休講にすべきかせざるべきか，それが問題だった。

昨夜，関東圏では大雨が降った。僕の地元では深夜に雷鳴も聞こえた。

ちょうど朝の通勤ラッシュ時が最もひどい天候だったのではないだろうか。

午前の授業を見合わせていた学校の大半は結局終日休講にしたところが多かったようだ。
昼ごろには気持ちよく晴れてきたが，依然風が強く，その影響でいくつかの路線で運休などがあったためである。

授業を行う側としては，こういう時は休講にすべきか否かで大いに悩む。

思い切って休講にしたらしたで，午後の青空を見ると仕事をさぼってしまったような気がして落ち着かないし，補講をするはめになる。
かといって授業を強行しても，そもそも自分が出勤できないかもしれないし，できたとしても登校できない学生もいるだろうから，そうした学生のことを考えると授業内容をあまり進めるわけにもいかない。

天災なんだからあっけらかんと「今日は危ないから授業中止ね～」と気楽に言えばいいのだとも思うが，なかなかそういうわけにもいかない。
誰が見ているわけでもないだろうに，ついつい世間の目を気にしてしまう自分がそこにはいるのである。