去年でしたか、テレビ番組で、結婚するために介護福祉士を離職する青年を取り上げていました。理由は安い賃金でした。当初は福祉現場で働こうという情熱を持った若者たちが、専門の学校を卒業後に希望を持って福祉現場で働き出すものの、やがて厳しい労働環境や低賃金といった問題から、離職を考えざるを得ない実情があることが放送されていました。特に男性の場合、同年代の他の職種の青年と比べて、昇給の伸びの割合が低いことが指摘されていました。その後、この青年が再び放送で取り上げられましたが、依然として求職中でした。今まで培ってきた、介護のスキルを活かせる職場が、なかなか見つからないということでした。再び、福祉施設への就職を考えざるを得ない所に追い込まれているようでした。
厚生労働省所管の財団法人「介護労働安定センター」の行なった「平成19年度介護労働実態調査結果」が、今月14日に発表されました。(全容は介護労働安定センターのホームページを閲覧してください)。
同調査は、約1万7千の介護事業所と、約5万1千人の介護労働者を対象に、昨年11,12月にアンケートを実施し、4783事業所(有効回答率28.6%)、1万3089人の介護労働者(同26%)が回答しました。
★1年間の採用率・離職率(訪問介護員、介護職員・平成18年10月1日~平成19年9月30日)
「全体の採用率 27.4%・ 離職率 21.6%」。離職率は平成18年度より1.3ポイント上昇した。職種別の離職率は、訪問介護員16.9%・介護職員25.3%。就業形態別では、正社員20.0%・非正社員22.8%。いずれも全産業の離職率16.2%(平成18年度)を上回った。
離職者の内、当該事業所に勤務した年数「1年未満の者」は39.0%、「1年以上3年未満の者」は35.7%で、離職者の74.7%が3年未満で離職していた。
★介護サービスを運営する上での問題点(複数回答)
①「今の介護報酬では人材確保に十分な賃金が支払えない」 64.7%
②「良質な人材確保が難しい」 45.2%
③「指定介護サービス提供書類作成が煩雑で時間に追われる」 43.2%
★介護労働者の、労働条件・仕事の負担についての悩み、不安、不満等(複数回答)
①「仕事のわりに賃金が安い」 49.4%
②「業務に対する社会的評価が低い」 38.4%
③「精神的にきつい」 35.7%
※特に、施設系(入所型)及び施設系(通所型)では、「仕事のわりに賃金が低い」がそれぞれ61.6%、52.0%と多かった。
★賃金等について
①賃金の支払い形態 「正社員は月給93.3%・非正社員は月給18.3%、時間給70,4%
②時間給 「平均時間給は1044円」
訪問介護員は平均1121円、サービス提供責任者が1022円、介護職員は874円、介護支援専門員は1330円
③通常月の税込月収 「平均月収は178.0千円」
介護支援専門員は228.9千円、サービス提供責任者は197.6千円、介護職員は165.8千円、訪問介護員は132.5千円
※平均賃金は月給では約21万5千円、日給では約7900円となる。
また、「経営の効率面」での対応については、18.5%の事業所が「人件費総額を圧縮した」と回答した。
最後に、現在の仕事を選んだ理由。(複数回答)
①「働きがいのある仕事だからと思ったから」 55.9%
②「資格・技能が活かせるから」 36.4%
③「人や社会の役に立ちたいから」 34.8%
厚生労働省所管の財団法人「介護労働安定センター」の行なった「平成19年度介護労働実態調査結果」が、今月14日に発表されました。(全容は介護労働安定センターのホームページを閲覧してください)。
同調査は、約1万7千の介護事業所と、約5万1千人の介護労働者を対象に、昨年11,12月にアンケートを実施し、4783事業所(有効回答率28.6%)、1万3089人の介護労働者(同26%)が回答しました。
★1年間の採用率・離職率(訪問介護員、介護職員・平成18年10月1日~平成19年9月30日)
「全体の採用率 27.4%・ 離職率 21.6%」。離職率は平成18年度より1.3ポイント上昇した。職種別の離職率は、訪問介護員16.9%・介護職員25.3%。就業形態別では、正社員20.0%・非正社員22.8%。いずれも全産業の離職率16.2%(平成18年度)を上回った。
離職者の内、当該事業所に勤務した年数「1年未満の者」は39.0%、「1年以上3年未満の者」は35.7%で、離職者の74.7%が3年未満で離職していた。
★介護サービスを運営する上での問題点(複数回答)
①「今の介護報酬では人材確保に十分な賃金が支払えない」 64.7%
②「良質な人材確保が難しい」 45.2%
③「指定介護サービス提供書類作成が煩雑で時間に追われる」 43.2%
★介護労働者の、労働条件・仕事の負担についての悩み、不安、不満等(複数回答)
①「仕事のわりに賃金が安い」 49.4%
②「業務に対する社会的評価が低い」 38.4%
③「精神的にきつい」 35.7%
※特に、施設系(入所型)及び施設系(通所型)では、「仕事のわりに賃金が低い」がそれぞれ61.6%、52.0%と多かった。
★賃金等について
①賃金の支払い形態 「正社員は月給93.3%・非正社員は月給18.3%、時間給70,4%
②時間給 「平均時間給は1044円」
訪問介護員は平均1121円、サービス提供責任者が1022円、介護職員は874円、介護支援専門員は1330円
③通常月の税込月収 「平均月収は178.0千円」
介護支援専門員は228.9千円、サービス提供責任者は197.6千円、介護職員は165.8千円、訪問介護員は132.5千円
※平均賃金は月給では約21万5千円、日給では約7900円となる。
また、「経営の効率面」での対応については、18.5%の事業所が「人件費総額を圧縮した」と回答した。
最後に、現在の仕事を選んだ理由。(複数回答)
①「働きがいのある仕事だからと思ったから」 55.9%
②「資格・技能が活かせるから」 36.4%
③「人や社会の役に立ちたいから」 34.8%
働きがいがあるということでは、原油高騰の元凶と目されている投機筋の連中も思いは同じ。
思いは同じでも、両者の間の経済的格差は天と地ほどの差。
社会に役立つことと経済的に豊かになることとは、少なくとも正比例の関係にないことは事実。
そんなこと考えていたら、こんな言葉が思い浮かんで来ました。。。
【力を労する者は人を養い、心を労する者は人に養わる。人を養う者は人に治められ、人に養わるる者は人を治むるは、天下の通義なり。】
ぼくは、この言葉を思い出すたびに、女王蜂と働き蜂の関係を連想します。
人は、機械では、介護できないのに、人は、みんな誰かの支えがあったら、生きていけるのにって、思います。
・金銭的に満たされる(辛いけど、給料がいい)
・精神的に満たされる(賃金は低いけど、やりがいのある仕事)
でも、男性の場合、結婚して家族を養うとなると、そうも言ってられないですもんね。
これから、もっと需要が高まるであろう、介護職。
若者の離職を食い止める為にも、どうにかしないといけないですよね。
孟子の発言の真意は、どこにあるのでしょうか。字義の通り、素直に解釈していいものなのか、悩みます。よろしかったら、ご教示お願いします。
ななの小町さん
本当に必要な職業なのに、困った事態ですね。
けろろさん
社長夫人の存在が問題ですね。
若い人の志は大事にしてあげたいですね。
辞めました。理由は結婚したいから。
女性でパートでこの給料ならいいんだろうけど
たしかに男性で、この給料で結婚して
家庭をもって奥さん子供を養っていくとなると
絶対的にやっていけないと思いました。
とてもホームになじんでた子だったので
残念ですが仕方ありません。
特養とかですともう少し給料も高いし
ボーナスもあるようです。
問題は、その方法ですね。