お山の上にあがれば、平地よりはいくらか涼しいのですが、
相変わらずの鳥枯れ。時間をかけてうろうろしてもなかなか気配がありません。
スコープを抱えた鳥見のおばちゃんやら、
お馴染みAさん、Uさんにも出会ったりしましたが、
「いやはや、いませんな~。」のため息混じりのご挨拶を交わすばかりでありました。
秋の気配がないわけではありません。もうすぐそこまで、という気もするのですが
なかなかでありますよ。
かろうじて、暗がりの繁みの中をエナガさんの小さな群れが過ぎていきました。
ヤマガラさんも混じっておりました。
こちらは、お腹しか見せてくれませんでしたが、ムシクイでしょうか。
気配がない中、これだけでも貴重な出会いでしたね、
と思ってしばし四阿のベンチでお昼寝。
ひと息ついて再度池畔を巡ると、雑木の繁みの中でソウシチョウの鳴き声。
何だか気合も入らぬまま、姿が見えるのを待ってみました。
まあまあ、鳥枯れの折、これも貴重な方ですね。
しょうがないこんなものかと、山道を抜けて帰途につきますが、
その繁みの暗がりに枝止まりしたのは、久々出会いのキビタキさん、メスです。
と、こうしてみると、暗がりのいずれも寸時のことでしたが、
色々小鳥さんたちには出会えたわけでして、
鳥枯れの状況とは言いながら、少しずつ変化の兆しもあるということでしょうか。
停めていた車のところで乗り込もうとすると、傍の樹木で
「チリ、チリ、チリ、」と鳴いていたのはホオジロさんでしたよ。
とまあ、こんな調子の23日でした。 まだまだ暑い日が続きそうですが、辛抱、辛抱ですね。