Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

青豆、青豆、翡翠豆。

2014-05-28 11:07:23 | ウチご飯

「だんご虫が今、卵を産んだ~

ななな・・なんだって~~~
日ごろの生活の中で、こんな好奇心を掻き立てられるフレーズに
そうそう遭遇するわけではない。
なんていったって「今」ですよ~。 

今朝の親水公園はクリーンデーらしく、ご年配の方、近所の中学生の集団が
ゴミ袋と軍手などを装備し集結していた。
私が水辺を歩いていたらその小川を挟んで反対側で作業していた
中学生の男子がそう叫んだのだ。「だんご虫が今、卵を産んだ~

私はああいうチマチマして集団性を持つ虫が苦手・・・
でもでも、だんご虫の産卵なんてそうそうにお目にかかれる人類がいるとも思えないよ~? 
なーんだか羨ましいよ~中学生男子
見たかった~、オバサンも見たかった~~

翡翠豆というグリンピースとは少し違う青豆を大量に頂いた。 

青豆・・といえば先週読み終えた「1Q84」book1~3のヒロイン。

村上春樹お得意のパラレルワールド全開の小説。
あれだけ売れたのだから殆どの日本人が内容を知っているようなものでしょう? 

天吾いう家庭的に恵まれなかったが、数学の才能に秀で
文学的才能にも恵まれた主人公が小学生の時にやはり同じ境遇の
青豆という少女と一度だけ会話を交わしたに過ぎないけれどお互いに惹かれあった。

その後二人は30歳をすぎるまで全く接点を持たなかったけれど、
天吾が教団がらみの謎の美少女「ふかえり」のゴーストライターに
なった事で、予想外の事件に巻き込まれ遂にはパラレルワールドで
小学生以来の再開を果たす・・ってな物語。

もう図書館に本を返しちゃったので正確な抜粋は出来ないけれど

まあこの中で村上春樹氏はご自分の文学に対する姿勢みたいな
事も匂わせているわけですね。
例えば「想像の世界をあたかも現実にある様に詳細に物語る力」的な・・
私も作家さんってそこのところが凄いな~と常々感じとるわけですよ、ハイ。

しかし彼の場合「詳細」と「くどい」の違いが分ってないんじゃないかな~ 
それとも読者の知性とか想像力を信じていないというか・・・

例えて言うならお祝いのスピーチでオッサンが「えーーこの目出度いハレの日に~ぃ、
あっ、このハレっていうのはお天気が良いってこと言ってんじゃないですよ~っ
古来、日本にはハレとケというですね~」的な 

想像力を掻き立てられる比喩って素敵だよね~
しかし彼はいらない比喩で悦に入っているって感じだもん

ミステリー仕立てで話は進んでいくんだけど、なんてったって、
オームを思わせる宗教がらみでヤマギシ会やら赤軍派っぽい
セクトも絡みそこにパラレルワールドときてるから、登場人物には
この事件の解決の糸口が見えないはず・・・

そこに見た目が異様な元弁護士で今は闇の探偵的な牛河って男が登場し
見えない闇から追われている天吾と青豆を追い詰めていくわけね。
そこがまたまた笑っちゃったよ~

だってさ、全く周到と思われる事情の中で経験と闇の人脈を駆使して
牛河は彼らに迫るのだけれど、最後の決め手は「動物的勘」ですと
もうさ、あらゆるファクターを集めて、その組み合わせは無限大なわけよ。
しかし、チョイスするものが全て正解組み合わせも全て正解
それが「彼にはなんといっても動物的勘が備わっているのだ」って作者に
言われちゃったら「あーーそうですか~それは敵わないですね~」ってなるわ・・・ 

意味ありげな「空気さなぎ」とかさ・・book3まで読んでも「いったい空気さなぎいるか?」
って感じだしさ~。
もうね話を広げすぎちゃって、書いててわかんなくなっちゃってるんじゃないの著者が。

天吾の父親が作品の中でこう言っていた。
「説明しなければ分からないという事は説明しても分らないという事だ」
分ってるじゃないの~春樹さーーん


さてその青豆(1Q84のではなくね)翡翠豆で蜜煮を作りました! 

初夏らしい一品ですよね~

翡翠豆を柔らかくなるまで煮て、白だし少々とお砂糖をお好みで・・
グツグツしたら火からおろして鍋ごと氷水で急激に冷ます・・色が変わりませんから。

久々に本所の名店「わくい亭」に行って蕨のおひたしを食べたら、
これが美味しいんだ
味付けがめちゃくちゃ丁度いい・・お出汁だよな~、ウン・・
レトロチックに・・・

 


超高級スペイン料理 レストラン サンパウ@日本橋

2014-05-26 09:02:18 | グルメ

スペイン料理というとパエリア、アペタイザーであるタパス?しか知らない。

スペインのカタルーニャに「世界でもっとも予約がとれないレストラン」として
「Restaurant Sant Pau」は有名と聞いたことがあるし、TVなんかでも
見た事がある。

その本店のサイトがこれhttp://www.ruscalleda.com/ 

そのサンパウが日本橋にあるのだけれど高いんだこれが~
主婦のランチには不相応なくらい 

ランチのコースは16,000円

ショート・コースで9,000円

平日限定「1時間ほどで食べられるコース」ここでようやく主婦でも手が届くか
6,000円です~これにサービス料、プラス税ですからね~

一階のレセプションは豪華!そして2階に案内されウエイティング・スペースも豪華!

レストラン部分はこんな感じ・・・

それぞれ担当するスタッフが豊富。
平日ランチは私達を含めても3組ほど???
それでこの人員とはさすが高級店。

メニューも素敵です

持ち帰りどこかに飾る事にしました~。

一番安いカバをオーダー。マレーシアなんかで良く食べられるエビセンの薄いの?
みたいのがでました・・・ 

 

タパス。

ズッキーニのブニョール、パタータス・ブラーバスそれにエシャロットのマリネ。
味がとてもシンプルでお上品・・・個性がないかな?

春のサラダ2014・・

車エビ、イベリコ豚の生ハム、ピスタチオ、ハーブ。

魚料理。

 

かさごのソテー。お魚は新鮮。料理はここまで・・・

デザート。

ブラウニーとコーヒー、ブランデー風味。

プティフールとハーブティー。

3人でボトルも頼んだので、これだけでお腹はいっぱいになりました。

夜は自腹で行けない高級店なので、こういう経験も良いな・・・

お味に関しては、おしなべてノーマル。
空間を買う・・って感じの価格帯かしら?
たまーにリッチに・・っていう時向けです 


大飯原発の判決で考えた・・・再開は悪か?

2014-05-24 22:43:58 | 日記

あるBSの番組でコメンテーターが絶賛していたのが関西電力大飯原子力発電の安全性を巡る判決文。
ご存じのとおり福井地方裁判所が福井原発周辺住民が安全性が不十分として大飯原発の再始動停止
を求めた裁判に対し福井地裁は「運転の再開を認めない」との判決を下したその判決文。
「人格権にまで言及している前例のない美文」なのだと。

ここでその部分を抜粋。

「ひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、

その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められて然るべきである。このことは、

当然の社会的要請であるとともに、生存を基礎とする人格権が公法、私法を間わず、すべての法分野において、

最高の価値を持つとされている以上、本件訴訟においてもよって立つべき解釈上の指針である。

 個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、

その総体が人格権であるということができる。人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、

また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことはできない。

したがって、この人格権とりわけ生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、

人格権そのものに基づいて侵害行為の差止めを請求できることになる。人格権は各個人に由来するものであるが、

その侵害形態が多数人の人格権を同時に侵害する性質を有するとき、その差止めの要請が強く働くのは理の当然である。」

それでは「人格」とは?

 法律上の行為をなす主体。権利を有し、義務を負う資格のある者。

平ったく言うと我々国民ですね。(納税などの義務を果たしている等必ずしも果たしてなくても権利は有する様で

そして「人格権」とはこの人格が損なわれない権利・・・「幸福追求権」などに繋がるものでしょうか 

安全に生活する権利がこの場合当てはまるのかしら

「安全に生活する権利」はわかるとして「安全な生活を保障する」ってどういう事なんだろう

人類が誕生して「安全」はもちろん人類の手で守られてきた。
「人間の安全な生活を守る権利が我々人間にはある」
「そしてまた施政者にはその権利を守る義務がある」という事はあたりまえ。

「守る義務はある」が「100パーセント守る事は不可能」という事も自明の理。

なので「リスク・マネージメント」という考え方が重要になるわけなのだ。

要するに常に我々人間社会は犠牲を伴い最小限の犠牲に収めるための努力が
人間の英知により続けられているのだわね。

人間が他の動物と違い「技術」を入手したのは「火を人工的に作った」事が起源とされている。
火は人間の環境の向上に貢献したと同時に人間を取り巻く環境を破壊しもした。
最大の注意を払い「火」を取り扱う事を人間は学んできた。
この21世紀になっても「火」の事故が後を絶たないのだけれど・・・

江戸時代はもっと頻繁に「火」の事故いわゆる火事で大阪の街は被害を受けてきたんだなと
NHKのドラマ「銀二貫」で知ったばかり。
火事は江戸の専売特許だとばかり思っていたよ~「火事と喧嘩は江戸の華」ってね 

人間の生命を脅かすものそれは「病」この対処法として医療が発達し「薬」も古くから
試行錯誤されたけれど、自然由来、科学的な薬剤、共に副作用のリスクは伴う。

人間が完全に安全に命、生活を保障される物などこの世に存在しない。

何度もこのブログで書いているけれど私は原発は将来的には廃止しなければならないと考えている。

次世代エネルギーの開発を急がなければならない。 

しかし自国領域内で化石エネルギーの恒久的、安定的供給が見込めない現在、
原子力は重要なエネルギーであるわけで。

センチメンタリズムをあおる判決は理性を欠いている。
それに賛同を送るこの番組のコメンテーター・・・
「この局どこ???」「BS朝日」・・・・なーるほどね

最後にマキャベリのこの言葉を。

国を守るために悪事を行わざるをえないときは、非難されてもひるんではいけない。
あらゆることを考え合わせてみると、美徳と見えた物が実際は命取りになったり、
悪徳と見えた物が安全と繁栄につながったりするからだ。」 

 


チュニジア風チキンのクスクス添え。

2014-05-22 08:31:20 | ウチご飯

お嬢が出張で明日まで帰ってこないのでお弁当制作はなし。
無駄に5時台に起きてしまったので、6時過ぎからジョギングに出かけた。

 いつもの8時台は通勤・通学の自転車、通勤してきた歩き組み、
ジョギング、ウォーキング組み等で幅の細い公園は賑わっている。

さすがに6時台は通勤・通学組みはほとんどいないけれど、
あんがいジョギング、ウォーキング組みはいるんだね~ 

それに加えて、錦糸町側の大きめの広場ではラジオ体操組みが
いっぱーーーい
年配者だけかと思ったら、若い人も混じっている。
公園の両側はマンションが多く、この辺りはワンルーム・マンションが多いので
自宅のすぐ前で朝から「あーたーーらしい朝が来た~~」とかやられたら
取りあえず参加するか・・・となるのかもね。

日曜にフリマが行われている広場だけれど、同じくらい賑わっているよ~。
ウチ方向に戻ると、別のご年配団体が太極拳を行っていた。

そんな風景に溶け込んだスカイツリー。

 

さて今日は「チュニジア風チキンのクスクス添え」

チュニジア風ってなんだ

チュニジアなんかに行った事はないけれど・・クスクスを添えている・のでチュニジア風
って事で

北アフリカってあのハンニバルの故郷カルタゴなどがあり、古代からオリエント・ローマ・ギリシャの
影響を受けた食文化だとか。
クスクスはローマから伝わったパスタなんだってね

以前、ご紹介したシシカバブの鶏バージョンでクスクス・プラスでインドからチュニジアにチェンジ

材料*鶏もも肉、グリンピース、トマトホール缶、鷹の爪、たまねぎ、セロリ、パクチー、ニンニク、
     スパイスいろいろ(クミン、チリペッパー必須)、塩、バター、オリーブオイル。

     クスクス、キュウリ、玉ねぎ、セロリ、レモン。

作り方*鶏もも肉をたべやすくカットし、エスニックぽい(クミン、チリペッパーは必ずね!)シーズニングを
     まぶしておく。 

    *クスクスに同量の沸騰したお湯を入れて、かき混ぜラップを軽くしてレンジで1分ほどチン!
      (カップ1の場合)
      クスクスが冷めたら、玉ねぎ、キュウリ、セロリなどをみじん切りにしたものを混ぜ、
      レモン汁、塩、胡椒、オリーブオイルで味付けする(無砂糖のヨーグルトを混ぜても美味しい)

    *フライパンでトマトソースを作る。
    *フライパンにみじん切りのニンニク、オリーブオイルを入れ香りを出す。
    *みじん切りにした玉ねぎ、セロリ、鷹の爪を入れ炒める。
    *トマトホール缶を入れ、グリンピースも入れる。
    *グリンピースが柔らかくなったら塩、胡椒、みじん切りにしたパクチーの茎を
      入れ火を止める。

    *ソースを作っている間に、グリルでチキンを多少、焦げ目がつくまで焼く。
    *ソースとチキンをからめ、バターを落として仕上げる。

    *チキンとクスクスを盛り付け、パクチーの葉を飾って出来上がり 


サッポロの「ホワイト・ベルグ」がベルギービール並みに美味しい❤

2014-05-21 08:48:04 | ウチご飯

今朝は、久しぶりに本格的な雨

木々や花々やお野菜等には恵みの雨ですね(*^_^*)

今日は読書三昧と行こう

今更ながらに図書館で借りやすくなった村上春樹「1Q84」を読んでいるのだ
「海辺のカフカ」でガッカリして以来、彼の本を読む気にはならなかったんだよね~。
しかしこれだけ支持されているのだから、ひょっとして面白いのかも???
3巻もあるって知らなかったよ~。
とりあえず2巻借りて、1巻目があまりにつまらなくてつまらなくて、
全く読み進めなかったのだけれど、最後のほうで急に面白くなり、
2巻目は2日で読んじゃったよ~ 。

日本でノーベル賞に一番近い作家と言われているけれど、
「1Q84」を読む前に読んでいた大江健三郎の「物語を文章で語る力」には遠く及ばないよ~。
最近亡くなったやはりノーベル賞作家のガルシア・マルケスの「百年の孤独」の様に
造りものの世界が現実との境界線を破壊し、読者を登場人物の一人にしてしまう力・・
にもね~。
無駄なフレーズが多いし、なんだろう~最近新聞で読んだあの懐かしい「ウーマンリブ時代」
今は思い出す事もないその様に名付けられた時代に留まっているよな・・
今はもはやカッコ良いわけでもないブランド名をチョコチョコ織り交ぜてくる手法が
カッコ悪いよな・・・

とはいえ凡庸に思えるこの作品の発想がどこに着地点を見出すのか??
そこに興味津津、さっそく3巻目を借りに行かなくっちゃ
ウチの隣の隣が図書館なので、便利なんだよ~

サッポロ・ビールの新製品「White Belg」が美味しいよ~
あのベルギーの「シメイ・ブルー」を思わせる様な芳香もあるし、なんたって
安い 

ベルギーの麦芽を使ってるんだね~。
凄いね、日本のビールの技術って。

ベルギービール好きのRに話したら「それ用意しておいて!」との事。
火曜日の夜に東京で研修の為に、またまた帰ってきたのだ。
鯵のナメロウが食べたいというので、ビールとナメロウなどを作りました。

チュニジア風のチキン料理と生春巻き、鯵のナメロウ・・クロスオーバー料理・・・
ビールに合いそうでRの好きな物を考えたらこんなんになりました~~ 

チュニジア風のチキン料理はまた明日にでもレシピを載せようと思います・・・