英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

きみはなにをやったのか?

2014-07-28 | その他
先日、いつもは音信不通の長男から夜9時頃、いきなり電話がかかってきました

長男「今、うち?」
私 「そうだよ」
長男「すぐテレビつけて! 俺のともだちがでている!めちゃくちゃお世話になった人」

どんな番組かというと、「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組。

ご覧になってる方、いらっしゃいますか? これ、子どもに見せたい番組ですねえ

我が家(といっても今は私と夫だけですが)ではよく見る番組ですが、この晩はたまたまテレビをつけていなかった。

長男が去年オーロラツアーガイドをしていたカナダのユーコン州ホワイトホースというところで、森にテントを立てて奥様と暮らしている上村さんという男性。

彼曰く「毎日のように車で送り迎えして、ご飯ごちそうになってた」そう。

冬は氷点下40度にもなるこの地で、狩猟をし釣りをし食糧を確保しつつガイドとして生計をたてていらっしゃるそうです。

その生活ぶりをテレビで拝見して、「不自由もあるけど自由で幸せな生活の形」を見た感じがしました。

それは私自身がヒマラヤでもブラジルでも見た生活です。

先月の放映では、ネパールで助産所を建設している若い女性。

高校生でテレビ番組を見て、恵まれた国に自分が生きていることを知り、そうでない人を助けたいと思って海外派遣協力隊にはいって、そのまま住み着いたそう。

ネパールでは生まれたての赤ちゃんの3人にひとりが、出産中の不衛生や助産婦不足で亡くなってしまうそうです。

もう一人は東大の大学院を出て、環境庁そして国連で仕事をしていたのに、その仕事を辞めてルワンダでごみ処理場で働く男性(それもボランティア!)の生活ぶりが紹介されました。

どうしてエリートを辞めてまでそんなことをしているのか?という疑問に彼がこう言いました。

「どこにいた?-ルワンダにいた、だけではだめなんです。何をしたかっていうことをちゃんと言えるようにしないと、と思った。」

自分は胸をはって「私はこういうことをした」って将来、子どもや孫の時代に言えるようなことを私はしているのか?と自問自答をした時間でした 

マザー・テレサ曰く、

「名前を残すのではなく、やったことを残しなさい」

まだまだ模索中の私です。