnie Scott'sで体験してきたわけです。
Ronnie Scott'sと言えばロンドンジャズの老舗。
そしてジャズと言えば、大野雄二・・・もそうだけど、上原ひろみ。
久々の生ジャズが上原ひろみっていうのも、何だか贅沢な気がする。
日本でも(主に大野雄二だけど)たまにジャズを聞きに行ってはいたのだけど、イギリスでジャズを聞きに行くのは今回が始めて。
日本のジャズバーとは違って随分と広い。
加えてオシャレ。
音響も抜群に良い。
日本の有名どころでも、音割れがヒドイところとかありますんでね。
あとはどうでも良いけど、チャージと飲食料が(日本と比べると)異様に安い。
さらにどうでも良いけど、店員のお姉さんがすげー可愛かった(多分フランス人)。
さて、そんな話は本当にどうでも良い。
"Japan's mesmerizing piano maestro" ですよ。
とにかくすごかった。
多分、エネルギーとかパッションとか喜びとか楽しさっていうのは人に伝播するんでしょうね。
自分の胸の奥底にあるパンドラの箱みたいなものがブワッと開いて、そこからあらゆる感情が吹き出てくるんですよ。こう、自分でも抑えきれないぐらいの情熱が湧き出るというか、電流が足の先から頭のテッペンまで流れるというか。
背筋がゾワゾワッとした回数は数知れず。
断じて会場の空調が利きすぎていたからではない。
まぁ、もう本当に感動しっぱなしでしたよ。
それにしても、上原ひろみって素朴で素直な人なんだろうなって。
セッションが始まる前の挨拶は確かこんな感じ。
"Thankyou for coming today, It's great to see the house packed with so many people. Enjoy the music...and the drinks...and the food"
会場から暖かい笑いが込み上げる。
さらにピアノソロ(パッヘルベルのカノン)の直前。
"The next piece is a piano solo. It's...a famous music"
会場が再び暖かい空気に包まれる。
さらに演奏が始まると、伴奏に合わせて会場のあちらこちらから観客のハミングが聞こえる。
何か、この場にいれて良かったな、って。
いやー、それにしてもですね、何か興奮が冷めないので話戻して良いですか?
上原ひろみのジャズはとにかく普通じゃない。
普通のトリオとかカルテットだと、コードという枠の中でそれぞれが自由に演奏をして、予定調和的に協奏していく感があって、そういう意味では(随分前にもチラッと書いたけれども)ルパン三世的な印象が強い。ピアノ(ルパン)とベース(次元)とドラム(五右衛門)が観客の心(お宝)を盗むといったところか。それぞれが個性強いソロを演出しつつも絶妙なハーモニーを奏でて、たまに銭形とか不二子がスパイス的に投入されて。
ところが、上原ひろみの場合は、こう、何というか聞いていて「ルパンがどうのこうの」みたいなことを考えている暇がない。最初から最後まで圧倒されっぱなし、放心しっぱなし。
ベースの透明感ある音は何か海底に引きずり込まれそうな気分になるし、ピアノとエレキの完璧な調和音はまるで空を飛んでいるような気分にさせられるし、そういうのが全部完璧な調和を持って演出されて・・・。
もういいや、回りくどい。
とにかくステージから放たれるエネルギーがとにかくすさまじいんです。
だけれども、ただすさまじいだけじゃなくて(こういうのを引き合いに出すと怒られるかもしれないけれども)ハウスやテクノで言う「タメ」に焦らされまくったりもするんです。さらには、知ってました?ピアノって打楽器にもなるんですよ?
そういう遊び心も満載で、何というか、気付けば完全に虜になっていて、トロットロにとろけてしまって、身も心も全てその空間に委ねてしまっているんですね。
まぁ、もうとにかくすごかった。
何をどう言葉で表現しようともこの感動を言葉にすることが出来ないのでここらでやめておきますが。
あとね、知ってました?
彼女、ボクと同じ1979年生まれなんです。
何かね、俺も負けてらんないなって思いました。
何様だ発言ですよね、分かります。
でもね、こういうこと言うとチープに聞こえるかもしれませんけど、元気もらったんです。
あれだけ力一杯生きれるんであれば俺も頑張れるな、って。
また明日から頑張るッス。