日々雑感

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日本国民がバカにされた日

2010年11月16日 | Weblog

日本国民がバカにされた日

他人の生きる権利を一方的に奪ったこの野獣のために、罪のない人27人が命を奪われたのだ。ハムラビ法典じゃないけれど、八つ裂きにしても足りない思いがする。

27人を殺した(部下に殺すように命令した)麻原こと松本が今日、死刑判決を受けた。国民の常識に反して、弁護士は控訴するという。高裁で争うらしい。一体これは何を意味するのか。確かに三審制ではあるが、完全な悪用である。野獣のような人間は即刻処分すべきだ。彼が死刑になって当然だというのは国民の常識だと思う。

高裁や最高裁まで争わなければならない事案か。いい加減に時間と金の無駄使いはやめろ。まだ長引かせて、今後も被害者の苦しい気持ちをもてあそぶつもりか。

制度があるから、最高裁まで争うというのはそれなりの理由があるからだ。彼の場合は逆転があり得るのか。逆転したら誰も法律やこの制度を信じなくなるだろう。今弁護士がやるべきことは、法律や制度の趣旨を尊重して、悪用を避け、国民の納得の行くように運用することが、その職務の筈である。加えて彼に人間らしい心を取り戻させ、遺族や後遺症に苦しむ人々に謝罪する心を取り戻させ謝罪させることが先決だ。裁判の長期化は決して良い結果を生まない。それは法システムや、制度や運用に疑問を抱かせ、順法精神を失わせ、国民の常識の上からも、社会正義の上からもマイナス方向に働く。

弁護士、被害者、検察、遺族代表がいろいろな立場で物申したが、奴の態度を見て、僕はあの虫けら同然の野獣に、今日は日本国民があざ笑われた屈辱の日だとさえ思う。バカにされたのは、この国の裁判制度や法律や、警察の無能や、危機管理の無さやそこまで考えない政治家という、のう天気でお粗末なこの国のりーダーであると付け加えておこう。
嘘だと思うならば、地下鉄サリン事件が起きる前に、アメリカはどういう危機管理策を講じたか、勉強したまえ。

それにもう一つ。
テレビ報道で判決結果を速報するための記者の様子。まるで死刑が驚きを持って迎えたかのごとく興奮して報道していた。たいていの国民は彼が死刑になって当然だと思っているのに、あの騒がしい報道は一体何を伝えたかったのか。完全に劇場的な発想の報道ぶりだ。
扇情的だし冷静さを失っている。彼が死刑にならなかったら、日本の法律や制度には国民がついて行けない。ということは成り立たなくなると言うことだ。現行法では5人殺したらまず死刑を免れまい。27人もの殺人事件に首謀的な役割を果たしながら、無期だとか懲役10年というような判決が下りてみろ。良識ある国民世論が沸騰する。そして大半は死刑を支持するだろうし、もしそうでなければ現行の制度改正が必ず成し遂げられるだろう。ということは控訴審は無駄である。これから時間を掛けて慎重に審議するなどといったら、あの鬼畜を日本で一番安全な場所に匿い、三食は保証され、自分が気にさえしなければ極楽の状況下で保護され生きながらえることが出来る条件を国が保証すると言うばかげた事態になる。これでいいのか。

麻原弁護団の判決に対する弁明は、日本で二番目のバカ集団だ。彼らの話はいかに知恵のない弁護士集団化かを露呈し、その無能ぶりを遺憾なく発揮した。良識ある国民のひんしゅくを買い、軽蔑の笑いものにさらされている。
今思い出しても胸がくしゃくしゃする。