西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

「熱狂の日」音楽祭見聞記(続き)

2008-05-05 14:49:40 | 音楽一般
昨日、思いがけないことがありました。最初のコンサートが終わり出てみると、法隆寺の八角堂のようなところで、演奏している女性の姿。ピアノです。去年ここで演奏するバイオリニスト、それに昨日も記したいちむじん、と聴いて、今年はどんな人がするのだろうと、前もって情報を得てなかったので、当日もらったパンフを見ると、アンヌ・ケフェレック女史とありました。通りすぎる所だったのですが、終わるまで拝聴。だけどずいぶんサービスしてくれる人だなあと思いました。私自身、その名は夙に知っていましたが、どのような特徴をもち、どのようなレパートリーのピアニストなのか、ほとんど知りませんでした。フランス人だから、もちろんフランス音楽は得意とするでしょう、ドイツ系の音楽は、特にベートーヴェンなどは?、などというところです。
その後、次の無料音楽会を聴きに下に下りていくと(半券がないと行けないところ)、なんとケフェレック女史のサイン会があるとのこと。これから始まるところでした。女史の演奏CDなどがおいてあり、その中から1枚(といっても2枚組み)ラヴェルを買い求め、サインの列に。(サインがCD購入を条件としているというようなことではなかったようですが、私はやはりCDにサインしてもらわないとしても、このようなときは買うべきだと思います。)にこやかな雰囲気でサインしてくれるのが良いですね。女史はそのような人でした。

化石化した私のフランス語、
Ici, s'il vous plait.(ここにサインをお願いします。)
Est-ce que je peus vous prendre en photo?(お写真撮っていいですか。)
も何とか通じたようで、1枚撮らせていただきました。(もし失礼なようでしたら、削除します)



閨秀のピアニストのイメージでしたが、CD売り場ではシューベルトの連弾曲集やベートーヴェンのソナタ集などのCDもありました。それも聴いてみたいと思っているところです。しかし、腕を命としているピアニストですから、腕は大丈夫なのだろうかなどと思ってしまいます、多くの人たちにサインして。私もしてもらった一人ですが。



音楽祭は明日まで。もう一度あの雰囲気の中でシューベルトを聴きに半券を持って行きたいと思っているのですが。追加公演がされるということですが、着くのが遅くなりそうで、入手はちょっと無理かな。