トッペイのみんなちがってみんないい

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ジュニア向け音楽本「ロックバンドの夢伝説 Mr.Children」

2009-06-01 17:28:26 | 読書
ロックバンドの夢伝説 Mr.Children
緒方 邦彦
汐文社

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 このようにメジャーなバンドになれば、ファンにとっては、多くのエピソードもよく知られるものであろう。だから、著者のミスチルを取り上げる視点は、彼自身のロックミュージック界における疑問からのものであった。
 日本のロック業界で、ビッグなグループがある日、突然「解散宣言」をするということがあまりにも多いのは何故か。それも「理由なき解散」がほとんどで、ファンは納得のできないままに取り残される。表向きはもっともらしい解散理由が語られる。「音楽理念の違い」「自分の音楽性を追求したい」などと言い訳めいた理由は語られるが、著者によれば、解散には「やましい事情」が潜んでいたということになる。

 ミスチルは、休業宣言はあったものの、そうしたグループとは違うところがあるのではないか。そんな視点からの著者のミスチル論である。

 ミスチルのように、十数年前から現在も続いているグループは他にはない。他の解散したグループにも言及しながら、疑問を解消していく。

 桜井和寿は、1970年3月8日、東京都練馬区で生まれてた。こうして桜井の生き方を通して、著者は日本のロック界の事情も解明していく。子どもの時の将来の夢は、父親と同じ大工になるということ。およそ、「悪ガキ」には音楽と程遠い世界で子ども時代を送っていた。転機は中2の時、浜田省吾と甲斐バンドのレコードを聴いたことだった。本書では、日本のロックシーンを書き換えた甲斐よしひろにも触れている。さて、音楽に目覚める前は、当然、音楽関係のクラブに入っていたわけではなく、落語研究会とアニメーション研究会に入っていた。高校は、軽音楽部がある学校を目指すために猛勉強をした。本書では、こうして桜井の歴史を日本のロックシーンと重ねて、持論を展開していく。

 ジュニア向けの本であるが、内容はシリアスなものである。

 最後に、著者がロック・グループの解散原因のベスト4を挙げている。①ギャラの安さに耐えられない②音楽の方向性がお互いに変わってきた③メンバー同士でソリが合わない④リーダーばかりが(特にお金の面で)得をしている。

Mr.Children タガタメ 音ズレ無し




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2 コメント

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REPLAY♪ (瑞花)
2009-06-01 23:18:17
ミスチルだぁ~~♪桜井さんの世界観好きですね!
えぇ~!桜井さんは、いつまでも、少年のようです♪ニコっと笑うときのしわくちゃの顔が、いいなっ♪
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イケメン! (トッペイ)
2009-06-02 00:10:38
 歌には、優しさが感じられます。
多くの人を慰めるパワーが秘められているそうですよ。
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