昨日に引き続き、NHK教育テレビの福祉ネットワーク「シリーズ統合失調症からの回復」の2回目が放送された。テーマは、「リハビリテーション」。
当事者研究という方法をとっている、ある精神科クリニックの様子が取り上げられていた。患者にとって生きづらい世の中とどう向き合っていくか。最近、注目されるようになった当事者研究は、全てを医師任せにするのではなく、本人が主体的に病気を知り、症状への対処法を探ることで、効果的な回復につなげようという考え方だそうだ。患者本人の回復する力を引き出そうとする試みである。
認知行動療法の手法を、患者が理解しやすいように応用した方法のようだ。
ある例。勝手に浮かんでくる不安や心配、葛藤、それを「お客さん」と認識する。認知行動療法の外在化の概念を分かりやすく表現している。「お客さん」が来た時の対処方を見つけていく。専門家が問題点を整理していく。患者さんの力を引き出していく。ある患者は、「お客さん」が来た時は、「棚上げ」という対処法をとることが出来た。「お客さん」のことを「おせっかいな門番さん」と呼んでいた。客観視出来るようになれば良い。
本人が主役で、周りが応援する。生きづらい世の中を生きるために。
このクリニックでは、デイケアも行われている。仲間の存在も大切な事だ。
ひだクリニック
当事者研究という方法をとっている、ある精神科クリニックの様子が取り上げられていた。患者にとって生きづらい世の中とどう向き合っていくか。最近、注目されるようになった当事者研究は、全てを医師任せにするのではなく、本人が主体的に病気を知り、症状への対処法を探ることで、効果的な回復につなげようという考え方だそうだ。患者本人の回復する力を引き出そうとする試みである。
認知行動療法の手法を、患者が理解しやすいように応用した方法のようだ。
ある例。勝手に浮かんでくる不安や心配、葛藤、それを「お客さん」と認識する。認知行動療法の外在化の概念を分かりやすく表現している。「お客さん」が来た時の対処方を見つけていく。専門家が問題点を整理していく。患者さんの力を引き出していく。ある患者は、「お客さん」が来た時は、「棚上げ」という対処法をとることが出来た。「お客さん」のことを「おせっかいな門番さん」と呼んでいた。客観視出来るようになれば良い。
本人が主役で、周りが応援する。生きづらい世の中を生きるために。
このクリニックでは、デイケアも行われている。仲間の存在も大切な事だ。
ひだクリニック
私も時々NHKで拝見します。この時は見逃しました。
どんな場合でもご本人の感情を、見落とさないことがポイントなのですね。
一見して理屈が通らないことも、ご本人の感情の動きを追えると、理解がしやすいのは解ります。
ただ、そこまで周囲が見守る事を、できるかどうかギリギリの判断も、必要なのかもしれません。
しょうがいを持っていようと、いまいと、感情は変わらないことを、忘れないで接していけたらと思います。