最初に、今回の熊本地震の被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
少しでも早く安心出来る生活を取り戻せることをお祈りします。
昨日、明日はクランク交換だと早く床に付こうとした時です、もうちょっと調べ物をして…とキーボードを叩いていたとき、「あれ?ディスプレイの位置が動いた?え?何?俺が揺れてるの?」
それはふわー、ふわーとしたゆっくりした横揺れでした。震度で言えば2と言ったら大げさかなって感じ。全くの音は無い、静かな静かな揺れです。その静寂から、いつ「ガタガタ、ミシミシ」という揺れになるのかと思うと、阪神大震災、鳥取県西部地震で体験した揺れの記憶が蘇ります。揺れの記憶と言っても高々震度4。足を踏ん張り、歯を食いしばり、次の揺れを…。しかし、その揺れは来ませんでした。揺れたのは20秒ぐらいだったと思います。
ひょっとしてと、Yahoo!のトップページと、テレビはNHKと付けると、1時25分の地震の報道をしていました。夜の、電気も自由にならない現場でのレポートに戦慄を覚えます。
なんとさっきの揺れは長野県まで到達したとのこと。そんなのを聞くと、揺れても無いのに、体の平衡を保てません。
そして、俺の血の気が引いたのは、テレビ画面に次々と現れる緊急地震速報のテロップ。そのたびに熊本が震度6とか、震度5とか。
俺は震度4でもあれだけ怖かったのに、数分ごとに次から次へと予告も無く揺らされる恐怖。どれだけの恐ろしさなんだろう?そして、同じ日本にいる限り、明日は我が身のこと…。
テレビからの情報が一段落した2時半頃、布団に入りましたが、うっすら見える天井が揺れているように見えます。目を開けないようにして…。
気付いたら朝でした。5時半ぐらいだったかな?テレビを付けると、阿蘇の土砂崩れの映像、すっかりはげ頭になった熊本城の映像。正直、気が滅入る訳です。
こんな時に、キャッキャと自転車いじり遊びして、そんな事して良いのかと。
しかし、何もしない者の自粛もそれはまた無駄な訳です。
だから、俺は今日も予定通りの自転車いじりをすることを選択しました。
もし、俺が被災したときは、関わりの無い人には普通の生活をしてて欲しい訳ですもん。
だから、今日はいつも以上に真面目に自転車いじりをしました。(と言っても、いつも不真面目にやってる訳じゃ無いが。)
前置きが長くなりました。さ、ここからはいつものテンションで。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100
今日は、クランクを外したところから。
左がTIAGRA FC-4500、右がULTEGRA(相当) FC-R700です。
TIAGRAは重たいだろう?と思っていましたが、960gでFC-R700と比較して僅か80gの差でした。
印象的なのは、TIAGRAはアームがごつく、FC-R700は、薄く、断面が楕円になるようなデザインです。
こんなところをエアロ形状にしたからと言って、走りに影響は無いと思いますが、そこら辺はデザイナーのこだわり。また、それを簡単に手に入れられ、ポン付けで導入出来るというのは、自転車いじりの醍醐味ですよね。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4, ISO 100
アウターのチェーンリング裏側にはFC-R700の細かなチェーンキャッチの工夫が見られます。ポッチ部分だけで無く、チェーンがかかりそうなくぼみを施し、より確実なギアチェンジが出来る様になってますね。
クランクアームの軽量化はTIAGRAは単に溝を掘っての肉抜き。FC-R700は中空クランク。機能美ですね~。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100
で、次はホイール外し?
最近雨に濡らすことが多くって、ハブ付近が泥んこだったので、重点的に清掃。
あともうひとつ…
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100
ちょっと前に購入して、取り付けるタイミングを失っていた ULTEGRA CS-6500です。
貧脚の俺は、坂を登るときは最大ギア23Tでは無理。25Tは欲しい。最小ギアも13Tより少ないのは使いこなせない。
と言うことで、翡翠丸Aの時に使っていたULTEGRA CS-6500(13T~23T)を諦め、SC-HG50(13T~25T)を使っていたのですが、これがやたら錆びるので、困っていたところでした。
(結構まめにさび取り材で頑張ってんたんだけど、限界超えたw)
そんな時CS-6500の(13T~25T)を見つけ、出会い頭ポチです!
…でもギアの歯数が変わる訳じゃ無いので、手を汚してまで交換する気にはなれず。引き出しの奥で出番を待たせていました。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/4.5, ISO 100
さてフロントディレーラーも交換なんですが、ギリギリアウトのところにネジの位置が合って、六角レンチでアクセス出来ない…。ボトルケージが邪魔なんです。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/5, ISO 100
ボトルケージのネジを緩めると、いくらかボトルケージが傾けることが出来、最小限の手間で、フロントディレーラーを外すことができました。
うーんシフトワイヤー錆びてますね~。確か、ジャグワイヤーなんかのサードパーティの製品だった記憶が。やっぱシマノのものを使った方が、長持ちして安上がりってことなんかな?
ここまで外すことは滅多に無いので、このチャンスにキレイにしておこう。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/4.5, ISO 100
今までお世話になった、105 FD-5700。特に何が悪い訳じゃ無いけど、アルテグラと交代です。
コイツはガイドがネジ止めで無く、チェーンを抜くときは、一度チェーンを切らないといけないのが面倒くさい。
今回はピン外しを寸止めして再利用しました。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/160s, f/5, ISO 100
ふと気付いたクランクキャップの違い。
どっちがFC-R700でしょうか?
正解はもちろん右側。こんなところまで肉抜きをして、下位グレードとの差別化をするのかシマノ!!
つーか、どうせ同じサイズのパーツなんだから、全グレードで軽量化したもの使えば良いじゃんw
お、日が差してきましたね。今日も暑くなりそう…。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/5.6, ISO 100
とりあえず、クランク取り付け完了。
ただ、ここからフロントディレーラーの位置調整という結構面倒な作業があります。
まあ、そこはサクッと終わらせ、試運転。スプロケットやクランクにまだ注油していないので走りは今イチだけど、前ギアの変速は明らかにスパンと変わるようになりました。いいねぇ。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/5.6, ISO 100
定点撮影。
うーんクランク浮いてる?色が明るすぎたかなぁ?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/250s, f/6.3, ISO 100
ふと思ったんだけど、この世間で不評のチェーンリングの色って、このホイールの色と一緒じゃない?
と言うことは一見でアルテグラだよって色なのかな?それを、ある意味アイデンティティをバッシュガードで隠したのってNG?
そう言う事なら、明るいシルバーのホイールに履き替えるのもアリだなぁ。
実は、チューブレスレディというものに興味を持っておりまして、そのパーツを集めてホイールを手組みしたら、チューブレスいけるなぁと。
まだ、妄想の段階ですが。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/5.6, ISO 100
この前見て驚いたんですがリアタイヤのロゴが消えかかっていました。
通勤で使うだけだから、そんなに距離は乗ってないよ?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/250s, f/7.1, ISO 100
フロントはこんな感じでまだまだ綺麗。
とりあえず、翡翠丸Cのアルテグラ化は、これにて終了です。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 500
次に、翡翠丸Cから取り外したクランクは、分解洗浄。ボルトを青に変えて、翡翠丸Oに取り付ける準備をします。
うん、どっちも翡翠丸なので分け隔てなく、どちらも青化していこうかなと、2台分ボルトを購入していました。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 800
さあ、翡翠丸Oの方はBBシェルを加工しないといけないので、大変ですよ?どんだけ作業に時間がかかるかも未知数。
とりあえず、テーパースクエアタイプのBBを外さないと。これが大変なんだよね。でもこれだけあれば
でも一番左のBB外しがあれば、楽勝…のはず。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/250s, f/10, ISO 100
楽勝でしたw
一度外して、ちゃんとグリスアップしていると、ここまでも作業が思い通り行くのかと。
でも、BBシェルに大量の錆び水がたまっていて、外れたと同時に、どばーって出て来たときには驚きました。この頃ちょうど正午頃。日差しが熱い。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/8, ISO 100
さて、一般的なママチャリは、BBシェルの幅が70mmになっています。ところが規格があるんですけど、ロードの場合ここは68mmとなります。
と言うことは2mm詰めてやる必要があります。言うのは簡単ですが、どうやってやんのか?
とりあえずSM-FC4500(TIAGRA用のBB)を取り付けてみます。シェル幅は違いますが、取り付けのねじ切りは全く同じなのでBBの取り付け自体は加工無しで可能です。
ただ、ホローテックのクランク軸は右クランクに固定されていますので、シェル幅が違うと、クランク軸の突き出し量に影響し、左クランクが取り付け出来なくなります。
じゃあ、なんで仮に取り付けたりするのか?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/10, ISO 100
チェーンラインを見るためです。
チェーンが一番効率よく回るのは、前ギアの真後ろに後ろギアが来れば良い訳です。これが斜めになるとその分チェーンに負担がかかり、それを回す足にも負担が。
さて、写真の都合上、中心より僅かに右脚側から撮影してますので、少し歪んで見えますが、実際は前がアウターの時、その真後ろには7速(最小ギア)が来ます。
俺は、アウター×7速の組み合わせはほとんど使いません。このままではあまり良いチェーンラインとは言えません。
俺が常用するのは「アウター×3速~5速」です。その辺りをチェーンが過度に斜めにならない様に使用するためには、クランクの位置を今より中央の向けてオフセットしてやると良いということになります。
さて、今回BBシェルを2mm削る訳なんですが、どっち側を削ったら理想のチェーンラインになるか、今回の場合は右脚側のBBシェルを削り、より内側にクランクを取り付ければ良い。そう言う事ですね。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/10, ISO 100
で、BBシェル開口部を見ると、入り口が、ちょうど2mm入ったところからねじ切りしています。なるほど、この段差まで削って行けば、手作業でも間違いなく2mm削れる?
いちいち、どこまで削ったかノギスで測りながら68mmにしていくのは辛いなぁと思っていたので、この形状はラッキーです。
さて、どこで削ろうか?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/9, ISO 100
自転車のことを考えたら、毛布でも敷いてやれば良いのかもしれないけど、そんなの持っていないので土の上で。
削るところがグラグラすると、真っ直ぐ削れているか分からなくなるので、レンガを重ねて向きを固定。これでまるで、万力に固定したような作業効率?
…ですが、実際は、これをウンコ座りで削る訳ですから、思うように力がかからないw
ちょっと場所間違ったなとw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/8, ISO 100
大きく平らな金ヤスリで、まんべんなく削って行きます。
でも、これって…木工用じゃ無かったか?
まあ、気にしない。押すときに力入れたら結構削れる(ような感じで削りカスがでる)し。こういう使い方は中学の時に習った技術の知識が役に立つ。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/8, ISO 100
削り始めて15分経過。目標までもうちょっと。
もう汗だくだく、握力も無いしw
やっぱこの手の作業は、滑り止め付きの軍手がいるねぇ。
ただ、鉄粉が繊維に入り込んだら、軍手がダメになる、勿体ない!って思って使わなかった。軍手なんて使い捨てで良いのに、ケチだね、俺w
さあ、ラストスパート。憧れのホローテックは目の前だ!
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/9, ISO 100
削り始めて25分後。あらかた完成。小さなヤスリで削った面を整えたり、怪我しないよう面取りしたり。
ちなみにプロショップで、こういう作業を頼むと、フェイスカッターなる道具でサクサク削って貰えるらしいです。
ただ、ママチャリ持ち込んで「コイツバカ?」って顔で見られた上に、工賃払うとか、バカ高い工具を買ってまでDIYするとか…
手でやりゃ良いじゃん。俺はこのために親に二本の腕を付けたもらったんだから。そんな勢いでw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/5.6, ISO 100
さあ、チェックだチェック!(by好雄)←分かるヤツいるかなぁw
は、ピッタリ68mmです。…正確に言うと67.6mmか。まあ、誤差誤差w
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/8, ISO 100
で、削った側のBBを取り付けて見たところ。
う、ビミョーに、しかも広範囲で、削りすぎとかw
でも大丈夫w ねじ切ってあるんだから、切り口は斜めになってても真っ直ぐ入っているから。
ただ、削った面、一応気休めにグリス塗ったけど、ここから錆びていくよねぇ…
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/320s, f/8, ISO 100
反対側。こっちは何の問題も無く。
そしてホローテックのBBを装着したトンチンカンなママチャリ爆誕!!
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/250s, f/7.1, ISO 100
定点撮影。
あとはトントン拍子で完成!!ごっついクランクの付いたママチャリになりましたw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/160s, f/5, ISO 100
あ、ついでにサドルも交換しました。
FC-R700を購入するときに、「あと1,000円で送料無料」とか言われて、前から、翡翠丸Oの乗車姿勢ならもう少し柔らかいサドルが良いかなと思っていたので買いました。
送料800円がチャラになったので、500円ぐらいで買えましたw
それでもちょっと堅いんですが、使っているうちにへたるでしょうw
あと、サドル位置を1cmほど上げました。もう信号待ちは降りないとキツいです。縁石さまさまですw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/200s, f/6.3, ISO 100
うん、格好良いw 走りの感じはほとんど変わりませんがw
ちょっとやりきった感が出てくるなぁ。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/10, ISO 160
今日交換した2つのクランク。
違う色の組み合わせの翡翠丸Cと似たような色の組み合わせの翡翠丸O。
どっちが良いだろう?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/10, ISO 100
長らくお世話になったSORAのクランク。
でもBB交換しちゃったからもう使い道ないなぁ…。
どうしよう、嫁チャリにでも付けるか?(無理無理w)
ま、そう言う事で3時頃にはすべての作業は済みました。
…って、今日は板野酒造場の蔵祭りだったのに、行けなかったw
仕方ない別のお酒を飲もう。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/10, ISO 3,200
地酒ワインのお店武田でゲットの「大典白菊 純米吟醸酒 雄町五五」。
このお酒は日本酒バル解放区が、博多のイベントSAKE HOPPING HAKATAに岡山の酒代表として持っていった5本の酒の1本。
5本のうち、この1本だけ飲んだこと無かったので、次買うならこれかなとゲット。
数ある大典白菊の中でなんでこれを選んだのか、すごく気になったので。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/10, ISO 3,200
「雄町ならではの柔らかくふくらみのある味わい」と書いてるけど、思いっきりシュワシュワのお酒でした。コップに注いで、1時間ほど放置しておけば「柔らかく~」ってなるんかな?
そこまで待てないよw
すごく飲みやすくって、下手すりゃ明日には終わるかも?
…それは無いか、明日こそ板野酒造場の蔵祭り行ってくるから。