風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

秋田 マタギの里へ 《 森吉山の樹氷 》 《だまっこ鍋作り》  

2015-02-18 | 小さな旅

昨夜の宿は、40人の宿泊が可能という大型ペンション
大型と言いながらも、この季節は宿泊客が少なく、昨晩は私達を含め4名だけ。

 
朝食は、土鍋で炊いたご飯や、オーナー手作りのおかずが並ぶ。
こだわりの食材を使い、どれもが美味しい。

オーナーとの会話の中で、本当のご自宅が我が家に近いことや、
お母様が昔、私の郷里に住んだことがあったなどの共通のご縁が判明。
次回は、森吉山の花の季節にゆっくりと伺う事を約束した。


                                        

標高1454mの森吉山は花の百名山に入っており、
春から夏は高山植物の花が次から次に咲き
秋は紅葉
冬はスキーや樹氷見物
と、一年中楽しめる山だ

 
私達はスキーが全く駄目なので、今日は樹氷見物だけでゴンドラに乗る。
こんな楽して、一挙に山頂近くまで行けるのは本当に有難い。



暖かなゴンドラの中から周りの山を眺められるのは最高!
おまけに今日は風が強いと言う事でゴンドラのスピードを緩めているので、ゆっくりと眺められる。
スキーで滑るとあっと言う間だけれど、こうしてじっくり雪山を眺めるのもいいもんだな~と、
スキーが出来ない者の負け惜しみかな?


 
樹氷で真っ白な姿になったアオモリトドマツが、別名「アイスモンスター」と言われる通り、
奇妙な姿で楽しませてくれる。
が、風が冷たい
顔に刺すような冷たい風が吹きつけ、痛い感覚だ。



樹氷も綺麗だが、ここから眺められる山並みの美しさにも感嘆する。
遠くは八郎潟も見ることができて、寒かったけれどラッキー


                                        

昨日に続き、今日もまた郷土料理作り体験だが、
昨日と重ならないように、今日は「だまっこ(だまこ)鍋」
「だまっこ」の材料は「きりたんぽ」と同じだが、「きりたんぽ」のように焼く手間がないので、
思い立ったら簡単にできる



炊きたてのご飯をビニール袋に入れて、ご飯粒がなくなるように潰す。
(すり鉢で擦る方法もある)
食べやすい大きさに分け、塩水をつけながら丸める。
この塩水をつけることが煮崩れないポイントだとか。



鶏ガラでとった出汁に、鶏肉、マイタケ、糸こんにゃく、牛蒡、を加え、最後に「だまっこ」と葱を入れる。
今日は更に胡桃を擦ったものを上に盛り、コクをプラス。



ランチを兼ねて、山菜や野菜を使ったおかずも一緒に頂く。
指導してくださった方達が「田舎料理だから・・」と謙遜するが、とんでもない、どれも本当に美味しい



デザートに出してくださった黄色っぽい「バターもち」と、二色の「かまぶく」も手作り。
「バターもち」は最近作られるようになったものだが、
「かまぶく」は以前より、祝儀・不祝儀などで作られてきたお菓子で、
今日は「ひな祭り」バージョンでピンクと黄緑だが、その季節や行事で色を変えるそうだ。
味は「すあま」に似て、どちらもとても美味しい

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