Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

再び通販の松葉ガニを買う・・・

2014-02-26 09:01:26 | ウチご飯

私が生まれ変わってやってみたい事は、
今まではロック・グループのヴォーカルであった
女性のままではダメで男性ヴォーカルなので生まれ変わる必要がある。

次点がカリスマ的ピアニスト
これも男性でなければならない。
グレン・グールドの様に唸りながらバッハを弾くのだ

しかしソチ・オリンピックを見終えてNO1が変わった。
やはり男に生まれてアイス・ホッケーのスター・プレーヤーに
なりたい~
決勝のスエーデンVSカナダを見てそう思ったのだ・・
イケメンが多かったし~
あの高いスケーティング技術、カッコいいわ~~
相変わらずルールは全く分からないけれど・・・

日本の選手団が帰国し国にウインター・スポーツに対する助成を
かなりの選手が訴えていた。

日本のスポーツ育成に割り当てた予算ってショボイね~。
今回のオリンピック強化費だってショボイ、ショボイ。
一番メダル獲得の多かったフランスには驚いたよ~、
かけてるね~お金を。

まあね、今回のオリンピックで感じたけれど日本はメダルに執着しない
国民だもんね。
国も口では「一つでも多くメダルを!」とか言ってたけれど、
参加する事に意義がある派だったのだ、予算の少なさが物語ってるよ。

アルバイトしながらメダルを獲った選手・・・
メダルを獲る能力がありながら金銭的バックアップの無さで
逃している選手も多いのだろうな~

昨夜は帰国選手のニュース映像を見ながら食事。
これまた豪華な食事

松葉蟹のフルコースであるぞーーーーー
それも家族3人、一人1杯づつという贅沢。

それもこれも以前書いた通販の蟹が安いので出来たわけなのだ

味をしめて今回は活き松葉蟹を注文してみた。
訳あり1.5kg送料込みで5千円しないのだ。

週末に届いてくれると良かったのだけれど、これも漁があり次第という事で
昨日、届いたのだった。

開けて見ると・・・ジャーーーン

大型のご立派な蟹が3杯入っているじゃあーりませんか
どこが訳ありだかちーっともわからない蟹じゃありませんか

今回の訳ありは前回と違い若蟹ではないの。
前回は若蟹・・・脱皮直後で身入りが悪いので安い蟹という事でした。

お嬢が「蟹のお刺身をしゃぶしゃびして花を咲かせたいよ~」というので
お刺身用に蟹を裁きます。

これが大変、グチャグチャになりそう

でも、でも苦労した甲斐があり、美味しんだこれが

甘いのなんのって

蟹味噌は甲羅に入れて焼きましたよ~

繊細でありながら濃厚・・・
焼き蟹も作ったので、その身をここに入れて食べました~
至福じゃーーー

うちの夫は大の蟹好き。
これだけ食べれば今年は大満足だろう


もっと頑張れーー「軍師 官兵衛」の脚本家!

2014-02-24 18:52:27 | 日記

昨日は東京マラソンが開催され、
午前中は応援に駆り出された。
名前を書いた大きな紙持ち係

近場で一番空いていそうな蔵前で応援

夜はNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」を見る
官兵衛自体に興味があったけれど、どうもこのドラマは脚本が悪いよ~
百花繚乱というか、盛り込み過ぎて官兵衛のスマートさが弱い。
信長も、秀吉も毛利も描きながら官兵衛も描かなくてはいけないので
大変なのかも
でも、歴史ドラマってそういうもんだよね

そして昨日、気付いたのは主役の岡田君が小柄なので、
なおさら、際立たないのではないのかと。
インサイド・ストーリー的な部分も弱いし・・・
「次はどういう手で来るの?どうでるの?」というワクワクコースターに
乗せてはくれないのだ・・
この脚本家は歴史物に向いていないのかもしれないな。

事実は小説より奇なりという言葉があるけれど、
小説や映画の中で起こる様な事が実際に起こっていた。

週末、ネットで気になるニュースが目に留まった。
男子大学生がラインで心無い言葉を交際相手の同じ大学の
女の子に送り、その女の子が投身自殺した・・・
自殺ほう助の疑いがあったが釈放されたとの事だった。

その記事を読み、男子学生のした事に愕然とし、でもなぜ
釈放されたのかが不思議だった。

コメント欄にはいろいろな意見がありその中に
「メンヘラ」という言葉があった。
なーんとなく想像はついたけれど、正確な所は知らなかったので、
調べて見ると、メンタルヘルスがいっちゃってる人というネット用語らしい。

そして女子大生のブログやツイッターなどが存在し、自動的に辿り着くという
ネット社会ならでは合理性。

そのブログを読んでみると思わず、何日も遡って読んでしまった。

文学部に在籍していた子なので、文才はある程度はあるとしても、
そこには豊か過ぎる感受性と、その手の才能があるように感じられる文章。
リアルな世界にその様な感受性を持ち、表現しうる存在があったという事に
ショックを受けた。

小6か中学の1年くらいの時に、年の離れた従姉が「二十歳の原点」に
感激し、私に読むように勧められ読んだけれど、
まったく共感を得られず、なんだかずいぶん勝手な人の様に子供の私には
思えたのだった。
今読めば違うのかな

なんだかその女子大生のブログはその「二十歳の原点現代版」のような、
いや、それはもっと危うい精神の中で実社会とかい離している自己を
才能豊かに書き綴っていた。

ラインで心無い言葉を投げ続けた男子学生・・
単純にこれだけの事実で彼を裁く事は可哀そう過ぎると思ったのだ。
しかし、順調な人生だったかもしれない彼は、偶然に関わってしまった
人間関係のいたずらに影を投げつけられてしまったのだな~

ひどく、心が重くなった。闇、闇、闇そこにはそれしか読みとれなかったのだから。

 

 


一番好きなお刺身・・・サヨリかな?

2014-02-23 08:56:40 | ウチご飯

しばらくTV、新聞、ネットの情報を絶って今日TVを見た人なら
「浅田真央ちゃんは、ついに金メダルを獲ったのね~
と思うに違いない番組だらけ

ソチ・オリンピックもいよいよ後わずかです。
ゴルフのアクセンチュア・マッチプレーは4大陸選手権の様相
そして今日は東京マラソン

なので昨日のうちに買い物は済ませておきました
歩きながら駅弁が食べたいな・・・なーんて考えていたら
立ち寄ったスーパーで春の駅弁大会が催されていてラッキー。

あれは電車に乗って食べるから美味しいのであって、
家で食べて決して美味しいわけではないと知ってはいるけれど。

しかし私用に購入した駅弁が当たりだった
神戸、淡路屋の「春旬たけのこ御弁当」

期待せずに食べてちゃったので、中の写真はなし。
でもすべて美味しかったな~。
炊き込みご飯も、その上の焼き筍、チリメン山椒。
みがきニシンの煮物、菜の花、牛しぐれ煮・・・
おまけに道明寺の桜餅まで付いていた

お料理教室に通っているお嬢が鯛で作る「フュメ・ド・ポワソン」を
今日、作るというので錦糸町魚寅で小鯛を購入。
(お嬢は「魚をさばく」・・という渋~いコースに通ってます

店内を物色すると良いかたちのサヨリがあるじゃありませんか
私はサヨリには目が無いのだ~~~。

そろそろサヨリの旬も終わりですね・・・
卵を持ち始める季節ですものね・・・

大型で子持ちは2匹のみだった。そしてこうなりました

お魚をお刺身で食べる場合、子を持った魚は脂がのっていないので敬遠され
ますが、イカは子持ちだよね~

今が旬の子持ちやりイカも良いものがあったので購入し、
捌いていると・・なーんと鯵を食べている時に網に引っかかっちゃたらしい
ヤリイカさんが

小型の子持ちヤリイカなのに小鯵を食べるのね~
ゲソを引き抜くと見事に頭部を食べられている小鯵ちゃんでした~


こんな物を買ってしまった・・ケルヒャーの電動式窓用バキューム。

2014-02-21 09:18:24 | 日記

昨日の男子スキークロスは面白過ぎた~。
メダリスト達は絶対007の映画スタッフからオファーが来るね~。
やっぱり冬のオリンピックは面白いね~

女子フィギアは今まで見た中で一番、レベルが高い戦いだった。
メダルのプレッシャーがかかる中上位陣の、あのほぼ完ぺきな
滑り。
その中でもロシアのソトニコワは氷との一体感が一番、感じられた
意外にもロシアはフィギアで女子の金が初めてなんだね~。

久しぶりにあのヤグディンの演技をユーチューブで見た。
やっぱり演技時間が他の人の半分に感じるくらいの素晴らしい演技で、
この人を超える人はでてくるのだろうか
今回キム・ヨナは銀だったけれど、あのプレッシャーの中、流石だ。
女子でこのキム・ヨナを超える人は出てくるのだろうか

しかし相変わらず日本のメディアはいろいろな感動秘話を出してくるね~。
日本人のスポーツ感はそのプロセスなんだね、
結果じゃないのね

結果よりプロセスに熱狂するんだね・・・
結果を残してのプロセスなら、これは大いに私も感動するんだけどさ。

だから佐村河内守みたいのに騙されちゃうんだよ
あれ、騒いでいる人は作品じゃなくバックグラウンドを買ったんでしょ
あくまでも作品が良かったと思った人なら、どんな人に供給されようと、
関係無いもんね。

あーー、それにしてもようやく普通の睡眠に戻れる。
上手い具合にゴルフの方も松山君が2回戦で敗退してくれたので

オリンピックの開催地であるロシアのソチは思いのほか暖かいらしく、
ジャンプ台の周りに雪も無いんだってね。
ツイッターで松岡修三がソチにいるからだとささやかれていた

今年の東京は寒い!
その影響か例年より家の結露がひどく、北東の和室の畳にカビが
ヤバイよ~、かなりヤバイよ~

例年より寒いだけではなく、加湿し過ぎたのかもしれない
エアコンは加湿もしてくれるタイプ・・空気清浄機も加湿機能付き・・・
昨年まではこれで乗り切っていたのだけれど、
以前使用していた加湿器を今年は持ち出してみた。
これが、犯人かも

窓をタオルで拭いても、拭いても朝起きると、凄い結露で
結露用(窓掃除用?)のワイパーは持っていたけれど、
これでやると水滴がザーッて下に落ちちゃうのでタオルの準備が欠かせない。

ある時TVでこのワイパーの持ち手の所にペットボトルをはめるタイプの
ものが紹介されていて、これなら楽チンだな~と思い、
ハンズに買いに行ったら、品切れ~~~
あれはとても安いのね。
500円くらいで買えたらしい。

でも私の頭の中は「結露、結露」が渦巻いていたので、
代わりに何か良いものはないかと、店内を探し回った。

発見したのはケルヒャーの「家庭用電動窓用バッキュームクリーナー」

付属の洗浄液入りボトルとタオルパットが一体化したもので窓を拭き、
このバッキュームで吸い取る仕組み。

結露にも良さそうだし、冬以外にも使えるし、早速、購入。
これがなかなか良いんだ。
窓以外にも、もちろん使えてミラーなんかもお掃除してみたら
拭きムラなども残らず良い感じ

もちろん、結露も吸い取ってくれて、こんなに溜まるんだ!とビックリするくらい。

ただ一つ反省はハンズで買わずにネットで安いとこ探すべきだった~

と思うとネットでのお買い物が一般的になった今、
ホームセンターのようなお店も、大変だという事だな~

 


おひとり様デビュー!「Before midnight 」を見てきた。

2014-02-18 10:36:40 | 日記

スキージャンプ団体戦は銅メダルを見事GETし、葛西選手の涙で
メダルの色は関係なく心から祝福したい気持ちだけれど、
若い竹内選手の抱えていた葛藤を会見で聴き、神様あまり意地悪は
しないで下さいよと祈る気持ちでいっぱいだ。
とにかく頑張れ~

日曜日の夜「Before midnight」を見てきたお嬢が、
ジュリー・デルフィーがすっかりオバサンになり体型も立派になっちゃって
ますます私と被るというのだ

ここからはかなりネタバレがありますので、ご容赦を

ジェシー(イーサン・ホーク)をいつものようにエキセントリックな
セリーヌ(ジュリー・デルフィー)はあらゆるロジックで責め立てる所も
夫に頭にきている時の私と同じだと

次回作がきっと出来るだろうからオーデションで絶対セリーヌ役を
GETできるよ~と言うのであった
本物のジュリー・デルフィーに対抗できる私って・・・

そしてお嬢は、この話は今の自分には遠すぎてというか、生々しすぎて
あの「Before sunrise」の初々しい二人をまた見たくなったと言っていた。

「ママ、この部分見てよ。凄く印象的な場面なの、ユーチュブにも
アップされているから、そう思っている人が多いんじゃない」

さっそく見て見た。

これには字幕はないけれど、幸いな事にモノローグの主人公は
ギリシャ人という設定なので、英語難民でもわかりやすいです。

これを見てあらゆる事が繋がった気がしたのだ
今から18年前の一作目でジェシーとセリーヌがウイーンに行く
列車の中で初めて出会い(まだ大学生でしたね)セリーヌにした話。
「お婆さんのお葬式でお婆さんの家に行き、まだ子供だった自分は
庭で水やりをしていたら、その水しぶきの中に確かにお婆さんが
立っている姿を見た・・水を止めたらお婆さんも消えていってしまったけれど、
その光景はとても美しく・・」というジェシーの回想。

その後、セリーヌは会話の中で度々「初めて会った私にロマンチックな
お婆さんの話をしたあのピュアな少年」とジェシーを揶揄しますね

いつもこの話はなんだったんだろうと思っていたし、
何か重要なこの映画の主題が隠されているのだろうと考えていたワケなの。

そしてウイーンの遊園地で占い師の女性が言った言葉
「あなた達は星屑なの、みんな星屑なのよ~」
この言葉も何かを暗示しているのかとも考えたし・・・
そして、上のモノローグのおばさまは、あの占い師の女優さんと
同じじゃないかしら?とも思える。

9年を経て公開された「Before sunset」で、ジェシーはこんな話をする。

「僕は何度も同じ君の夢を見た。僕の隣で寝ている君の脚を触ろうとするのに、
君は消える・・そして寝ている君がまた現れ、やはり手を伸ばすと消える
その虚しさ・・・」

この時ジェシーはアメリカで結婚し子供もいたのでセリーヌは
タクシーの中でキレてしまうのでしたね
「あなたは結婚して子供もいて、なのに少年のままでパリに来た!」と。

 いつもモヤモヤしていたこの辺りがこの動画で、なーんとなく掴めた気が
したので昨日、見てきましたよ~
そして確信したのは、初めから制作陣は何十年かの構想だったのではないかと
とすると、なんて挑戦的な映画なんだ

お嬢が「Before midnight」を上映している映画館はこの手の映画専門なので
キャパが小さく、一人で来ている人が多いし、これは絶対、一人で
見た方が良いというのよ。

常々、気が合わなくても、あまり親しくなくても一人で行くよりは、
そんな連れでも必要だよ~、じゃなきゃ行けないよ~と
言っていた私は、意を決してお一人様に挑戦したのだった。

しかし、意を決しなくても、この手の映画は一人で見るべきだと解ったわ
凄く集中できるもの。
この映画の会話量は半端ないので、とても集中しなければならないのだ。
殆ど二人の会話の応酬で、出来ている映画なのだから。

午前中の上映は小さな方の箱で、9割がお一人様
アラサー、アラフォー、アラヒフってな感じか
男性も結構多く、若者が多いのだけれど、オサレな感じの男性が
多かったよ~

グループはたった一組だったと思う。
それもこの層からかなーり外れたおば様方で(私よりもうーんとね
とても前作を見ている感じとは思えなかったな~、不思議だった・・・

そしてビックリしたのは、生後半年以上ではないだろうという乳児連れの
ママ
それも私の前・・「えーーー泣くでしょ~こんな映画の最中に・・
と先行きに不安を抱えたけれど、やはり途中で何度か退場され、
最終的に戻ってこなかった。

この映画は年齢制限が付いているけれど赤ちゃんは対象外なの

なんだかんだと、映画の内容と関係ない事を書いているけれど
突如、感想
「この映画では夢を見させてくれ~~」って事。
そしてジェシーのような夫なら私がキレる事は滅多にないだろうという事

前々作、前作、それぞれの二人を描いたこの映画は前作でシビアな
現実があったにせよ、やはりそこにはファンタジーがあったのだった。

しかし今回はファンタジーの要素ゼロ・・
too real to dream...ってな感じなんだな~
もちろん、この映画のファンは初回からのファンが多いと思う。
彼らと一緒に18年の歳月を経てきた。

ジェシーはおそらくそこそこ有名な作家になったのだろう。
このギリシャの地でもファンがいてサインを求められるのだから。

ジェシーはお洒落には無関心なオジサンになり、
セリーヌは中年太りのオバサンになっていた。
これは現実だろう・・
交わされる会話も現実過ぎて、今までの様な切なさはわかないのだ。
しかし違う意味の切なさ・・

それが今回というか初めからこの映画の主題だったのでは、
ないかと思う上の動画のタイトルにもなっている「the passing through」
劇中では日本語の「諸行無常」という言葉も出てくるけれど。

若い時からセリーヌは変わる事を恐れていたと思う。
だから愛も変わり結婚に恐れを抱いていた・・今までの恋愛でも臆病だった・・
彼女は高名なパリの建築家の娘でありソルボンヌ大卒の才女なのだ。
しかし高名な父と母の結婚生活には愛がなく、頭の良く感受性に優れた
彼女は愛を信じきれない大人へと成長したのだ。

そしてセリーヌはいま苛立っている。恐れている。
予期せぬほど早く子供が出来て、自分のキャリアが中断する恐れ。
容姿の衰える恐れ。(なのでジュリーは役作りで太ったのだと解る)
そのいろいろな恐れがジェシーに向かうのだ。

変わらないものなんてない、全ては変わり、消えていく。
しかし消えてしまったと思えるものも、確かに存在してもいるのだという事。

もうねジェシーが最高の男すぎてこんな男が夫だったらなーと
女性の全てが思うはずだ

女性の特質で、ヒステリーを起こし昔の事まで引っ張り出して
ジェシーを責め立て「別れるしかない」と出ていくセリーヌ。

そのセリーヌを海辺のカフェで見つけたジェシーの言葉は珠玉だ

「僕はタイムマシーンを操作できるんだよ。それでね、82歳の君から
手紙を預かってきたんだ。今日の夜はセリーヌあなたにとって、
とても熱い最高の夜になるのにそれを逃すのはあまりにもったいないですよ」
って

全ての物は移りゆく・・・
そうか・・だからギリシャか・・・
そして「運命」とか「ソウルメイト」の実存性。

本作品の見せ場はあのホテルでの喧嘩だけれど、
あれは一作目の長距離列車で初めて出会うきっかけとなった
ドイツ人熟年夫婦の痴話げんか。
熟年夫婦の恥も外聞もない、愛し合って結婚した夫婦のなれの果てに
おそらく若い二人はゲンナリしていた・・そんな男女にこの二人も
片足を入れている・・

そんな隠しコマンドをいたる所にちりばめているので、
制作側がこの様な高尚な勝負をかけてくるのなら「見つけ出してやるわ
と、おそらく何度も見る羽目になるのだろう

少し今までとは違う作風(他の出演者の会話にも重きを置いている点など)
しかし流れているテーマは同じだと気付かせる仕掛け。
おそらく9年後にも制作されそこに描かれるのはどんなジェシーと
セリーヌなのだろうとの興味がつきないのも事実だ。

今回の舞台はギリシャ。2週間のバケーションを過ごしている最後の日の
物語。
ギリシャの田舎の風景とテーマ曲が見終わった後に、
あまりにも現実的な話から解放してくれるそんな映画でした。

 ところでJulie delpyってデルフィー?デルピー???