日々雑感

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地獄・極楽はどこに

2009年12月22日 | Weblog

地獄・極楽はどこに

極楽、それは、地獄の中に生まれる。河のようなものであり、生まれたかと思うとたちまちにして消えてしまう。地獄に吹く1陣の快適な風とも言えるだろう。

この世は地獄であると思う人は多いのではなかろうか。

この世に生まれて、人生の荒波を乗り越えて、無事に彼岸に渡りきることが、どれほど大変なことか。ある年齢まで生きてきた人間には、骨身にしみる辛苦があるから、多分そう思うことだろう。

地獄極楽の話が常識的には、閻魔さんが言って、人々の生前の行いからは感じて、地獄行き極楽行きが決められると、子供の時から聞かされてきた。

が、地獄へ行って帰ってきたものも、極楽、極楽にあるという蓮の花の上に座ってきたものもいない。

それは地獄極楽が、死後の世界に、あるものだという先入観によるものだが、現在住んでいるこの世にあることは実感できる。果たしてそれが正確に、地獄極楽と言えるのかどうかは別にして、この身に直接響いてくるだけに、この世の地獄極楽は分かりやすい。

の世で、極楽にいると思うとき、その瞬間、極楽を感じるのはほんの一瞬であり、泡のように生まれてはすぐ消える。

タイバンコクのゴールデンタイム
日中は37度あった。気温も日が落ちて、5時間もたてば、気温は10度近く下がる。日中が熱いだけに、25度から27度の気温は快適だ。この気温は深夜から朝に向けて、更に下がっていく。つまり、極楽を感じられる気温の時間というのは限られているのだ。スグ過ぎ去ってしまう。それは人生の地獄極楽に似ている。