けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

C2到着!!

2008-09-29 18:03:57 | マナスル08
飯田橋留守番隊です。

ケンケンより衛星電話で連絡が入りました。

6300mという高所からの連絡なのでさすがに息が切れていました。
今回は、臨場感を出すために、実際の声を拾ったそのままを書いてみます。

ケンケン
「元気ーーー?」
「昨日連絡できなくてごめんね」
「今C2着きました。あ、メモとれる?」
「C1を8時半に出発。全員で。懸垂氷河のスティープなところで、
鈴木さんがギブアップ 6000m越えたろころかな。でも、よく頑張ったよ。酸素ちょっと使いながらね」
「田路さん、磯田さん、楠さんが平岡グループで13時30分 6370mまで」
「C2のちょっと手前。ラッセル達がテント張ってるのがC2だから50mくらい手前かな」
「真っ白。真っ白。昨日天気良かったけどまた雪だよ」
「コンディションは良いよ。雪崩はほとんどおきていない」

「わりそーさん、たもっちゃんと14時に追いつきました」
「みんなひーこら、ひーこら言ってるよ。あ、書いといてね。ひーこらひーこらって」
「これからC1まで下山します。C1でもう一泊宿泊します」
「みんな元気だよ。鈴木さんもまだ着いたかわからないけど、シェルパと一緒に降りたから大丈夫。元気だよ」

と、息は切れながらも、元気な声で連絡が入りました。

雪が多く積もったので、歩きやすいようですね。
湘南爺さんは、酸素を少し吸いながら、いけるところまで頑張りましたが、
6000メートルを越えたところで、順応登山はリタイアとなりました。
最高齢ですが良く頑張っています。拍手です!!
C1に先に帰って、皆の帰りを口の準備運動しながら待っていることでしょう。

C1に戻る途中で懸垂氷河を通過します。
隊員の皆さんあせらず、慎重に下ってくださいね。

Photo:写真を追加します。C1から上部へ向かう湘南爺の雄姿です。
     最高到達点で「ありがとうございました。」と同行の隊員に深々と頭を下げた
     湘南爺のハートに感謝の気持ちと拍手を送ります。