風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

スローライフ

2008-08-11 | 北海道の夏 (2008)
8月5日

カーテンに写る木漏れ日の光に誘われて起き出す。
時間は5時。
いつもの私にしては相当に早い目覚めだ。
外は時おり聞こえる鳥の声以外は聞こえない。
緑の中の静かな朝だ。





今日は長い距離の移動のため、千歳を朝9時に発ち日高自動車道に乗る。
この高速道路は、まだ日高富岡ICまでしか開通していないためか暫定的に現在は無料。
一般道でも空いているものの、やはり高速を走ると楽だ。

日高富岡川からは国道に入り、ひたすら日高山脈に沿って北上。
峠を越えて日高の町に入る。

途中「鹿の飛び出しに注意」という看板が多い。
時には「熊・鹿に注意」という看板も。
快適なドライブに「熊・鹿じゃなくて、時には馬・鹿が出たりして」と冗談も出る。
(「それは俺のことか?」とひがむ人間も)


道の駅に隣接している食堂で昼食。
この辺りは「やまべ」という川魚が評判だというので「やまべ定食」を食べたのだが、
味は淡白すぎて特に特徴のない魚だった。


道の駅ごとに交代で運転をしていたが、
最後に私が運転した道路は、一般道路でありながら直線の長い距離。
草原の中をひたすら、まっすぐ。
どこまでも、まっすぐ。
更に、更にまっすぐ。

「真っ直ぐで、運転が楽でいいですな」と、夫が冗談半分に言うが、
なかなかどうして、こんな道なのにスピードを抑えて走る忍耐力は大変なもの。
70キロをキープして、後ろから来る車にも「お先にどうぞ」と丁寧に道を譲る。
アクセルを踏みたくなる気持ちをグッと抑えるのは、大人の冷静さがあってのこと。


目的の宿舎に到着したのは午後3時。
25坪ほどの2LDK。
建築後8年で、思っていた以上に綺麗だ。
窓から見える眺めは、牧草地が遠くまで続いている。

ここでの生活は22日間。
何故か電話も繋がっていなくパソコンも使えないが、
その不便さを持っても余りあるスローライフになるかもしれないと、期待を込めよう。

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