靴もステアリングも皮だもんね。アドカラーを使ってのステアリング修復に挑戦！

えーっとまずは衝動買いのご報告。

Canon EOS 5D Mark II ＋ Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 800

ランエボ４のステアリング買っちゃいました。ヤフオクの出品写真もこんな感じの角度から撮影していたので、「お、掘り出し物かもな？」と思って。

あと、このステアリングにはピーーーが入っていたので、結構お買い得でした。

 

なんで、この前交換したのに、また買ったのか。

拭いても拭いてもタバコの臭いが取れないんだよ、あのステアリング。その上、手に臭いが移る。お陰で帰宅後の手洗いが習慣にｗ

まあ、見た目もアレだったので、いい状態の物があったら買おうと決めてたのでした。

今度のはラリーアートじゃないのが若干残念ですが、まあ、ランエボ仕様なので、一長一短という感じでｗ（何が？）

 

で、到着後、やっぱりいくらかたばこ臭がする。まあ、今までの10分の1ぐらいだけど。仕方ない、ここはマジックリンで、ゴシゴシゴシだ！

…やるんじゃ無かった。

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1/40s, f/2.5, ISO 2,500

臭いと一緒に、小傷から水が入って広範囲に表面の皮が剥がれる状態に…。

まさか、こんな事になろうとは…。これは見た目も汚いけど、何より手触りが許せない。

 

…で、またヤフオクで良いヤツを買っちゃうの？

そんな金があったら、皮の張り替えでもしようかなと思って、業者に頼んだら3万円位で新品の皮を張って貰えることが判明。業者が出来るんだったら、DIYでも出来るんじゃないかと、色々検索。

すると、張り替えで無く「修復」というキーワードにたどり着く。

 

なになに？アドカラーという靴を修復するものを使えば、ステアリングや皮シートの荒れた表面を修復可能…とな？

そのアドカラー…お高いんでしょ？え？送料込み600円ぐらいのもの？即ポチリです。

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1/50s, f/2.5, ISO 400

で、早速到着です。

なんか絵の具みたいですね。

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1/40s, f/2.5, ISO 800

ではまず、塗装前には脱脂です。最近よく使うなぁ、このスプレー。

ただ、部屋の中なので、ティッシュにスプレーして、ステアリングの補修箇所を拭きました。

そしたら、表面が荒れるほど洗ったはずなのに、まだティッシュが黒ずむ。しつこい汚れだｗ

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1/3s, f/11, ISO 3,200

脱脂後の傷。

こうしてマジマジ見ると、傷の深さも種類も色々だなぁ。

こんな傷を、あんな絵の具みたいなので消せるのかなぁ？

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1/2s, f/11, ISO 3,200

アドカラーの塗り方は、筆で塗ったり、ヘラで盛ったりと色々あるけど、ネットで評判の良かった指で塗り込むってヤツを試してみた。指は汚れるが、背に腹は替えられない。

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1/3s, f/11, ISO 3,200

そして塗り塗り。

事前に仕入れた情報では、塗るのは手早く一気に。3回ぐらい塗り拡げたらもうやめた方が良いらしい。確かに塗り拡げた瞬間から硬化が始まる。

何回も擦ったら、表面を荒らすだけだろう。

俺の場合、指先のアドカラーをステアリングに載せ、四方八方に伸ばし…の繰り返し。

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1/3s, f/11, ISO 3,200

一通りの傷を隠すように塗りたくる。…結構ムラになってるなぁ。

この塗料は乾くのが早く、こんなに盛っても30分後には、この表面で固まっている。ペンキ塗り立て風だけど、普通に触って大丈夫。

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1/5s, f/11, ISO 3,200

数時間後。ある程度表面がなめらかに。

しかし、下の傷が浮き上がるような所もあり、もう少し工夫がしたい。1日目はこれにて終了。

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1/8s, f/11, ISO 3,200

ところで、アドカラーを指で塗ると、手が汚れます（当然ｗ）。

汚れを速攻で取るには、なんとアルコールが有効！

手指消毒用のアルコールが役に立ちました。

 

この手を洗う行為が、今回の勝利の鍵だったりする。

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1/15s, f/11, ISO 6,400

翌日。

完全に硬化したアドカラーの表面を紙やすりでなめらかにしてみる。

ここでコツを。

最初は小さな範囲を擦るんだけど、ある程度なだらかになったら、30°分ぐらいなでるようにした方が一部分だけ艶が無いみたいな事は無くなる。

それから、紙やすりは交換しない。ある程度目詰まりした紙やすりの方が、何回も擦れるので、少しずつでも調整がやりやすい…気がする。

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1/6s, f/6.3, ISO 800

キレイなところはキレイだけど、そうじゃないところは、アドカラー2回目で穴埋めかな？

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1/2s, f/6.3, ISO 800

と言うことで2回目のアドカラー塗り。

 

♪アドカラーも二度目なら～　少しは上手に～　ムラの無い塗りを～　してみたい～

と、気持ちは中森明菜ｗ

 

…まあ、そんなに簡単には上達しませんってｗ

ちなみに、ステアリングの下の水色の物はごみ箱。今回ステアリングの固定に大活躍。乾燥にも丁度良いしｗ

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1/20s, f/6.3, ISO 6,400

そして数時間後。また紙やすりで表面をならします。

よし、今度はどこに傷があるかも分からない感じ。

 

よし！仕上げに行こう！

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1/40s, f/6.3, ISO 6,400

ここで、手洗い用に用意したあのアルコールをティッシュで塗っていきます。

紙やすりでザラザラに荒れた表面をアルコールが溶かし、なめらかにしてくれます。

ティッシュを見れば、結構溶けているのがおわかりでしょう。

 

なんか良い感じの艶も出て来ましたよ。

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1/2s, f/6.3, ISO 800

どや！まあまあキレイな表面になったっしょ？

 

ここでアルコールを使うのは、昔、プラモ少年だったときに、パテを少し溶かして表面をなめらかにするときに、プラモの接着剤を使ったのを思いだして。

こんなところで溶きパテの記憶が役に立つとは。経験って大事。

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1/3s, f/6.3, ISO 800

再びどや！！

もう傷がどこにあったかも分かりませんよと。

艶の質にムラがあるんだけど、これは使っていれば、手指の脂でもう少しテカって、良い塩梅になるんじゃない？

この状態で一晩おきます。

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1/5s, f/6.3, ISO 800

と言うことで修復完了です。

ステッチにも紅を差して古さを感じさせないように…。

 

後は取り付けなんだけど、いつやろうかな？

ステアリング交換はバッテリーを外して行うもんだから、ルームランプも点かないので、夜の作業は厳しいんだよねｗ

 

とりあえず、アドカラーの使い方と、俺なりの修復方法でした。

今回は大きな傷だったり、広範囲だったりですが、米粒ぐらいの傷だったら、本当にキレイに消えます。ステアリングでお困りの方、ひとつトライしてみては？