と言うことで、オークションで落札した、アレがやってきました。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/5s, f/5.6, ISO400
ベルボンのマクロスライダーです。相場では7,000円ぐらいのものですが、安く出品してあり、知らない人が見ると何に使うか分からない道具のためか、そのまま安く手に入りました。3,400円だったかな?相場の半値です。
見てのとおりベルボンのネジの頭の部分に傷が入っていますが、そんなの気にしちゃいけません。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/3s, f/5.6, ISO400
違う角度から見ると、もうまるで大砲のようなフォルム。これを三脚に付けてみますと…。ん?大きくなって50mmでは全体を写しきれないか。28mm単焦点にチェンジ。
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/8s, f/5.6, ISO400
ベルボンの三脚と雲台、ベルボンのマクロスライダー。別々に購入したものですが、こうして組み合わせると、その機能美にうっとりしますな。そして、各のパーツが実に頑丈。信頼できる道具とはこういうものかなと。
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/5s, f/5.6, ISO400
そして、アングルファインダーとCanon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACROを装着したEOS 5Dを装着。
これが今年の春の俺のマクロスタイルw
マクロスライダーは、カメラの前後と左右を精密に微調整できる装置です。ギリギリまで被写体に寄って撮影したいときに、薄~い被写界深度で、1カ所だけにカリッカリのピントを合わせたいとき等に役に立つことを期待しています。
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/5s, f/5.6, ISO400
ローアングルから。このカメラに撮られる被写体の気分でw
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/3s, f/5.6, ISO400
この位置調節ネジの多さが、メカ好きのハートを揺さぶります。どんな角度からでも被写体を狙うぜみたいな。
なんかこれは、もうウオーカーマシン(アニメ「戦闘メカザブングル」に出てくるロボットの総称)ですね。悪そうなメカだw
なんて…悦に入って撮影をしていると、身体の向きを変えるときに、腰に何かが当たりまして…
「コト、ゴロゴロゴロ、パッカーン」
え?何か凄く嫌な予感…机の上に置いていた、倒れたら転がりそうなものって…
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/5s, f/5.6, ISO400
ああっ!!Canon EF 50mm 1:1.8 IIが落下のショックで、本体から前玉ユニットが外れてしまったではないですか!
もともと軽いレンズではありますが、割れるときも軽い音でした。
あーーー、お気に入りのレンズだったのに。ショックはでかい。落下現場には、欠けた爪のようなパーツも。治るのか?
Canon EOS 20D + Canon EF 28mm 1:2.8
1/2s, f/5.6, ISO400
せっかくなので、中身を観察。
凄い!レンズ、モーター、電極以外はすべてプラスチック。ネジも1本ぐらい。完全に制作工程を重視したはめ込み式の設計。壊れたら買い換える、修理はしないできないと割り切った感じが、清々しさを…
…って、壊れたままじゃ困るw
良く中身を観察すると、前玉ユニットをモーターユニットに固定しそうな爪は4本。そのうちの1本は落下のショックで欠けた。でもまあ、3本しっかり利けば、固定は出来るだろう。
多分それだけ。
向きを合わせて、グッと力を込めて…
いや、そっと力を入れただけで、前玉は吸い込まれるように本体に収納。割とがっちり固定された。ピントリングを回すと、前玉が出たり入ったりする。うむ、正しくはめ込まれたらしい。
ただ、(中身を見たあとではそうは思えないが…)レンズは精密機械。ショックでモーターが壊れたとか、レンズが歪み、撮影が出来ないなんてことも考えられる。とりあえずカメラに装着して撮影してみる。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/2s, f/5.6, ISO400
ジュルルル、ジーコ、ジーコ。ピピッ!、バカン!
最初のジュルルは今まで聴いたことのない音だったが、こんな音がしたのはこれ1回だけだった。(バカン!はシャッター音です。)
どうでしょう?ピンがあっているところはバッチリだし、歪んだようなボケもないし。これはしばらく、このまま使えそうですね。まあ、壊れたとしても、50mmの単焦点はCanon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACROもあるし。
え?そんな事よりEOS55が大きくなっていないかって?
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/2s, f/5.6, ISO400
当然、マクロスライダーと同時に落札したバッテリーグリップも届いていました。かなりごつい印象に変わりますね。(レンズは重いと自立できなくなるので変えました。)
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/3s, f/5.6, ISO400
縦位置のグリップが、途中で終わるようなデザインになっています。それって中途半端かな?と思っていましたが、実は構えてみてその意味が分かりました。
端までグリップがあると、ズームリングを持つ左手に当たってしまいます。そこにスペースがあるから下からも上からもピントリングが操作できる。なるほどね。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/2s, f/5.6, ISO400
後ろから見ると弁当箱のようですw
かなり重くなるような見た目ですが、なんのことはない、ただのプラスチックの箱なので重くなったかどうかも分からないぐらいのもの。取り回しには影響ないようです。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/3s, f/5.6, ISO400
グリップの中はこんな感じ。標準の電池はこんな感じで収まりますが…
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:1.8 II
1/4s, f/5.6, ISO400
うう、ちょっとピンぼけw
電極の位置を変えるだけで単三電池にも対応。これはアイデアです。(5D用なんか、別売りの電池ボックスが要るからなぁ…)
これで、フィルムカメラのコストを上げる原因のひとつ、高い割にはすぐ無くなる電池を使わないといけないという呪縛から解放されたと。
バッテリーグリップは、カメラを重くするだけ、運びにくくするだけという印象だったけど、ちょっと印象変わったかも。縦位置の撮影が劇的に変わる予感。
こうなると、20D、5Dのも買おうかなと言う気がしてくるw
55のみたいに1,500円で買えればねw
【追記】
Canon EF 50mm 1:1.8 IIですが、撮影は出来ますが、ピントあわせで最低撮影距離以内に被写体があるときに「ガタガタガタ」と振動が来るようになりました。今までは4本の爪でしっかり留まっていたので、端っこまで回ってもそこで終わりだったんですが…。
まあ、普通に写るので、問題ないと言えば無いのですが…。
50mm F1.8の件はお気の毒ですが、コトセット・メムマにでもなおしてもらいましょう。または50mm F1.4を購入する機会なのかもしれません。おそらくそうです。
私の135判の所有機には全機にバッテリーグリップか縦位置グリップが着いています。バッテリー代を節約または電源を担保する意味で重要な役割を担ってくれていると思います。
適材を適所に配置なさっていて今後ますます ・・・というか毎日パワーアップなさってますね。私は年度末の忙しさから撮影どころか普段通りの生活もままなりません。