英語と子育て

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セブ島とラプラプ

2018-09-27 | その他
フィリピンはなんと7,000以上もの島でできている国です 

そして、名古屋セントレアから直行便で約4時間のところにフィリピンのセブ島があります。

今ではすっかり観光地になっていますが、セブ島から二本の橋でつながっている島が「マクタン島」と呼ばれるリゾートアイランドで、ビサヤ諸島のひとつです。

このマクタン島は本当に小さな島なんですが、なんと国際空港があります

フィリピン国内第二の国際空港「マクタン・セブ国際空港」です。

私が最初に訪れた頃は、ロビーの椅子の数も十分じゃなくて、よく通路に座ってフライト待ちをしていて、「これが国際空港??」と思われるような空港でしたが、4年の年月を経て新しい近代的な空港に生まれ変わりました



またフィリピンのトイレというと、通常
 便座がない
 トイレットペーパーがない
 ティッシュは流さずにゴミ箱へ捨てる
 場所によっては水がながれなくて、バケツで水を汲んで流す

というものなんですが、この国際空港のトイレに、なんと「ウォッシュレット」が登場しました



これがなんと日本のTOTO製です 

使い方はいたってシンプル。

「おしり」か「ビデ」にダイヤルを回して押すと水が出てきます。

水の強弱は選べません  が、ものすごい進歩です 

     

さてこのマクタン島ですが、別名「ラプラプ・シティ」と呼ばれています。

ラプラプはフィリピンマクタン島の領主、イスラム教徒の部族長でした。

16世紀、スペインの征服王マゼランがにフィリピンに来航し、次々と島を征服、キリスト教への改宗と服従を要求しました。

しかし、このマクタン島のラプラプは激しい攻防の末、マゼランを破って討ちとりました。

ですからフィリピンでは国民的英雄とみなされていて、マクタン島には「ラプラプ公園」があって、立派な銅像が立っています。

 

また去年完成した「マクタン・ニュータウン」にあるスタバのタンブラーにもラプラプが

 下の金色の銅像です。

またこのタンブラーにはセブ島のセブシティにある「マゼランクロス」(マゼランが最初に立てた小さな教会堂)や先に述べた大きな橋(日本の企業が建設)がモチーフとして飾られています。



とってもかわいいですね 

現在、国民の約90%がキリスト教徒と、東南アジアでは珍しいほどキリスト教徒が多い国ですが、その背景にある様々な歴史を知ると、旅も楽しくなります。

ちなみに、「フィリピン」は16世紀から300年の間スペインの植民地でしたが、当時の皇太子「フィリペ」の名前から名づけられてそうです。

一度も植民地化されていない日本で育った日本人には興味深いことばかりでした