実は親父の葬式以降カメラを手に取っていない俺。
撮りたいものが無くなった…のだろうか?
いや、そんな俺を誘い出すように、庭の柵に、今年初のツグミが留まっていた。
いつもならば、そんな物を見ようものなら、防湿庫に駈けていき、すぐにサンヨンを手に取っていた。…けど、今はどうでもいい。
OLYMPUS OM-2N + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4 + Kodak Professional T-MAX 400
【今日の写真は本文とは関係ありません。】
俺は大丈夫。長男と言うだけで、今までも実家の家長の代行をいくつもやってきた。親父の死も覚悟していた。あっけなかったので、ダメージも少なかった。どうって事は無い。
死んだ親父は正直言ってどうでもいい。今までの事は感謝しているし、少し早い死に文句のひとつも言いたいが、それはあと何十年かあと、俺があっちに行った時に言えばいい。
心配なのはやはりお袋で、今はピンと糸が張った状態であるが、これが切れてしまわないように、緩めるにはどうしてやろうか。それを考えると胸が苦しくなる。
「時間が解決してくれる」そうなのかもしれないが、何も出来ないと言うのは、ただただ歯がゆい。
OLYMPUS OM-2N + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4 + Kodak Professional T-MAX 400
そんなドンヨリした気分で、目で、世の中を見たって、何も面白いと思わない。
ただ、親父の死が間近にあったんだと露とも思わなかった頃の写真を見て、あの頃は些細なことでもときめいていたなぁと振り返るのみ。
こんな色あせた世界に生きていると思っている時にこそ、モノクロでも撮ってみようか?
ちょっと、そういう気にもならない。きっと、こういう時にしか撮れない写真もあるはずなんだけどな…。
仕方ないから、写欲が回復するまで、カメラのメンテナンスでもするか…と言うことでOM-2NとEE-3のモルトの張り替えでもしようと思っているところです。
今更ながら、撮影って気力だよなと思う今日この頃。
…あ、こんなこと書くと、「アイツ大丈夫か?」って心配かけちゃうかもしれないけど、写欲が無くなっているだけで、しっかり寝てるし、食べてるし、飲んでるし。体調はまずまずです。
メンタルは…そこそこですw
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます