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抗うつ薬、軽・中度患者には「効果薄」/気になるニュース

2010-01-12 00:07:21 | 病気
抗うつ薬、軽・中度患者には「効果薄」(読売新聞) - goo ニュース

 最近、増加しているうつ病に関するニュースで、安易に薬を処方することへの疑問と、他の療法の必要性を考える内容のようでもあった。

 うつ病の症状が軽度から中程度の患者は、抗うつ薬を飲んでも効果がないか、あってもわずかとみられ、別の治療をした方が良いとの研究結果を、米国ペンシルベニア大学のジェイ・フルニエ氏の研究チームなどが発表した。これらは、5日の米内科学会誌「米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)」に掲載された。

 日本でもよく使われている新規抗うつ薬「SSRI」か、三環系抗うつ薬を使った患者と、有効成分を含まない偽薬(プラセボ)を服用した患者の回復度を6週間以上比較した六つの研究(成人の外来患者718人)のデータを集め、再解析した。

 抑うつ気分や仕事への興味など、うつ病の症状を点数化した評価法(ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton Depression Rating Scale)を用い、症状の重さごとに、軽症・中等症、重症、最重症の3段階に分け、偽薬を服用した場合との効果を比べた。その結果、軽症・中等症のグループと、重症患者のグループでは、回復度に薬の効果を示すほどの差はみられなかった。最重症のグループでは「臨床的に意味のある差」が認められた。つまり、研究の結果、抗うつ薬は、症状の重篤度に応じて、効果が大幅に変わることが分かった。非常に重度の症状を伴った患者には大きな効果があった一方で、軽度から中程度、重度のうつ病に対して、抗うつ薬治療の効果はまったくないかごくわずかだったということである。

 研究チームは「抗うつ薬の研究は重症者だけを対象に治療効果を調査したものが多く、それが効果の根拠とされてきた。重度以下のうつ病治療にに対しては、抗うつ薬は効果があるという証明のための証拠は不十分である」としている。


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