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重度障害児の逸失利益認定=最低賃金基準に算出、判決は初-青森地裁/気になるニュース

2009-12-27 00:05:52 | 法律・裁判
重度障害者の逸失利益認める 施設内での死亡事故(朝日新聞) - goo ニュース

重度障害児の逸失利益認定=最低賃金基準に算出、判決は初-青森地裁(時事通信) - goo ニュース

 12月4日に、重度自閉症のたっちゃん(当時16歳)が交通事故で亡くなった事件に対して、ご両親の起こした損害賠償請求の民事裁判で、和解により、たっちゃんの逸失利益が認められたことに関するニュースをブログで投稿した。
 たっちゃんのお母さんの、生きている存在ということが認められたという気持ちには、共感させられた。

重度自閉症者の死亡事故で和解 逸失利益支払いで、札幌地裁/気になるニュース

 今回、重度障害者の事故をめぐる裁判で、和解ではなく、初めて判決で逸失利益が認められた。

 北海道北斗市にある知的障害児施設で2004年、入浴中に死亡した重度の自閉症の少年=当時(16)=の両親が、施設側の安全配慮義務が足りなかったなどとして、施設を運営する北海道の社会福祉法人「侑愛(ゆうあい)会」と女性職員に計約7340万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、青森地裁(貝原信之裁判長)は25日、少年の逸失利益を認定し、慰謝料の支払いと合計約3200万円の支払いを命じた。

 原告側の児玉勇二弁護士によると、重度障害者の死亡事故をめぐる逸失利益の訴訟で、最低賃金を基準に支払金が算出された和解例はあるが(先のたっちゃんのケース)、判決は全国で初めてという。

 貝原裁判長は少年の逸失利益について、「一定程度の就労可能性はあった」と認定した。青森県の最低賃金に基づき、一般的に就労が可能とされる67歳まで働いて得られたはずの収入について生活費などを差し引き、約600万円と判断した。このほか、慰謝料の支払いも認めた。

 判決によると、少年は04年6月、同法人が運営する知的障害児施設の寮で入浴中、てんかんの発作で意識を失ったとみられる事故で水死した。 

 和解のケースと共に、その地域の最低賃金をもとに計算される動きが出てきた。注目すべき裁判であった。


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