戸隠を後にバスで善光寺前でおりました。
善光寺の参道に続く通りは素敵なお店が軒を連ねています。
お焼きの有名店「小川の庄おやき村」で焼きお焼きを買いました。
実は何度かここのとかあそこのとか買っているのですが、イマイチ美味しいと感じた事が無い
途中で酒饅頭の老舗を見つけお饅頭を購入。
とてもフワフワでアンも甘くなく美味しいには美味しいのですがお酒の香りが弱いかな？
そして今回の発見は長野駅！
木を生かして作られている駅。
１階は長野の有名店や特産品がずらーっと並ぶ素敵な商業施設になっていました。
ここで全てが手に入るって感じです！
地ビール、地酒、地ワインを立ち飲み形式で味わえる素敵なお店もありました。
そして、ここでのお目当ては一番おいしいと評判のお焼き「いろは堂」でお焼きを買う事。
確かに今まで食べた中で一番おいしかった 
帰りの新幹線で食べながら東京に向かいました。
帰りも満員の新幹線、なんと自由席では収まらず指定席にまでたっている人が
繁忙期の特別処置なんだそうで。。。
美味しいお蕎麦と自然にあふれた戸隠・・・行って良かった～
戸隠で人気ＮＯ１のお蕎麦屋は「うずら屋」
このお蕎麦屋さんは宿坊極意のすぐ前にあります。
開店は10：30からで、そのずいぶん前からお店の前に出された予約者名簿に
名前と人数を記入すれば順番が来る頃に戻って店内に通されます。
地の利で早くに名前を記入する事は可能でしたが、朝食から時間があまり経っていないため
ＮＯ１は見送る事になりました。
食べログでは僅差の人気店ＮＯ２の「極楽坊」で食べることにしハイキングに出かけました。
11時半くらいに極楽坊に到着し、数分待って入店。
こちらは中社や奥社から少し離れているので入店待ちの人は少ないようです。
ただ１２時過ぎからは行列も出来ていました。
とても綺麗な雰囲気の良いお蕎麦屋さん。
お蕎麦の前に、山菜、天麩羅などを頼みビール＆地酒を楽しむ・・・
山菜の天麩羅等は松本、長野市内から比べると少々高く、ボリュームが少ない戸隠でした。
今回気に入ったのは行者ニンニク！
ちょっとしたニンニクっぽい香りが良いですね～
お蕎麦～
極意と同じ細いタイプ。我々は東京下町タイプの細いお蕎麦が好きなのです。
ここも水蕎麦っぽいしっかりとお水を切っていないお蕎麦ですが、とてもコシ、のど越しともに良く、
つけ汁は一番おいしかった～
とても美味しかったのでお替りしたくなり、東京下町風にお酒の肴でザル、締めにカケという感じで
とろろかけ蕎麦を。
とろろが別添えでカケの味をシンプルに味わう事が出来ます。
信州蕎麦というとザルが一般的でしょうけれど、ぜひこのカケは味わってください！
東京にあればミシュランの星をもらえるのでは？と思わせるお味でした。
今はない人形町のミシュラン店「仁行」に非常によく似たお味でした。
少々、お蕎麦のゆで具合が柔らかかったもののお出汁とのバランスが最高でした
翌日は中社から奥社方面にハイキング
小鳥のさえずりと新緑に囲まれ小鳥が池、鏡池、みどりが池と回りました。
小鳥が池からも戸隠山がくっきりと望めます。
いたる所に「熊注意」の標識が！！！どう注意したらいいのか・・・
コブシの花が清楚です。
水芭蕉がいたる所に群生しています。
ニリンソウ～
カタクリ～
スミレ～
ミヤマキンバイ～
最高に癒された～ケム～
昼食の前に中社にお参りしました。
バス停「中社前」下車すぐ。
神話で天皇家の先祖とされている天照大神（アマテラスオオミカミ）は
高天原（タカマガハラ）に住んでいました（天上とされていますが宮崎の高千穂とも言われていますね）
暴れ者の弟、スサノウの目に余る乱暴ぶりに耐えかね天岩戸にこもってしまい世界は真っ暗になってしまいました。
来る日も来る日も真っ暗なので、困り果てた神々の中で天八意思兼命（アメノヤゴコロオモイカネノミコト）が神楽で
大神を誘い出そうという知恵を出しました。
神楽の上手なアマノウズメノミコトに白羽の矢が立ち、岩戸の前で艶やかな踊りを披露。
それを見ていた観衆の声があまりにも盛り上がっているので大神は興味をそそられ、岩戸をチラッと開けて
神楽を見ようとしました。
そのスキをついて天手力雄命（アメノタチカラオノミコト）が怪力を振り絞り、岩戸を開け
二度と大神が岩戸を閉めてしまわないように岩戸を遠くまで投げ飛ばしました。
天照大神が洞窟から出てきて世界に光が戻りました。
天上から投げられた岩戸が戸隠山になったというワケです。
因みに天照大神の両親がイザナギノミコトとイザナミノミコトで日本国を造ったとされていて
伊勢神宮に天照大神と共にお祀りされています。
なので伊勢神宮が神社の中の神社とされているのでしょうね。
その神楽で大神を誘い出すという知恵を出した天八意思兼命をお祀りしているのがこの中社です。
へーー初詣でもないのに並ぶんだね～
この後、昼食をとり荷物を今夜泊る「宿坊 極意」に預けて奥社へと向かいました。
宿坊の前には長野地区お蕎麦人気ＮＯ１の「うずら屋」がありお昼の時点でお蕎麦は売り切れとの看板が(@_@)
中社から徒歩で2時間強の道のりの奥社へ。
鳥居が見えても、まだまだ２ｋｍほどの道のり・・・
奥社までは急な道のり。さすが奥社、長蛇の列！
奥社は想像よりこじんまりしたお宮でした。
奥社は天岩戸を開け投げ飛ばした怪力の天手力雄命をお祀りしています。
戸隠山は（写真右の山）は横に広がり屏風のように見える山でした。
宿泊は戸隠で一番評価が高かった「宿坊 極意」にしました。
茅葺屋根がとても立派な宿坊です。
トイレバスは無く全て共同。
１１畳のお部屋は青畳のにおいがする清潔なお部屋でした。
窓からは茅葺が見えます。
トイレバスは全て１階にある為２階の我々の部屋は2000円ほど安かったです。
共同トイレバスもとても清潔に保たれていました。
夕食は神前で頂きます。
どのお料理も繊細でとても味付けが良く、久々に美味しい日本食を食べたという感じでした。
湯葉のお鍋も美味しかった～
そしてお替り自由のお目当てのお蕎麦。
昼食で食べた葉隠のお蕎麦より細く、つけ汁も香りよく私好みでした。
お腹はパンパンでしたがお替りしました。
戸隠というか信州のお蕎麦はあまり水切りをしないそうです。江戸蕎麦とはそこが大きく違う。
麺だけを食べてみると水蕎麦の様で美味しかったです。
デザートは花豆の蒸し羊羹、これも美味。
翌日の朝食はシンプルで美味しい朝食でした。
豪華なお部屋を好む方には合わないかもしれませんが、丁寧な味付けのお料理が印象的な良い宿坊でした。
