トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

川柳で闘った作家・鶴彬

2009-05-10 13:05:32 | 文学
 鶴彬(あきら)という人がいた。あの軍国主義の狂った時代に、川柳を武器に闘った。治安維持法違反で逮捕され、1938年、28歳の若さで獄死した。

 手と足をもいだ丸太にしてかへし
 銃剣で奪った美田の移民村
タマ除けを産めよ増やせよ勲章をやらう
 塹壕で読む妹を売る手紙
 万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
 軍神の像の真下の失業者

 彼のことを忘れてはならない。

 鶴彬を描いた映画も制作され、全国上映が始まる。

映画「鶴彬―こころの軌跡」 公式サイト

小説 鶴彬―暁を抱いて
吉橋 通夫
新日本出版社

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔します (天邪鬼な紋狗悠之輔)
2009-05-10 14:35:05
“こんにちは”で茣蓙居ます.

日本は徐々に,徐々に右に進んで居るようです.
伊東正義さんや後藤田正晴さんのような政治家は
もう居りませんですねぇ.
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良心的な政治家 (トッペイ)
2009-05-10 16:09:53
 以前は、自民党の中にも、悲惨な戦争体験を体験したことで、憲法や平和の大切さを訴える後藤田氏のような政治家がおられました。最近は、戦争を知らない世代の政治家が、日本を戦争のできる国にしようと躍起になっています。
 
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鶴彬 (summerlake)
2009-05-10 21:11:15
知りませんでした。壮絶な川柳に目が釘ずけに。
本名「喜多一二」にも。何か小林多喜二との
因縁を感じてしまいます。
情報ありがとうございました。
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志を (トッペイ)
2009-05-10 21:43:28
志半ばで倒れた人たちの意思を伝えていかなくてはと思っています。
 鶴彬の全集が又、刊行されることを祈っています。
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