まず最初に、ブログのテンプレートを変えました。理由は気まぐれ半分。半分は前のテンプレートは文字が薄いグレーで正直文章が読みにくいんじゃね?って思っていたから。
前のはカワセミをイメージしての青系でしたが、まあ、それも含めたネイチャー系と言うことで、緑色で心機一転頑張ります!
で、この前、また機材が増えました。今度は「Canon EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM」です。
Canon EOS 5D + TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1
3.2s, f/5.6, ISO100
このレンズ、ネットでの評価は両極端です。批判する人は作りがちゃちだの、鏡筒が自重で伸びてしまう等の作りの甘さが気に入らないようで、評価する人は、6,000~8,000円の相場でありながら、価格では遙かランクが上の「EF 80-200mm 1:4 L IS USM」と十分肩を並べる、と費用対効果に満足しているようです。
そんなに安くて、作りが甘くてLクラスの画質?そりゃ試さなきゃ。で思わず購入してしまった訳で。
で、結論から言うと、「どっちの意見も分かるなぁw」ですな~。
確かに作りが甘い感じがします。特にズームリングのスカスカ感はすごく安物感を醸し出しています。あと、マクロっぽく距離メーターにチューリップの画が描いてありますが、全然寄れないw
でも、ちゃんと撮った写真は、「ほう…!」っと感心してしまう写りです。確かに価格的には普及型レンズのイメージですが、距離計が付いているとか、USM搭載であるとか、フルタイムマニュアル対応とか、普通にキャノンの中級モデルですから、そこそこ写ってもなんら不思議ではありませんが…。
では、早速写例を。
ちなみに、今回試験的にRAW現像にトライしました。確かに、思い通りの色合いとかに仕上げられますね。ヒストグラムとにらめっこして、いろいろ微調整という事ももちろんイイですが、ピクチャースタイルを変更するだけでも、「あれ?こんなんだったっけ?」と言う回数は減ります。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/200s, f/6.3, ISO200
撮影テストで、良くある自動販売機の撮影w
若干ガラスに映り込みがありますけども、歪みは若干樽っぽい感じもしますが、真ん中のWANDAと左下のWANDAを比較しても、中央と、周辺で描写に違いがある、そんな感じは無いです。ちなみに手持ち撮影です。
この程度の撮影ならISは不要ですね。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/400s, f/8, ISO200
多分、藤の一種。青、白、緑、ちょっとキレイなモンだから撮ってみた。余りよく考えずに撮影したけど、うまく立体感のある写真にまとまったような気がする。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/400s, f/8, ISO200
いやー久々の快晴。…嘘w
本当はもっと白っぽい空だったが現像時にピクチャースタイルを「風景」にすると、青と緑を強調するような仕上がりになる。
とは言え、俺はDIGIC2の控えめな色合いが好きなので、ちょっとこれはどぎつい印象。しかしコンクールなどで評価されたければ、こうした鮮やかさは必須かもな~。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/500s, f/7.1, ISO200
菖蒲の紫は、今までなかなか自分の思ったような色にはならなかったのですがRAWからの現像だと、割と近づけられますね。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/400s, f/9, ISO200
ところで、70-200mm付近のレンズのオーナーって、撮り鉄の人が多いんですよね。だったら、俺も電車を撮って見ようとトライ。これ以降、一脚を使用しての撮影です。
とりあえず踏切がカンカン言い出したので、電車を待ってみるとおんぼろの貨物車がw おーい、掃除してやってくれよw
で、この車両に運命を感じちゃうのが、顔に書いている型式。「EF 210」ですってw
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/500s, f/8, ISO200
正直、電車を撮るのは数回目で、まったくそのノウハウを持ち合わせていないのですが、USMの機敏なピント操作のお陰で、難なくまずまずの写真がいけます。順光ならばこんな感じで綺麗に写ります。
「水平取れてないぞ」って突っ込みはナシでw
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/250s, f/7.1, ISO200
逆光は、うーん、やっぱりいろんな所が白飛びしまくちゃっています。
これは70mmで撮影。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/800s, f/9, ISO200
210mmだとこの迫力。鉄橋前で若干スピードは落ちてるとは言え、素人がこんなにくっきり撮ってしまって良いんだろうか?
鉄な人のステップアップには、このレンズはアリだと思います。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/400s, f/8, ISO200
で、その鉄橋。枕木の陰影とか結構くっきり撮れてて、力強さを感じます。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/400s, f/9, ISO200
某ラブホテルの壁w
レンガがキレイに撮れています。
え?出口から、猛スピードで朝帰りする車を流し撮りしてやろうととか、そんなんじゃないですよw
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/500s, f/8, ISO200
今度はマクロ撮影のテスト。このカメラ、最小撮影距離は1.5m。ちょっと離れての撮影。一脚がないと不安。でも、一脚で十分か。
想像以上にイイボケしています。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/320s, f/6.3, ISO100
矢車菊。電車をシャープに写したり、背景を激しくぼかせたり、芸達者なレンズですなぁ。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/200s, f/6.3, ISO100
レンゲ畑を70mmで。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/250s, f/5.6, ISO100
同じく210mmで。
いやーホント、レンゲ畑に日が差すと、良い写真になりますなぁ。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/500s, f/8, ISO100
一脚を使っていると縦位置の撮影がやりにくいのが玉に瑕。
それでもこんな感じで。
ちょっとだけ群生してるんだけど、良いぼけで辺り一面、この花が咲いているよう。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/250s, f/7.1, ISO100
この前、モミジに花が咲いたと思ったら、もう羽根付きの種が、落下のスタンバイをしていました。秋以外にもモミジは頑張っています。
Canon EOS 5D + EF 70-210mm 1:3.5-4.5 USM
1/250s, f/5, ISO100
この花の名前はカザグルマって言う名前。まさにそのまんまw
日陰での撮影だったけど、その分ハイライトの部分が無くなって、質感がバッチリ出ている。「これ、Lレンズで撮りました。」って言ったら半分以上の人が騙されそうだ。
…とまあ、なかなか良好なレンズです。安価で、作りもちゃちなので、所有する喜びには欠けるところがあると思いますが、どっこい、しっかり仕事はこなします、と言う風なレンズ。Canon EF 50mm 1:1.8 IIと同じ臭いのするレンズです。
でも、このレンズ、ドナドナ予定w
だって、TAMRON SP 70-210 F/2.8 LDも買っちゃったからw 多分、今後出番がなさげかもw
貨物先頭車両って、見るたびに思うよね、、
洗ってあげろよ!とw
それでも、5Dでも眠いなーって写真しか撮れないレンズもあるので、やっぱり、このレンズのポテンシャルはなかなかと思います。