9月は一日も欠かさずにブログを更新した。10月も継続するつもりだったが,初日からつまずいてしまった。
まあ,こういうこともあるさ・・・。orz
恋の一生というくだらない話を思いついたので書きとどめておく。
【恋の発生期】
ある日,ふと身近な異性に恋心を抱く。
相手が自分のことをどう思っているのか,相手がどういう人間なのか,何一つ知らない。
相手は自分にとってまったく未知の,そして謎の存在である。宇宙人といってもいいくらいである。
それなのに,否,それだからこそ,強く魅かれるのだろうか。
【恋の成熟期】
告白などのきっかけを経て,めでたく恋人としての付き合いをすることになった。
相手の一挙手一投足がどれも好ましい動作に見える。
少しずつ相手のことがわかってくるが,まだお互いにすべてをさらけだしたわけではない。
相手が何を考えているのかまだわずかしかわからない。
けれども,お互いの新たな共通点が見いだされると,それだけでとても嬉しい。
互いに相手の家族とも顔を合わせる機会が増え,付き合う前は全く未知であった,家族の中での相手の姿を垣間見る。
お互いに相手が何者なのか,次第に秘密のベールがはがされていく。
【恋の死】
結構付き合いも長いことだし,やはり結婚するのが自然な流れではないのか。
そういう,あまりぱっとしない理由で結婚することになった二人。
二人は家族として新たな家庭を築いていくことになる。
ほぼ四六時中顔を合わせているわけだから,次第に,それまでは自分の親や兄弟にしか見せていなかった本性が顔を出す。
恋人ごっこのときの甘いよそ行きの仮面はもうどこにしまったのか思い出すことすらできない。
恋はもう終わりである。
相手が自分のことをどう思っているのか,悩み,悶えていた頃の情熱はとうにない。
相手はミステリアスな存在ではなくなり,悪い面も含めて人間性はすっかり明らかになっている。
以前は好ましく思えていた性格や癖などが,いつの間にか美点どころか真逆の我慢ならない欠点に見えてくる。
そこまで行かずとも,相手が自分のことをどう思っているのか,何を考えているのか,当初はあれほど気になっていたことが全く気にならなくなる。
そう,相手に何の関心も持てなくなってしまう。
若かりし頃に生まれ出た恋の炎はすっかり冷め,いまでは逆に憎悪の種として黒い煙を出してくすぶっている始末である。
こうして恋は死を迎えるのである。
世の中の恋がすべてこの類型にあてはまるわけではないだろうが,相手が何を考えているのか,どういう人間なのかろくにわからないミステリアスな存在だからこそ,興味を抱き,正体をつかもうと必死で相手のことを考えるわけであり,それこそがまさに「恋をしている」という状態に他ならないのではあるまいか。
そして付き合いが深まるにつれ,相手のかなりの部分がさらけ出されてしまうと,もはや未知のものではなくなり,その結果関心は薄れてしまう。
このように,恋とは,想いかなって付き合い始めた瞬間から死に始めるものなのではないだろうか。
手に入れられないからこそ燃え上がる。
手に入れてしまった瞬間から冷めていく。
これがやはり普遍的な恋のダイナミクスなのではないかと思う。
とはいうものの,このようなとらえかたはシニカルに過ぎるだろうか。
結婚して家族となった後でも,冷めずに静かに燃え続ける,ホッカイロのような息の長い恋もありそうに思える。
ただ,それがいかなるメカニズムによって実現可能なのかは,僕のようにひねくれた人間にはまるで想像もつかない。
ちょっと,恋愛について学ぶ必要がありそうだな。
まあ,こういうこともあるさ・・・。orz
恋の一生というくだらない話を思いついたので書きとどめておく。
【恋の発生期】
ある日,ふと身近な異性に恋心を抱く。
相手が自分のことをどう思っているのか,相手がどういう人間なのか,何一つ知らない。
相手は自分にとってまったく未知の,そして謎の存在である。宇宙人といってもいいくらいである。
それなのに,否,それだからこそ,強く魅かれるのだろうか。
【恋の成熟期】
告白などのきっかけを経て,めでたく恋人としての付き合いをすることになった。
相手の一挙手一投足がどれも好ましい動作に見える。
少しずつ相手のことがわかってくるが,まだお互いにすべてをさらけだしたわけではない。
相手が何を考えているのかまだわずかしかわからない。
けれども,お互いの新たな共通点が見いだされると,それだけでとても嬉しい。
互いに相手の家族とも顔を合わせる機会が増え,付き合う前は全く未知であった,家族の中での相手の姿を垣間見る。
お互いに相手が何者なのか,次第に秘密のベールがはがされていく。
【恋の死】
結構付き合いも長いことだし,やはり結婚するのが自然な流れではないのか。
そういう,あまりぱっとしない理由で結婚することになった二人。
二人は家族として新たな家庭を築いていくことになる。
ほぼ四六時中顔を合わせているわけだから,次第に,それまでは自分の親や兄弟にしか見せていなかった本性が顔を出す。
恋人ごっこのときの甘いよそ行きの仮面はもうどこにしまったのか思い出すことすらできない。
恋はもう終わりである。
相手が自分のことをどう思っているのか,悩み,悶えていた頃の情熱はとうにない。
相手はミステリアスな存在ではなくなり,悪い面も含めて人間性はすっかり明らかになっている。
以前は好ましく思えていた性格や癖などが,いつの間にか美点どころか真逆の我慢ならない欠点に見えてくる。
そこまで行かずとも,相手が自分のことをどう思っているのか,何を考えているのか,当初はあれほど気になっていたことが全く気にならなくなる。
そう,相手に何の関心も持てなくなってしまう。
若かりし頃に生まれ出た恋の炎はすっかり冷め,いまでは逆に憎悪の種として黒い煙を出してくすぶっている始末である。
こうして恋は死を迎えるのである。
世の中の恋がすべてこの類型にあてはまるわけではないだろうが,相手が何を考えているのか,どういう人間なのかろくにわからないミステリアスな存在だからこそ,興味を抱き,正体をつかもうと必死で相手のことを考えるわけであり,それこそがまさに「恋をしている」という状態に他ならないのではあるまいか。
そして付き合いが深まるにつれ,相手のかなりの部分がさらけ出されてしまうと,もはや未知のものではなくなり,その結果関心は薄れてしまう。
このように,恋とは,想いかなって付き合い始めた瞬間から死に始めるものなのではないだろうか。
手に入れられないからこそ燃え上がる。
手に入れてしまった瞬間から冷めていく。
これがやはり普遍的な恋のダイナミクスなのではないかと思う。
とはいうものの,このようなとらえかたはシニカルに過ぎるだろうか。
結婚して家族となった後でも,冷めずに静かに燃え続ける,ホッカイロのような息の長い恋もありそうに思える。
ただ,それがいかなるメカニズムによって実現可能なのかは,僕のようにひねくれた人間にはまるで想像もつかない。
ちょっと,恋愛について学ぶ必要がありそうだな。
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