トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

珍しいキノコ舞踊団八王子公演、なんて人間の身体は素晴らしいんでしょう

2010-03-13 23:40:07 | 演劇・舞台
 今日は、お馴染みのいちょうホールで、珍しいキノコ舞踊団が公演があった。
生憎と透析日、しかし、半分の希望を持って、朝の透析に臨んだ。開始は、10時12分。うーん、間に合うかどうか、微妙な時間。かくて、4時間の透析が始まった。今日は、時間との戦いと思いつつ、患者同士の会話、昼食、DVD「冒険者」観賞、いよいよ透析終了。止血を今か今かと待つ。血圧を測って、帰り支度が2時半。跳んで行こうと思ったら、腕の裏の方のシャントの穴から出血。こんな時に何故?再び、指で上から抑える。直ぐに出血は止まる。トイレに行き、ロッカーで慌てて着替え。時間は、2時40分頃。さあ、間に合うか。クリニックから、図書館にもよらずに、一路、いちょうホールへと駆けたり、早歩きしたり。
 執念で2時52分頃、ホールに到着。当日券を買って、急ぎ、観客席に。前から2列目の真ん中に席あり。ホッとする。気温が高かったので、汗が噴き出た。かくて、無事に公演を観ることになる。

 面白い名前の舞踊団である。現代ダンス、僕の専門外。クラシックバレーは、去年は、この大ホールで、地元のバレー団「シャンブルウエスト」のくるみ割り人形を暮れに観賞した。一昨年は、同じバレー団の公演で、コンテンポラリーダンスも観ている。モダンダンスとの違い、よく分かりません。

 舞台が狭いのか、演出上の都合か、張り出し舞台になっていた。不謹慎だが、ストリップ劇場を思い出す。
 舞台上手に、白い風船の樹のような集合体が立っている。

 3人のダンサー登場。ダンスを理解しない僕は、素直に観ることに決めた。

 人間の身体表現を楽しむ。身体と対話。ユーモラスが動きと優雅な動き。

 舞踏のような表現も観られた。

 マイクの登場には、驚いた。マイクのスタンドと使ってのパフォーマンス。何と、歌い出した。主婦の平凡な、何の変化もないような一日を、朝の目覚めから夜の訪れまで、歌い出す。日常を描くのだが、時折、その裂け目から、何かが見えてくるようだ。箱と小道具を使ったコント風のセリフ劇もあり。日常だが、何たる悪意も垣間見ることができることよ。

 結局、人体が見せる様々な表現を堪能出来た。美しくも、可笑しくも、不思議な動き。ダンサーの身体のよく動くことよ。

 そう、公演の題名は、「あなたが『バレる』と言ったから」

 最初の公演の時は、6人のダンサーだったという。公演を重ねていくうちに、ダンスの形も変わるという。今回の八王子公演も、そういう意味でも、1回性のもの。だから、舞台を観るのを止められない。

 観客の雰囲気も、微妙に舞台のパフォーマンスを変化させうるのだから。

 モダンダンスもいいものだと思った。

 透析後、慌てふためきながらの会場への道行き、これも僕のあきれたパフォーマンス。


 ☆2010年3月13日㈯ いちょうホール(小ホール)

 珍しいキノコ舞踊団公演 あなたが『バレる』と言ったから

 構成・振付・演出:伊藤千枝
 出演:山田郷美 篠崎芽美 伊藤千枝


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