日々雑感

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何事もバランス

2011年11月20日 | Weblog
何事もバランス

お釈迦様は、物事の真理は、中道にあって、両極端には、ないと、説かれた。
中道というと、加えて2で割る式のことをすぐ考えるが、要はバランスがとれているかどうかということだと思う。知情意のバランス、心と体のバランス、知識と知恵のバランスなど。

人類史上この2500年間に、釈迦のような聖人は出ていない。弘法大師没後約1200年になるが、同等または大師以上の人物はまだ出ていない。これはもう釈迦や弘法大師を歴史が必要としていないからであろうか。それとも運命的にもう人類史上に出現することはないのであろうか。

いずれにせよ、人類の未来に大きな指針なり、指標なりを与えてくれる、人物は見当たらない。もう人類はこのような聖人指導者を必要としないのであろうか。

先ほど知情意のバランスを言ったが、そのバランスの取り方に大きく作用するのが聖人の説いた人間のあり方に対する考えである。

釈迦や弘法大師の教えから遠ざかり、凡人が世相に流されて生きる底の浅い生き方が人生のあり方であっていいのだろうか。

聖人の教えを学ぶに付け、僕は自分が如何に卑小な人間か、思い知らされる。それは無知の知を通り越している。