Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

キビナゴと面白かったDVD

2011-12-07 09:14:01 | ウチご飯

自分のブログはどんな検索に、ヒットしているのか?という事が
毎日解る。常々、こんなの読む人いないだろーなーという記事である
書評に検索がかかる事が最近多いカフカっすよ、カフカ
小学校の時から自慢じゃないけれど、読書感想文がだ―いの苦手
その私が書いた書評に辿り着いた見知らぬ方には御同情の念を禁じえない
先日新聞を読んでいると、ある本の広告が目を引いた。
「絶望名人カフカの人生論」。 なーるほど、それで「城」等の検索が多いのか
世の中はカフカが来ているらしい。で、その「城」を自分で検索すると、確かに
昨年書いた時より、「城」を読んだ方のブログがゴロゴロ
昨年書いた時点では、殆ど見当たらなかったのだけれど・・・
どうもその効果は「審判」にまでは波及していないらしい。
「絶望名人カフカの人生論」には「城」からの引用が多いのかな~

世の中には評論家という職業がある。なんか羨ましいような・・
だってさ、好き勝手に自分の思った事、言ってれば、お金が貰えるんでしょう?
一番良いのは居酒屋評論家ね今や吉田類さんなんて日本中の
憧れの人でしょうなんかあの人、本業はイラストレーターだっていうじゃない。
どのようなプロセスを経れば居酒屋評論家になれるのかな~?
まあね、どのジャンルの評論家であれ、その道のデーターをいっぱい
持っていなければならないだろうから、そう簡単ではないのかも?だけれど。

そんな評論家が主人公の映画「トスカーナの休日」という映画を見た。
2003年の作品で監督は女性のオ―ドリー・ウェルズ。主演はダイアン・レイン。
「トスカーナの太陽の下で」というベストセラーエッセーの映画化。
(原題は映画も太陽の下でです。)邦題はきっと「ローマの休日」とかけているのね。
ローマの休日へのオマージュもあるし。見終えた時にハッピーになる映画。

作家であり、書評も書いている若くはないフランシス。どうもいつも辛口の書評らしい。
あるパーティーでフランシスにかつて散々に評されたある男性の作家が
「辛口書評でありがとう。人物の描き方が足りない、とくに主人公の
男性はただの女たらしとしか思えないと書かれました。皮肉な事にあなたの
御主人のようですね」と言い去って行った。
場面は変わって、フランシスが弁護士から「御主人が慰謝料を
要求しています。それに今住んでいる家が欲しい」と言われるシーン。
で、離婚したフランシスは住んでいた家を手放し、住むところがない。

ゲイの女友達が、傷心のフランシスにトスカーナ10日間ゲイツアーのチケットを
プレゼント。唯一ストレートの彼女はトスカーナを彼らと巡っていると、
「ブラマソーレ」と名付けられた貴族のお屋敷が売りに出されているのを知り
(ブラマソーレとは太陽に焦がれるの意)古―いその御屋敷を衝動買いし、
ポーランド移民の職人たちとリフォームに取りかかる・・・

そこにはイタリア的時間とイタリア的規律があの日本人より遥かにラフな
アメリカ人をしても驚く事ばかり。
この作家は実在の作家だそうで、サンフランシスコとトスカーナを往復しながら
その御屋敷をリフォームしたそうです。異国の地で家族を見つけたフランシス。

職人さん達の為にお料理を振る舞うのですが、それがまた美味しそう~
トスカーナの食卓に上るワインとスローフードの数々・・・
登場人物もそれぞれ個性的で、楽しい。不動産役のイタリアの男優さんが
良い味だしている。異国の地で傷心のフランシスの常に支えになって
「昔、険しい峠があったベニスとウィーンの間に鉄道が敷かれた時にまだ列車が
本当に通るかどうかさへ決まってはいなかった。でもこの地の人はいつか
列車が通ると信じて鉄道を敷いたのです」という励ましが良かったな~。

スローなトスカーナの生活、自然の美しさ、それにトスカーナの食卓に
いろいろな過去を持っている人々が癒されていく、そして本当の家族のように
心が繋がる・・・ 幸福になるには子供の様な無邪気さが大事なんですと!
靴の先から頭のてっぺんまで大人な私には一苦労でございますわよ
子供の無邪気さを持つなんて・・オーホホホッ
ダイアン・レインは綺麗ですね~上品な美しさ
今度はエッセイで読んでみたくなりました

大好きなきびなごが売っていたので、さっそくお造りにしました!

きびなごって旬は夏じゃなかったっけ?と思っていたら年に何度か
旬があってお造りには11月から12月がピッタリらしい。

きびなごは安いけれど、骨を抜いたり頭を取ったりがしんどいのよね~。
忍耐がいる作業が不得意な私にはホントにしんどい・・・。
全て手で裂きます。塩水で洗って、ポン酢で頂きます。